イタリア基本情報 【言語・お役立ち会話編】

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日本人にとってイタリアという国は大変魅力的な国で、旅行先として大変好まれています。海外旅行は英語さえできればどこだって大丈夫!なんていう話はイタリアでは通じません。英語が話せるイタリア人は大変少ないですし、もし話せたとしてもなまりがひどく大変聞き取りにくいです。そこで、この機会に、旅行に必要な最低限のイタリア語を話せるようになりましょう!

公用語

イタリアの公用語はイタリア語です。イタリア語の中でも、地方によってなまりがあります。ミラノなまり、ローマなまりなど、話し方を聞くだけでどこの出身かがわかってしまいます。

シチリア島やサルデーニャ島などの島国では元々その土地にあった言葉しか話さない老人もいまだ存在します。そういった方たちにイタリア語が全く通じないというのはおもしろいことですよね。

発音

自分の名前をアルファベットで書く時にローマ字というのを使いますよね。ローマはイタリアのローマのこと。日本語をローマ字に並べ替えた時のようにイタリア語はローマ字読みをすると大変綺麗な発音として聞き取ってもらえます。
例えばFinestra は フィネストラ です。意味は窓です。
このように見たまま発音しましょう。

同じアルファベットが2つ続いている場合は「ッ」を入れます。
例えばPizza は ピッツァ です。

R はすべて巻き舌にして発音します。
RとLの違いをはっきり言わないと地名ですら通じない場合もあるので、巻き舌はしっかりと発音しましょう。

お役立ち会話

あいさつ

イタリアのあいさつは時間を問わず 
Ciao!(チャオ!)
です。これさえ覚えておけば大丈夫。チャオは日本語では「よっ!」「ヤッホー」というようなニュアンスですが、出会ったときだけでなく別れ際でも電話口でも使える万能あいさつです。

よく街中で Ciao bella! (チャオ ベッラ!)と声をかけられることがあります。
「そこの美人さん!」という意味ですが、ただのナンパならいいんですが、スリなどの場合もあるので、Ciao bella! と言われたときは少し警戒したほうがいいでしょう。

もっと丁寧に言いたい時は

朝~昼 Buongiorno (ブォンジォルノ)
夕~晩 Buonasera (ブォナセーラ)

といいます。他にも

良い食事を Buonappetito (ブォナペティート)
良い旅を Buonviaggio (ブォンヴィアッジォ)
おやすみなさい Buonanotte (ブォナノッテ)

というふうに、Buon (ブォン) + 何か というふうになります。

数は0~10を覚えておけば特に困らないと思います。
0 Zero (ゼロ)
1 Uno (ウーノ)
2 Due (ドゥエ)
3 Tre (トゥレ)
4 Quattro (クアットロ)
5 Cinque (チンクエ)
6 Sei (セーイ)
7 Sette (セッテ)
8 Otto (オット)
9 Nove (ノーヴェ)
10 Dieci (ディエチ)

あの有名なカードゲーム「ウノ」もイタリア語だったんですよ!もうイタリア語の1は覚えましたね!

お買い物

基本的にはしっかりしたお店であれば商品にタグが付いていることがほとんどなので、あまり値段を聞く必要はないかもしれません。お土産用の移動式の屋台などで役立てましょう。

これはいくらですか?Quanto costa questo?(クアント コスタ クエスト?)

難しければ いくらですか Quanto costa?  (クアント コスタ?)
だけでも十分通じます。

これを買いたいです。Vorrei comprare questo. (ヴォレイ コンプラ―レ クエスト)
割引はありますか?C’e’ sconto? (チェ エ スコント?)
試(試着)してもいいですか?Posso provare? (ポッソ プロヴァ―レ?)

Posso (ポッソ) が英語で言う Can なので、服を持ったまま店員さんにPosso?(ポッソ?)というだけで「~できますか?」という意味になります。
様々な場面でジェスチャー付きで Posso? (ポッソ?)と使ってみましょう。

移動

~へ行きたいです。Vorrei andare~.(ヴォレイ アンダーレ~)
そこは近いですか?E' vicino?(エ ヴィチーノ?)
そこは遠いですか?E' lontano?(エ ロンターノ?)
どこどこへ行きますか? Va~? (ヴァ~?)

電車やバスに乗るときは近くの人に聞きましょう。
フィレンツェへ行きますか? Va Firenze? (ヴァ フィレンツェ?)

これはどこにありますか? Dove e' questo? (ドヴェ エ クエスト?)
ここはどこですか? Dove e' qui? (ドヴェ エ クイ?)

ここ Qui ,Qua (クイ、クア)
あそこ Li, La (リ、ラ)
右 Destra (デストラ)
左 Sinistra (スィニストラ)

とても短い言葉ですので覚えておいて損はありません。

お食事

店員さんを呼ぶときは手を挙げてアイコンタクトで呼びましょう。

予約できますか? Posso prenotare? (ポッソ プレノターレ?)
席はありますか? C'e' il posto? (チェ イル ポスト?)
~をください。Vorrei~. (ヴォレイ~)
どれが一番おいしいですか?Quale e' piu' buono? (クアレ エ ピウ ブオノ?)
いくつ入っていますか?Quanto ci sono?(クアント チ ソノ?)

最後に

これであなたのイタリア旅行が何倍にも楽しめるでしょう。
英語がなかなか通じにくい国だけに必要最低限の言葉を覚えておくことは大切です。
是非有意義なイタリア旅にでかけてください。

gonnos

幼い頃から海外旅行や留学を数多く経験し、大学卒業後は海外を転々としながら生活をしています。1番好きな国は日本!日本人の感覚で海外の色々を体験しています。人との出会いと、食べること、飲むこと大好きです!

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