スペインの港町ビーゴのおすすめ観光スポット3選!旧市街や遺跡が美しい!

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スペインのガリシア地方、ポルトガルとの国境付近に港町のビーゴはあります。スペインは、あちこちに港町が点在している海洋大国。でも、ビーゴにはバルセロナやバレンシアでは見られない下町風の街並みと近代的な港の光景が広がっています。スペインの古き良き港町ビーゴをのんびり散策してみましょう。

カスコ・ベーリョ(Casco Vello)

ビーゴの港はスペインで最大級と言われるほどの規模。ビーゴ湾に面する港は、大西洋に向かうための海路の要衝です。そのため、港には大型タンカーが停泊できる埠頭も完備。工業地帯と呼ぶのにふさわしい光景が見られます。

そんな近代漁港の一角にあるのが、カスコ・ベーリョと呼ばれる旧市街。埠頭も石造りで歴史を感じさせる趣です。釣り糸を垂らしてゆっくりと過ごしたい雰囲気。

港から路地に入るとこんな街並み。一昔前の街並みが残っている地区で、雨に濡れた路地は下町情緒たっぷり。ビーゴのあるガリシアは、スペインでも群を抜いて年間降雨量の多い地方。これぞビーゴ!という眺めです。

カスコ・ベーリョは時間をかけて街歩きを楽しみたいところ。角を曲がれば瀟洒な建物があちこちに。映画のワンシーンに出てきそうな街並みです。19世紀初頭の建物が多く残っているので、タイムスリップしたような感覚を楽しめるでしょう。

カスコ・ベーリョ(Casco Vello)
住所:
Casco Vello, Vigo
アクセス:
ビーゴ駅(Vigo Guixar)から徒歩およそ15分

カストロ要塞跡(Castro Restos de la Fortaleza)

諸説ありますが、ビーゴに要塞が築かれ始めたのは16世紀頃のこと。イギリス艦隊の襲撃から街を防衛することが目的でした。その名残りがこのカストロ要塞跡で、建造は17世紀頃。現在は、城壁や見張り塔などの遺跡が残っています。

要塞跡があるのは街を見下ろす小高い丘の上。眼下に広がるのはビーゴ湾。絶景が見たい人には、おすすめの観光スポットです。防衛のために設置された大砲も置かれています。要塞跡というより公園といった雰囲気。

丘には遊歩道が整備されているので、ちょっとした散歩をするのにも最適。吹き抜ける風が肌を心地よくなでてくれるでしょう。ここはビーゴでも特に緑豊かな場所。ビーゴの自然が思いっきり満喫できます。

カストロ要塞跡(Castro Restos de la Fortaleza)
住所:
Paseo Rosalía de Castro, 5
アクセス:
ビーゴ駅(Vigo Guixar)から車でおよそ12分
見学時間:
24時間
閉鎖日:
無休

キニョネス・デ・レオン美術館(Museo Quiñones de León)

ガリシア地方の芸術や伝統工芸に関心がある人は、このキニョネス・デ・レオン美術館へ行きましょう。開館は1937年ですが、美術館の建物自体は17世紀のもの。厳めしい石造りの本館は風格漂う外観です。

もともとこの美術館は、王侯貴族が屋敷として使用していたもの。20世紀の初頭までは歴代の公爵がここで暮らしていたとか。1階には実際に使われていた家具や調度品がずらりと展示されています。吹き抜けの階段部分は広々としていて、ウッド調のインテリアが印象的。

美術館があるのはキニョネス・デ・レオン公園内。園内には庭園もあって、静かな時間が流れています。ところどころにベンチもあるので、腰掛けてゆっくり休憩してみるのもいい思い出になりそう。

美術館の近くには小ぶりな教会もあります。自然に埋もれているような佇まい。この教会の起源は13世紀と古く、様式はシンプルな外観と装飾が特徴のロマネスクです。

キニョネス・デ・レオン美術館(Museo Quiñones de León)
住所:
Parque de Castrelos s/n
アクセス:
ビーゴ駅(Vigo Guixar)から車でおよそ10分
電話番号:
986 29 50 70
開館時間:
火曜日~金曜日10:00~14:00 土曜日17:00~20:00 日曜日・祝日11:00~14:00
閉館日:
月曜日

いかがでしたか?ガリシア地方の観光地というと、巡礼地サンティアゴ・デ・コンポステーラが注目されがち。でも、ビーゴにも魅力あふれる街並みや自然がたくさん残っています。ガリシア観光の隠れた名所ビーゴを訪れてみましょう。

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