【日本全国】銀杏、松茸、栗…秋の味覚を自分で採る旅！～山の幸編～

陽だまりの里 足立柿園では、柿狩りが気軽に楽しめる場所です。幼稚園や老人ホームの団体客は勿論、カップルや家族連れも多く集まり、秋の味覚を存分に狩り取り楽しんでいます。他にも、ネット通販や干し柿も扱っています。美味しい柿、食べたいですね！

柿には酸がないことが最大の特徴で、ご存知の通り酸味を感じません。しかし、ビタミンCはたっぷり含まれているんです。酸っぱいだけがビタミンCという訳ではないんですね。しかも果物の中でもトップクラスの豊富さがあるんです。また、ブドウ糖やミネラル、酵素なども含まれていて、栄養的にも優れた果物の一つなんです。

柿の種類は、渋みが全くない完全甘柿や甘いものと渋いものがある不完全甘柿、渋くてそのままでは食べられない渋柿があります。気候の温暖な地域を始め、その地特有の環境により、完全甘柿が栽培できる場所は限られているようです。渋柿は干し柿にする事で美味しく召し上がれます。干し柿は昔の人の知恵ですね。多くの人に愛されているように絶品です。

秋になると食べたくなる銀杏。とっても美味しいですよね！京都御苑は銀杏拾いには最適なスポットです。ただ銀杏拾いとなると、あの独特な匂いがイヤと言う人も多いと思います。イチョウの木はオスとメスがあり、オスには果実はなりません。正しい知識を持って、銀杏拾いをしてみませんか？

オスとメスの区別は、葉の形などで分かります。又は、果実があるかで判断しましょう。素手で拾うのは危険ですね。皮膚が炎症をおこし痒くなります。拾う時は手袋と火ばさみを使いましょう。そして、果肉を剥がしてタネだけにしてください。

タネは、砂と一緒に水を入れてもみ洗いすれば残った果肉が全て落ち、綺麗になりますよ。しっかりと洗い少し乾燥させれば完了です。匂いが気になる人は庭で作業することをオススメします。その後は、美味しい銀杏を堪能しましょう。

上田市は、全国有数の雨が少ない地帯であり、晴天率が高く気温の差が大きい環境にあります。そういった環境に松茸には適していると言えるのです。意外にも、養分が少なく比較的乾燥した場所を好む傾向があります。菌糸体の生育温度範囲は5-30℃、最適温度は22-25℃と、松茸の生態を現在でも研究が進められていますが、完全養殖は実現されていません。

通常のキノコのように地表に顔を出し、傘が開ききってしまうと、香りも味も落ちてしまいます。松茸を狩るには素人では手が出ません。地表からわずか1-2cm程度の顔を出したところを見極め、根本から押し上げるようにして採取します。自分で採った時の喜びは計り知れませんね！

こうして採った松茸は、香りを存分に引き立てて頂くのが一番の贅沢ですよね。別所和苑では採りたての松茸を味あわせてくれます。お吸い物や松茸ご飯、焼きで醤油など、、一年に一度の贅沢を楽しんでみてはいかがでしょうか？

秋の味覚の代表格である栗は、兵庫県丹波でも盛んに栽培されています。丹波地域は盆地が多く、昼夜の気温差が大きい気候は、栗の栽培に適しています。そして山々が重なり、深い緑に囲まれ、山林面積が約75％を占めています。豊かな自然に恵まれるこの土地は、栗の栽培の他にも黒豆を始め、多くの野菜を育てています。

美味しい栗の見分けかたは、表面にツヤがあり、ふっくらしていて丸みがあるものが望ましいです。そして、形が整っていて、穴が開いていないもの、皮が黒くなっていないものが良いでしょう。

栗は刈り取ったり、叩いて落とすのではなく、拾いましょう。栗は熟すと自然に木から落ち、その時が一番の食べごろとなります。イガに注意しながら両側を靴で踏んで火バサミ等で取り出しましょう。美味しい栗の為ならイガも恐くありませんね。

鹿児島県は、温暖な気候や風土の特性を活かして独自の農業が営まれています。１６０９年に島津藩士により持ち込まれ以来、薩摩全域、現在では全国、世界にまで広まっています。そして、さつまいもを原料とした加工品や焼酎、でんぷん産業は大きな市場を確立しています。しかし一方で、台風による自然災害や、火山灰性不良土壌も広く分布しているのも事実です。

品種による味、食感、果皮や果肉の色は様々で、色々食べ方や加工の仕方があるんです。かごしまブランド産地に指定されている南九州市知覧（ベニサツマ）・頴娃（ベニサツマ、べにはるか）のさつまいもは、とても美味しく色や形も優れていると評判です。全部食べてみたい！

新保観光農園では、1万5000平方mの広大な果樹園があります。さつまいも掘りの他にも、みかん狩りも楽しめます。幼児連れのファミリーや年配の方を始め、様々な方が訪れます。車椅子の方でも楽しめますよ。

いかがでしたか？秋には美味しい食べ物が一杯あるんですね。是非、収穫を体験して秋の味覚を存分に楽しんでみて下さい。