ラトビア基本情報 【治安・情勢編】

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最近雑貨の可愛さが知られるようになり、人気急上昇中のラトビア。バルト三国の真ん中に位置する小さい国です。そんなラトビアに行く前に知っておきたい基本的な治安と情勢についてお伝えします。

ラトビアという国

ラトビアは東側をバルト海、西側をロシアに接する"バルト三国"と呼ばれる国のひとつです。人口は約200万人、そのうちの約70万人が首都リガで暮らしています。バルト三国の中では一番の大都市で、古き良き建物と北欧を感じる都会的な空気の融合が魅力的!

キリスト教国ラトビアの人々

ラトビアの宗教はキリスト教。プロテスタントが一番多く、カトリック、ロシア正教などが信仰されています。街中には教会が点在しているので、それらを巡るのも楽しみのひとつ。
少しシャイですが穏やかで優しいラトビアの人々との交流は、旅を一層豊かなものにしてくれるでしょう。冬は室内で手仕事やおしゃべりを楽しむ一方、短い夏には外に出て深夜まで思いっきり夏を謳歌します。

街の治安は?

ラトビアはヨーロッパ全体で見てもかなり治安の良い国と言えます。
夏は白夜の影響で22:00頃まで明るく、街の雰囲気は健全です。また、冬も大通りはオレンジ色の街頭が明るく照らしてくれるので夜の一人歩きもさほど心配はありません。しかし、安全な旅をするために気を付けておきたい事はもちろんあります!どんな事に気を付ければ良いのでしょうか?

リガで気を付けるべきスポット

人が多く集まるところには危険が潜んでいます。特に、観光客が多いスポットでは残念ながらスリに遭う事も少なくありません。首都リガで比較的治安が良くないとされている場所は・・・
*リガ中央駅とその周辺
*中央市場と隣接するバスターミナル
*駅の裏側に広がるマスカヴァス地区(Maskavas forštate)
*チャカ通り(Aleksandra Čaka iela)

何に気を付けたらいい?

観光客が狙われる犯罪で圧倒的に多いのがスリ・置き引き。
特に日本人はお金持ちというイメージから狙われやすいという事もあるので、
人の多い場所では荷物を体から離さないように気を付けて。
周囲に常に目線を配っていれば、「私は気を付けていますよ」というスリへの意思表示になります。

知っておきたいラトビアの法律

ラトビアでは飲酒によるトラブルは頻発しません。元々お酒に強い国民性という事もありますが、ある決まり事があるからです。それは…

①公共の場所での飲酒禁止
晴れた日にビール片手にちょっとお散歩!と行きたいところですが、ラトビアでは飲食店以外の公共の場での飲酒は禁止されています。

②22:00以降の酒類販売禁止
22:00以降は全ての酒類の販売が停止されます。ただし、お店で飲む分にはOK.かなり厳格に守られているルールなので、1秒オーバーしただけでお酒は売ってもらえません!

困ったことがあったら

日本大使館に連絡

出典: irlat.com

旅行中トラブルに見舞われてしまったら、まずは在ラトビア日本国大使館へ相談しましょう。
パスポートの盗難や紛失の際も、すぐに大使館に連絡を取って助言を仰ぐ必要があります。

在ラトビア日本国大使館(Japānas vēstniecība Latvijā)
住所:
Vesetas iela 7, Riga LV-1013, Latvia
営業時間:
9:00~17:00
※日本大使館はビルの6階です
アクセス:
5番・3番トロリーバス"Bruņinieku iela"下車徒歩5分
もしくはタクシー
定休日:
土日祝日
電話:
+371-6781-2001

緊急連絡先

困った時に役に立つ、緊急時の連絡先。
あらかじめメモして鞄に入れておきましょう!

☆緊急事態が発生したら☆
112番(通話無料)
112番をダイヤルすると、まずは消防とレスキューサービスに繋がります。
そこから通話内容によって警察や消防、病院に転送される仕組みです。

☆ツーリスト・ホットライン☆
1188番(通話無料)
旅行者の利便性を高めるための24時間対応の専用回線。
交通サービス、チケット予約、困難な状況における翻訳サービス(ラトビア語、英語、ロシア語、ドイツ語)など旅行者のための非常に便利なサービスです。

さあ、楽しい旅を!

比較的治安の良い国なので、気を付ける意識を持てば危険に巻き込まれるリスクは格段に減らすことができます。いつもより気を抜きすぎず、ガチガチに気を張り過ぎず。リラックスしてラトビアの街歩きを楽しんでください☆
ラトビア人は親切な人が多いので、頼られたり助けを求められれば親身になって手助けをしてくれます。困ったことがあったら、信頼できそうな誰かに相談してみてくださいね!

memeri

ヨーロッパ在住です。
手仕事が大好きな視点から在住者ならではの情報をお届けします。

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