オセアニアの海に沈みゆくツバルで極上の時を!マリンスポーツから観光スポットまとめ

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地球温暖化の影響で沈んでしまうかもしれない国・「ツバル」。世界で2番目に人口が少ない小国には、忙しい現代人が忘れた「贅沢な時間」が流れていました。「何もしない贅沢」を堪能できるツバルへの旅。その楽しみ方を紹介します。

ツバルってどんな国?

50年以内に海に沈んでしまう国、ツバルをご存知でしょうか。
イギリスから独立したオーストラリアやニュージーランドがあるオセアニアの海に浮かぶ国で、地球温暖化の影響のためゆくゆくは消滅すると言われています。

元々イギリス領地だったためツバル内では英語が通じ、通貨はオーストラリアドル、物価は高い。
気候は年間平均28度とまさに南国気候で世界一小さい国・バチカン市国の次に小さな国。
人口も約9,900人(2013年、世界銀行)と少ないです。

ツバルに住む多くの人たちは漁業で生活をしているそう。

ユニオンジャックはイギリス連邦の一員であったこと、青色は太平洋、右側の星はツバルを構成する9つの島を表す国旗。

日本とツバルの距離・行き方は?

日本(東京)とツバルは6,642km離れ、時差は日本+3時間。

日本からツバルへの直行便は現在のところはなく、韓国やオーストラリア、ニュージーランドを経由してフィジーに入り、そこから入国することになります。
時間は乗り継ぎがうまくいけば約15時間。

フィジーからツバルへの飛行機は週2回なので、乗り換えのタイミングは計画的に行わなければフィジーで思わぬ滞在になる可能性も!
ちなみにフィジーからツバルまでの航空券のお値段はそこそこします。
ツバルに行く人たちが政府関係者や研究目的の人が多く、観光客が少ないためなんだとか。

そして長ーい移動距離も終わりを迎えるころ、真っ青な海にポカリと浮かぶミドリムシのような島が見えてきます。

これがツバルのメインアイランド・フナフティです。そしてこの島が首都でもあります。
フナフティ空港はインターナショナルエアポート(国際空港)ですが、日本の地方空港よりも小さく素朴なんです。

飛行機から降り立てば、そこにはもう都会の喧騒はみじんも感じられません。
天国に一番近い島・ツバルに到着です!!

ツバルに到着!島を見て回ろう

ツバルに到着したらホテルにチェックインをし、荷物をおきましょう。
といってもツバルにはホテルや宿泊施設もほとんどないに等しいので、日本でネットを使って事前に予約をしておくのがいいでしょう。
そうでなければ最悪宿無しになってしまうかもしれません!

ツバルのメインアイランドは幅が20m~400mと狭く、島自体も大きくないのでアラウンドもすぐにできてしまいます。

ツバルでめぐるべき場所5選

フナフティ海洋保護地区

ツバルはまだまだ観光客が少ないため、手つかずの海がそのまま残っています。
そもそもフナフティ島自体がサンゴ礁でできた島なので、島そのものが保護地区となっています。
何もない、観光客もおらず地元の人しかいない海でボーッと過ごせば、日本での悩みなんかどこかに吹っ飛んでしまいますよ。

ツバル国立図書館

ツバルは小さな国なので図書館もとっても小さいのです。
それこそ、田舎の図書館のようなこぢんまりとした造りです。
でも小さくても国立図書館なので、ツバルの歴史・文化などが分かる資料や絵本、小説なども一通りそろっています。
ツバルの文化に触れつつ、熱帯の太陽から逃れて涼んでいくのもいいですよ!

切手局

フナフティ空港の南西約400mの位置に立っているのが、ツバル切手局。
ツバルにはこれといったお土産品はないのですが、切手のデザインが可愛らしく、また独特であるためお土産として切手を買う人が多いのです。

お土産に悩んでいるのならば、ツバルに来た際には立ち寄るのがいいでしょう。
きっとその可愛さに一目ぼれすること間違いありません!

スキューバダイビング

手つかずの海が残るツバルはスキューバダイビングの好スポットだらけ。
ホテルのフロントで「スキューバダイビングをしたい」といえば手続きをしてくれます。

美しい海とサンゴと熱帯魚、それにウミガメが観られるオーソドックスなスポットが多め。
透き通るような海と色とりどりの海の生物たちの世界は見た人を虜にし、時間を忘れて見入ってしまうでしょう。

ツバルの人たちとコミュニケーション

ツバルはとても小さく人口も少ない国なので多くの人が顔見知り同士。
それゆえ誰もがフレンドリーに接して来てくれます。

おそらく日本人が行けば、「どこから来たの?」「どこに行くの?」と声をかけてくれ、カメラを構えでもすれば「写真を撮ってくれ」と周りに人が集まってくるでしょう!!

大きな娯楽もなく、気候も温かいためか、ツバルの人々は本当に穏やか。
そして大人も子供も笑顔が屈託なく見ている方もほっこりしてしまいます。
英語が拙くても、ぜひともツバルの人たちとコミュニケーションをとってみてください。
そこもツバル旅の大きな楽しみの一つ。

なにもない。贅沢な時間、それがツバルの魅力

正直ツバルは他の多くの国のように観光資源に恵まれている国ではありません。
しかし、地球温暖化の影響で海に沈むかもしれないと言われ、天国に一番近い島とも呼ばれる美しさと穏やかさは、それだけで一度は訪れる価値があるのではないでしょうか。

ツバルでは携帯も圏外、Wi-Fiはあるけど不安定(つながらないなんてザラ)、クレジットカードが使えないので現金の持ち合わせがなければできることも少ない。
ある意味強制的に「何もできない環境」になります。

好きな時間に起きて、好きなだけぼーっとして、気まぐれに本を読んで、眠たくなったら昼寝をして、あてもなく島を歩き、海を眺め、夕日を見て、暗くなったら眠る。
そんなシンプルで何もしない「贅沢な時間」こそ、ツバル一番の観光資源なのかもしれません。

Tuvalu(ツバル)
住所:
Tuvalu
アクセス:
大韓航空でソウル経由でまずフィジー。 フィジーのナンディ空港で乗り換えスバへ。 そこからエアパシフィックで、ツバルの首都フナフティ
オススメの時期:
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