フランス統治時代のセネガルの古都!世界遺産サン=ルイ島を散策

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世界遺産サン=ルイ島。1638年にアフリカでフランス人が建てた最初の町で、1854年にフランス領セネガルの首都になった歴史ある町です。アフリカに居ながら漂う西洋感、橋を隔てた向こう側のまた違う雰囲気…不思議な魅力いっぱいのサン=ルイ島をご紹介します。

サン=ルイ島への行き方は?

首都ダカールからタクシーで向かいます。タクシーは、7placeと呼ばれる乗合タクシーです。ダカールのピキンと呼ばれる地方行きターミナルからサン=ルイ島へは7placeで約5時間かかります。狭い車中なので移動は辛いです。予算に余裕があれば、一番後ろの席を3席分購入すれば、少し快適に移動できます。

サン=ルイ島の異国情緒あふれる町並み

さすが元フランス領ということもあり、建物は西洋風なデザイン。ダカールの町並みと比べると、サン=ルイ島は街全体が非常にカラフルでした。レストランはもちろん、アフリカの生地で作られた洋服が販売されているフェアトレードのアパレルショップなどもあり、観光も十分に楽しめる都市です。

オススメのアイスクリーム!

サン=ルイ島の中心街に位置する、Hotel Ra Laresidence。ホテルとバー、レストランが併設されています。街の中心地に立地しているため、利便性の良さは抜群です。サン=ルイ島は暑いので、歩くのに疲れた時に小休憩で利用してみてください。
オススメはアイスクリーム!味はバニラ、チョコ、マンゴーなどなど。店内もリゾートホテルのような内装で、非常におしゃれです。

Hotel Ra Laresidence
住所:
Senegal, Saint-Louis

半島側のサン=ルイの景色

サン=ルイ島はセネガル河の中洲に浮かぶ小さな島で、本土とは橋一本でつながっています。この小さな島が世界遺産です。整然と整備されており、観光地的な雰囲気が漂っています。そして、実はこの世界遺産サン=ルイ島からもう一本橋を渡ると、また違った雰囲気のサン=ルイ島を感じることができるんです。

世界遺産サン=ルイ島の半島側は、もう世界遺産の街ではありません。橋一本隔てた反対側には、地元民が暮らす日常景色、大西洋に面した漁村が広がっています。そして、セネガル河沿岸には、あちこちに漁業用の船が見受けられます。アフリカらしいカラフルで派手な船たち…アーティスティックな雰囲気と、スラム街のような雰囲気が混じり合い、独特な空気感です。

地元の人々は移動手段に馬車を使います。観光ついでに、馬車でサン=ルイ島の半島側を回ってみてもいいかもしれません。

最後に

サン=ルイ島では、たくさんの物乞いの子供たちを目にします。彼らはタリベと呼ばれるイスラム信徒の子供たちです。日本ではなじみのない文化ですが、セネガルでタリベは広く知られた存在です。

タリベたちは、義務教育を受けず、毎日コーランの勉強しながら物乞いをして暮らしています。タリベになる子供たちの理由はそれぞれなので、タリベたちが見せる表情も一人一人異なります。世界遺産サン=ルイ島の街でタリベは切り離せない存在。たった橋を一本隔てるだけで街の雰囲気が随分異なるので、サン=ルイ島に行かれた際は、是非この違いも肌で感じてほしいと思います。

asuka

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