チベット・ポタラ宮の謎や行き方を徹底解剖!主のいない巨大宮殿とは?

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チベットの標高3,700m、ラサの高台にそびえ建つ「ポタラ宮」。 その圧倒的な大きさもさることながら、主不在の今もなおチベット人の誇りとして崇拝され続けています。 神々しいその姿に神の存在を感じるポタラ宮を紹介します。

巨大な「ポタラ宮」

出典: dlift.jp

富士山とほとんど同じ標高の3,700mに位置する、チベットの中心地ラサ。
そこにそびえ建つ、敷地面積41万平方メートル、建築面積13万平方メートルの巨大な宮殿です。
1994年には世界遺産にも登録。

13階建てにして部屋数はおよそ2,000を越すと言われ、ダライ・ラマ5世の時代から、ダライ・ラマ14世がインドに亡命するまでの約300年もの長い間、政治や宗教の中心として栄華を極めていました。

出典: dlift.jp

7世紀の半ばに、マルポリ(チベット語で赤い山)の丘に築かれた宮殿の遺跡を、ダライ・ラマ5世が自ら権威を確立させるために増築したと言われています。
ダライ・ラマ14世が1959年にチベット動乱により亡命せざるを得なくなり、現在は主を失い中国によって博物館に。

出典: dlift.jp

ダライ・ラマの居住空間や、主に政治の執務に使われた「白宮」と、ダライ・ラマが祭司王としての力を発揮するチベット仏教の領域の「紅宮」があり、それぞれの外壁はそれぞれの色に塗られています。

内部はどうなっているの?

ポタラ宮内部は現在、白宮は一部以外は原則非公開となっています。
紅宮は歴代のダライ・ラマの王座や、ダライ・ラマ9人のミイラを安置させている霊塔などが公開されており、総高117mの建物の屋上には登ることが可能。

数々の壁画や彫刻、塑像、金や宝石を使った装飾品など、極彩色に彩られた内部は華やかな芸術品の宝庫。
壮言な雰囲気の中での曼荼羅は、チベットの人々や僧侶の、宗教への想いを想像させてくれます。

出典: dlift.jp

かつては、チベット仏教で最上位に位置し、権力者でもあったダライ・ラマの住居だったポタラ宮。
建立されてからは長年、「チベット仏教の聖地」として崇められてきました。

チベット仏教の聖地である「ポタラ宮」

仏教において、最高の敬礼法である、五体投地。
両手・両膝・額を投げ出し地につけて伏せ、頭を地につけて合掌するという丁寧な礼拝方法のひとつ。
ポタラ宮の前では、この五体投地でお祈りを繰り返すチベット人で溢れています。

ポタラ宮が、いかに権威のある宮殿であると共に、宗教的にも神聖であり、チベット人の心を支えているかがわかる光景です。
この聖地でお祈りを捧げるための道中でさえ、五体投地を繰り返し繰り返し歩を進める仏教徒もいるそう。

仏教では、「13」というのは大事な数字で、ポタラ宮の中に入るには、建物の周りを13周してから中に入るのが正式な入り方。
でも1周3、40分かかるので、観光客などは省略している場合もありますが、是非1周まわっていただきたいです。
というのも、ポタラ宮の周回路には、マニ車というお経が刻まれ、回した回数だけお経を唱えたことになる仏具が張り巡らされているから。

「ポタラ宮」への行き方は?

現在、チベットを個人で自由に旅行することは非常に困難で、基本的には不可能。
一般的なルート、成都から飛行機でチベット入りするには、宿や日程などが決まっているツアー参加者にしか発行されない入域許可証が必要だからです。

西寧などから乗り合いバスで行く方法もありますが、快適性と安全性が決していいとは言えません。
2006年には世界最高所を走る青蔵鉄道が開通し、高山病対策のされた設備も万全で、車窓の景色を思う存分楽しむことが可能。

ポタラ宮(Potala Palace)
営業時間:
9:00~14:00
休園日:
なし
料金:
入園料200元 ツアー料金目安20万~30万
住所:
35 Beijing Middle Rd, Chengguan, Lhasa, Tibet, 中国
電話番号:
+86 891 683 4362
アクセス:
ツアーが一般的
     西寧などから寝台バス
     青蔵鉄道、上海から約53時間、成都から約45時間、西寧から約20時間

いかがでしたか?
圧倒的な大きさと荘厳さで、主をなくした今もなおチベット人の心の支えとなっている「ポタラ宮」。
まるで神が宿っているかのような存在感に、神々しさを感じずにはいられません。

u9yy

国内外問わず旅行が好きです。
リゾートやアジア、最近は小さい島がお気に入り。
写真を撮ることも好きなので活かせたら嬉しいです。

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