話題のゲーム、艦これの夕張・ゆかりの地とその魅力を紹介

2013年にリリースされるや否や人気を呼んだゲーム「艦隊これくしょん（以下、艦隊これ）」は男性を中心に人気を集めています。このゲームの魅力は戦中に活躍した戦艦を女の子に擬人化した「艦娘（かんむす）」たちを集めて、敵と戦わせることなのです。

関連グッズや書籍も多く出ており、過去にはアニメ化もされており、ローソンやピザハットとの企業コラボも実現しました。艦娘たちの他に敵のキャラクターも非常に人気があります。

艦娘である夕張はファンの間では「メロンちゃん」と呼ばれることも多く、頭と胸のリボンはメロンをイメージしているとも言われています。

先頭でダメージを浮けると、艦娘達は中破もしくは大破という状態になり、服が破れた状態になります。この姿も人気の秘密で、男性たちにはたまらないそうです。

1923年（大正12年）に竣工された軽巡洋艦・夕張は長崎の佐世保工廠で誕生しました。従来の艦隊のスタイルと大きく異なる姿は当時の人を驚かせ、重巡洋艦設計の礎になったと言われています。ゲーム内で「兵装実験軽巡」といっているのはこのため。

1944年にアメリカ軍の潜水艦・ブルーギルに発見され、そのまま魚雷で追撃され、夕張は航行不能になり、そのまま沈没しました。

北海道に長く流れる一級河川・夕張川は軽巡洋艦・夕張の名前の由来ともなった歴史ある川です。艦隊の名前に日本全国の地名などをつけることが主流となっていましたが、夕張川の様に大きく豊かに存在して欲しいという意味も込めているのでしょうか？

上空から見た夕張川は雄大で長く続いています。艦隊・夕張はその独特なスタイルから同型艦はなしとされており、この川のように唯一無二の存在でもありました。

北海道・夕張市にある夕張神社は市内でも最古の神社です。こちらの分霊が艦内神社に奉斎されており、軽巡洋艦・夕張の守り神ともいえました。

炭坑の街として以前は栄えていた夕張市。神社の社殿は炭鉱の鬼門にあり、炭坑夫たちを守る様にして建設されました。

旧佐世保海軍工廠でもあるこの地は戦中にさまざまな艦隊を生み出した造船所です。夕張もここで誕生しました。現在は一部の敷地をアメリカ海軍の基地として使用しています。

豪華客船・飛鳥Ⅱも停泊することがあり、メンテナンスなどを受け、引き続き旅に出ます。夜はライトアップもされ、美しいですね。

今回は話題のゲーム艦これの夕張・ゆかりの地とその魅力を紹介しました。軽巡洋艦・夕張のゆかりの土地、いかがでしたか？聖地めぐりにいろいろ回ってみてくださいね。