スペイン・アンダルシアの白い村「カソルラ」で田舎生活を体験!

2017

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カソルラはグアルダキビル川が始まるカソルラ山脈の麓の村です。独裁者フランコが別荘を持っていたところですから、スペインでも屈指の美しい場所というのは想像できるでしょう。現在は多くの退職したイギリス人が住んでいます。人口は約8000人ですが、かつてナポレオンが攻めてきた時に果敢に戦った勇気ある人々が住むところということで、『村』ではなく『市』の称号をもらっています。夏になると、避暑にやってくるマドリッド、バルセロナ、バレンシアの人たちで人口は倍になります。それでは、カソルラの町を歩いてみましょう。

カソルラの場所を地図で確認

グラナダの北に位置します。カソルラ山脈はヨーロッパで二番目に大きな自然公園です。一番はもちろんアルプスですね。そのカソルラ山脈の南にカソルラがあります。カソルラの位置は確認できましたか?

こちらがカソルラ(Cazorla)です

カソルラには列車の駅がないので、バスかレンタカーで行くことになります。村には坂が多いのですが、だからこそ、こんもりと盛り上がった家々の風景が美しく見えます。そして、周りはどこまでも続くオリーブ畑です。ここでは、ヨーロッパでも最良質のオリーブオイルが産出されます。

まずカソルラに着いたらサンタマリア広場(プラサ・デ・サンタマリア Plaza de Santa María)を目指します。バスの場合、降車するとすぐに下の写真の建物が見えます。ラ・カサ・デ・ラス・カデナスという貴族のお屋敷です。でも、反対方向なのでそちらには行かないでください。村の主なところは、広場へ着くまでにすべて通れます。距離にすると大したことはないのですが、坂が多く汗をかきます。そんな時は、あちらこちらにある水飲み場でのどを潤しましょう。

バルコン・デ・サバレッタ Balcon de Zabaleta

商店街を通り過ぎてさらに歩いて行くと、見晴らしの良い場所に辿り着きます。ここで写真を撮る、というのが正しいカソルラの歩き方のようで、皆さん必ず写真を撮っています。それから、こちらの水飲み場で飲める汲み上げ水は、冷たくて格別においしいです。水を飲んでるところを写真に撮ってる人もいます。

サンタ・マリア教会廃墟

細い道をさらに降りて行くと、サンタ・マリア広場に到着します。道が細いのは、向かい合った家が互いに日陰をつくり、たとえ気温が45度になっても、室内は常に25度前後に保たれるようにです。どの家も壁の厚さが60cmの石の家です。ですから、一階は涼しいというより寒いくらいです。真夏でも中に入るとひんやりします。

サンタ・マリア教会は、ナポレオンが率いた軍隊に壊されたまま大切に保存されています。野外劇場としても使われていて、夏にはフラメンコフェスティバルやオーケストラの演奏が催されます。

中にはツーリストインフォメーションのオフィスがあります。開館時間は建物と同じです。ガイド付きで廃墟の塔に上り、セレスエロ川散策ができます。料金は一人2ユーロです。

サンタマリア教会廃墟。Ruina de Santa María
住所:
Plaza de Santa María,s/n
営業時間:
10:00~20:00
ただし、14時から16時閉館。
Tel:
+34 953710102
Fax:
+34 953710102
写真は筆者撮影

サンタ・マリア広場

上の写真はサンタ・マリア教会に残された窓から見える風景です。まるで向こう側が中世であるかのような錯覚に陥りますね。

サンタ・マリア教会の塔から写したサンタ・マリア広場です。サンタ・マリア広場の下に川が流れているので、広場自体が大きな橋とも言えます。川の上だから夏も涼しいのです。ここではベルベラという、日本の盆踊りのようなお祭りが年に数回あります。バンドが入って、朝まで踊って飲みまくりです。それから、7月20日前後の週末にブルースカソルラというブルースフェスティバルがあります。

カスティーヨ・デ・ジェドラ Castillo de Yedra

ジェドラ城です。もともとアラブ様式で造られた城ですが、長い歴史の中でいろいろな様式がミックスされた建物になりました。アラブのお姫様がカステジャーノの王子様に恋をし、父親である王様を裏切ったため蛇になってしまったという伝説があります。とてもロマンチックなお城は、城内に入ることができます。
内部は民俗博物館になっていて、古い時代の部屋の様子や、オリーブオイルを絞っていた古い道具類が展示されています。細い窓から見えるのは素敵な風景。空いてない時間帯も、周りには城跡がたくさん残っているので探検をすると楽しいです。またここから見る夜景はとても美しいです。

Castillo de Yedra
住所:
C/ Camino del Castillo s/n. Cazorla
営業時間:
9:00~15:00
中は民俗美術館になっています。
電話 953 10 14 02  
6月1日〜9月15日まで
火曜から土曜日・9:
00-15:30(夏時間)
日曜日、祭日・10:
00-1700
月曜日休館
9月16日〜5月31日
火曜-土曜 10:
00-20:30
日曜・祝日 10:
00-17:00
月曜閉館
その他の閉館日 1月1日、5月1日、12月25日
入場料 ヨーロッパ在住者無料
    一般 1.5ユーロ

カソルラのジプシーたち

カソルラのジプシーは働き者で、中には市役所に雇われて清掃を行っているジプシーも見かけます。そんな様子を見て、マドリッド出身の方は大変に驚くのです。それもそのはず、都会のジプシーは旅行者を狙って窃盗するなど、とかく嫌われた存在。平和でゆったりとしたカソルラの雰囲気は、こんな違いからもおわかりいただけるのではないでしょうか。みんなゆったりとしていて、お店のカウンターにお財布を置いたまま支払いをしている人もいるぐらいですよ。

カソルラにはどうやって行くの?

一番いい方法は、グラナダからバスに乗って行くという方法です。乗り換えもなく、景色を楽しみながらカソルラに行けます。10時30分のバスに乗れば、ちょうどスペインのお昼時(14時)に到着します。

マドリッドからは、リナレス─バエサ駅まで列車で行き、バエサまでタクシー。
世界遺産の街バエサ、ウベダ(バエサからウベダへはバスで簡単に行けます。1時間ごとにバスが出ています。10kmくらいの距離)を見た後、ウベダからバスでカソルラに行くという方法もあります。ウベダからのバスの最終出発時刻は19時30分です。これも変わることがあるのでウェブで確認してください。 

オススメレストラン

メゾン・レアンドロ

まずミシュランガイドにも載っているメゾン・レアンドロです。平日のメヌー・デル・ディア(日替わり定食)が15ユーロとリーズナブル。特別なメニューを頼んでも40ユーロくらいで済みます。

メソン・レアンドロ Mesón Leandro
住所:
Calle Hoz, 3。 Cazorla 23470 JAÉN
営業時間:
13:00~16:00
電話 953 720 632
   携帯電話  658 892 824

ドン・チェマ

それから、地元民に愛されているドン・チェマ。チェマはホセ・マリアという男性名の愛称です。ホセのセとマリアのマがくっついて訛ったんですね。久子さんがチャコと呼ばれるのに似ています。ドン・チェマは商店街の路地に入ったところにあります。

メソン・ドン・チェマ Meson Don Chema
住所:
Escaleras del Mercado, 2, 23470 Cazorla, Jaén
営業時間:
13:30~24:00
ただし15:
30から 20:30は閉店。
電話 953 71 05 29
商店街の路地を入ったところにあって、どちらかというと地元で愛されているレストランです。

ハエンで朝ごはんといえば

これです。
トマトをすりおろしたものをトーストにのせていただきます。トスターダ・コン・トマテと注文すれば、これが出てきます。ただし、カソルレーニョ(カソルラの人)はトスタッと発音します。
トマトの中には既に塩とオリーブオイルが入ってますが、お好みでパンにもかけてください。美味しいカソルラのエキストラバージンオイルが、どこのバルにも置いてあります。これにコーヒーとオレンジジュースがついて3ユーロです。 

サンタ・マリア広場にあるバルのひとつです。このようなバルのテラッサに座ってゆっくり朝食をとりましょう。

Kumiko Yoshihara

アンダルシアの白い村に住んでいます。
周りはオリーブ一色。
そういうところで、三人の子供達と母と六人家族。
引っ越してきて、十三年、マドリッドの三年と合わせると十六年スペインに住んでます。
時間のあるときに、近くの見知らぬ村々を訪ねるのが楽しい。

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