出雲大社の正しい参拝の仕方！ほかの神社との違いをご存知ですか？縁結びパワー全開まちがいナシ♪

出雲大社の主祭神は大国さまと呼ばれ親しまれている大国主命。福の神として有名ですが、今は縁結びの神様として名を馳せています。年間600万人あまりもの人が訪れる有名な神社ではありますが、独特の参拝マナーがあることはあまり知られていないようです。

出雲大社に限らず、神社参拝では「第一鳥居から順に通って参道へ近づき」、「鳥居をくぐる前に軽く一礼してから通る」というのがマナー。さらに、くぐる時は真ん中ではなく左右に寄って通ります。

第一鳥居からまっすぐに進むと約550m先に第二鳥居「勢溜の正面鳥居」があります。鳥居の横に「出雲大社」と彫ってある大きな石柱がシャッターポイント。鳥居のお作法はすべて第一鳥居と同様です。

第二鳥居「勢溜の正面鳥居」を抜けると穢れを払ってくれる「祓社」（はらえのやしろ）が右手側にあります。拝み方は「二拝四拍手一拝」。普通の神社と違うのは柏手を4回するところですね。

金運が上がるパワースポットとして有名な鳥居。国指定の重要文化財です。こちらの鳥居をくぐる前に、手前にある手水舎で手と口のお清めをしてください。

参道の歩き方は一般の神社でのお作法と同じように、道の左側を歩きます。鳥居と同様に参道の真ん中は神様が通られるところなので、神様の邪魔にならないように人は端によけるのです。

出雲大社の参拝にはドレスコードがある…という噂があるようですが、外での参拝だけなら、公序良俗に反しない限り、普通の服装で問題ありません。「昇殿参拝」―神社の中で正式なご祈祷をお願いする時には、やはりジーンズや短パンのようなカジュアルではなく、少し改まった服装がいいようですね。

神社に参拝をする時には本当なら禊ぎなどをするのが正式ですが、そこまでするのはちょっと大変ですね。その代わり、本殿の前の参道の横にある「手水舎」で手と口をお清めしましょう。お清めの仕方は一般の神社と変わりありません。イラスト付きの説明が掲示してあるのでわかりやすいですよ。

拝殿に来たら、まず軽く会釈をしてから鈴を鳴らし、お賽銭を静かに箱に入れます。それから深く2回おじぎをして、4回柏手を鳴らし、また深くおじぎをするのが出雲大社での正式な参拝方法。柏手の数が一般より2回多いのです。

拝殿の次に本殿を参拝しますが、通常は入れないため八足門からお参りします。その次は垣根に沿って「左回り」に境内の殿舎を順番にお参りするというのが正式なルート。また、本殿の西側にある小さな遥拝場を忘れてはいけません。垣根の外側にあるのですが、本殿のご神体の正面からの参拝位置となっているのです。

出雲大社の正式な参拝方法の要点をまとめてご紹介しました。一般の神社と出雲神社の参拝の仕方の最大の違いは拍手の数。それ以外は通常の神社とさほど変わりないのですが、せっかく由緒正しい大神様へ参拝するのですから、通常の神社での参拝方法も含めて、しっかり身につけて行かれるとよいでしょう。