【世界遺産】富岡製糸場に行ってみよう!歴史と技術を感じるレンガ造りの工場見学!

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2014年に世界遺産に登録されたことが記憶に新しい「富岡製糸場」。群馬県富岡市にある生糸生産の工場跡です。現在では年間80万人前後が訪れる一大観光スポット。レンガ造りの瀟洒な建物をただ観賞するだけでも楽しむことができますが、歴史や工業技術について知ると、さらに感慨深く有意義ですよ。

世界遺産 富岡製糸場

画像提供 富岡市

青い空に歴史を感じさせるレンガの建物が映えて、趣のある景観ですね。近代文化の黎明期に活躍したこの工場は、現在、歴史を伝える役割をになって静かに佇んでいます。

富岡製糸場の魅力は、幅広い分野において楽しめることにあります。歴史好きの人にも、機械好きの人にも、文学好きの人にも、世界遺産好きの人にも、景観や自然を眺めて味わいたい人にもおススメできるスポット。

重要文化財 検査人館

画像提供 富岡市

富岡製糸場の門を通ると、左手に検査人館があります。工場が稼働していた時ここは、生産した生糸や機械のチェックや調整を行うフランス人検査技師の宿舎でした。今は工場見学の受付となっていて、内部は非公開です。

国宝 東繭倉庫

画像提供 富岡市

よくテレビなどで富岡製糸場として使用される画像に使われるのが、こちらの東繭倉庫です。確かに見栄えのする立派な赤レンガ建築ですよね。「フランス積み」と呼ばれるレンガの組み方が瀟洒な雰囲気をかもしだしています。

東置繭所には建物を貫通する通路があり、その開口部の上部はアーチ状にレンガが組まれていて中央にキーストンがはめられています。このキーストンには操業した年の「明治五年」という文字の刻銘が。

国宝 西繭倉庫

西繭倉庫も東繭倉庫も読んで字のごとく、繭を保管するための倉庫でした。どちらの建物でも繭の倉庫は2階部分だけで、とくに西繭倉庫は当初、1階の北側の壁が無く、燃料の石炭置き場だったそうです。

国宝 繰糸場

富岡製糸場で最も重要な建物です。繭から生糸を繰るための工場で、特徴は蒸気を逃して換気するために作られたやぐら屋根と、採光のために大きく開けられた窓。

繰糸場の内部は柱を無くして広い空間にするために、「トラス構造」という西洋式の骨組みの建築技法を用いて建てられています。ずっと奥まで長くつづく部屋に感動して、見学者が写真を撮るポイントの1つなんですよ。

重要文化財 女工館

はじめ、富岡製糸場で働く工女に技術指導するフランス人女性指導者のための宿舎として建設されたので「女工館」と命名。けれども、技術指導が終わると指導者は帰国したため、その後は時代ごとに様々な用途で使われたそうです。

重要文化財 ブリュナ館

フランス人ポール・ブリューナを生糸生産の指導者として富岡製糸場に迎え入れ、その住居として建てられたのがブリュナ館。そのため、別名「首長館」ともいいます。コロニアル様式という洋風の建築技法で造られて独特の趣がステキですよ。

富岡製糸場(とみおかせいしじょう)
住所:
群馬県富岡市富岡1-1
電話番号:
0274-64-0005
開館時間:
9:00~17:00 受付は16:30まで
休館:
12/29~12/31 点検・整備等の臨時休場あり
アクセス:
上信電鉄線 西富岡駅下車 徒歩約9分
入場料:
大人 1,000円
高校・大学生(学生証必須) 250円
小・中学生 150円
※未就学児無料
※富岡市民は入場無料(住所が確認できるもの必須)

家内制手工業からマニュファクチャーへと切り替わった生糸生産は文明開化の明治時代に外貨を獲得するための重要な産業でした。それを支えた富岡製糸場は日本の近代化の重要な礎の1つだったのです。難しいことを考えずに見学しても雰囲気を味わえますが、いろいろ学んでから見るといっそう深く楽しめますよ。

umi

北海道在住の旅行大好きな30代女子です。
旅行では主に世界遺産や絶景スポット巡りをしています(*^_^*)
もちろん、ご当地グルメもはずせないポイントのひとつ♪
その中でもわたしのおススメなトコをアップしていきます☆

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