バルト三国ラトビアのバス乗りこなしHow To!首都リガから地方都市への旅

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北ヨーロッパの国ラトビアは、国内長距離バスが充実!価格も安く、ツアーではなかなか訪れる事のできない地方都市に行けるバス旅はとってもオススメです。ちょっと不安なバスの乗り方をチェックして、首都リガを飛び出してみませんか?

庶民の足、旅人の強い味方!ラトビアの長距離バス

ラトビアは小さい国なので、長距離バスに乗ればのどかな地方都市に気軽に足を延ばすことができます。実家に帰省する若者、リガに買い出しに来た帰りの家族、バックパッカー…様々な人が乗り合わせる魅惑の空間・長距離バスに乗ってみませんか?

首都リガのバスターミナル"Auto Osta"(アウトオスタ)

ラトビアの首都リガの中心にある「リガ中央市場」の横にバスターミナルが隣接しています。ドーム型の5つの巨大な建物が中央市場。川を挟んでバスターミナルがあります。

ラトビア語でバスターミナルの事を"Auto Osta"(アウトオスタ)と言います。知っておくと便利かも!

建物に入ると正面に切符販売の窓口が、右手には国内線の時刻表があります。向かって左手の壁には大きな電光掲示板が架かっており、国際線の時刻が表示されています。

切符の買い方

切符は窓口で直接購入します。ラトビア語とロシア語が通じますが、英語はほぼ通じないので行先をしっかり発音するか、紙に書いて見せましょう。乗りたいバスの時刻も伝えます。お会計は現金、カードどちらでもOK。
【注意!】バス発車時刻の10分前を過ぎると窓口での切符購入はできません。乗りたいバスの運転手から直接買うことになります。

このレシートのような物が切符です。乗車時に運転手に見せましょう!バスの発車時刻、行先、プラットフォームの他に"Vieta"という項目があり、数字が書いてあります。これは、切符を購入した人の順番。数字が若い人から順番に乗り込み、席を取る権利があります。
そのためバスのドア前で切符を見せ合い、乗る順番を確認する光景を良く見かけます。(全く気にせず先に乗り込む人もいますが…ご愛敬!)

バスターミナルにはお手洗いがあります。有料なので、小銭の用意を。ラトビア語で"Maksas Tualete"と表記してあります。

バスターミナルの建物近くに2つ"Narvesen"というコンビニがあります!サンドイッチはその場でプレスしてくれたり、コーヒーマシーンもあるので温かい食べ物やドリンクはここでゲットしましょう☆

さあ、乗ってみよう!

切符に印刷されているプラットフォームまで行きましょう。電光掲示板を見て、行先と出発時刻が合っているか確認。バスは定刻に発車するので時間は厳守して!

主要都市に行くバスは利用者が多いので大きなバスで行きます。トイレ付き、Wifiフリーである事が殆ど。各座席にモニターが付いていて、映画を観たりインターネットができる車両もありますよ!座席も広くて快適です。

小さな町に行くのはミニバス。定員は補助席も合わせておよそ17名、狭くてものすごく揺れます。田舎のでこぼこ道を走る時は居眠りしているとむち打ちになるかも…?お客さん同士の距離が近いので、旅する感覚を強く味わえます。

バスでこんなところに行けます

Bauska(バウスカ)

リガから約1時間強で行ける日帰りにオススメの街。ここを起点にローカルバスで「バルトのヴェルサイユ」と呼ばれるルンダーレ宮殿に行く事ができます。

Sigluda(スィグルダ)

自然が大好きな方におすすめしたいのはスィグルダ。お城あり、渓谷あり、洞窟ありと自然散策にもってこい。ラトビア人が一番好きなのは秋のスィグルダ。紅葉は見応えあります!バスで約1時間です。

Kuldiga(クルディーガ)

バスで3時間弱、ラトビアの西の街クルディーガ。ヨーロッパ一幅の広い滝"Ventas Rumba"(ヴェンタス ルンバ)で有名です。コンパクトで古い町並みも素敵ですよ。

最後に

いかがでしたか?バスの乗り方が分かれば、首都リガだけでなくラトビアの様々な景色を見る事ができます。地元の人の生活に触れたい、より濃い旅をしたい方にはオススメのバス旅。ラトビアを楽しみつくして下さい!

memeri

ヨーロッパ在住です。
手仕事が大好きな視点から在住者ならではの情報をお届けします。

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