咲き誇るバラが美しい！長野県一本木公園へ行こう

一本木公園は、1984年に市民の憩いの場として作られた公園です。2004年には中野市の市政50周年を記念して拡張工事が行われました。そんな一本木公園の見どころはバラ。一本木公園はバラが美しく咲き誇る公園なんです。

一本木公園がバラの公園となったのは、個人からの提供がきっかけ。バラを寄贈したのは、中野市にほど近い南部に位置している須坂市に住んでいた元高校教諭の黒岩氏。自宅で育てていた172種179株ものバラを一本木公園に寄贈されたんです。

黒岩氏の寄贈をきっかけにバラ園が作られた一本木公園。その後「一本木公園バラの会」を設立し、会員やバラオーナー、中野市民の手によって一本木公園には850種、2500株ものバラが咲き誇る公園になりました。

イングリッシュガーデンは、英国園芸研究家で、ファッションデザイナーでもあるケイ山田氏の監修によって作られた施設です。フランス式やイタリア式の幾何学的な庭園と違い、自然の風景を参考にして作られた庭園なんですよ。

850種もあるバラの中には、珍しいものや注目したいものが。こちらの白いバラは「オスカル　フランソワ」。池田理代子氏の漫画「ベルサイユのばら」の主人公をイメージしたバラです。他にも「フェルゼン伯爵」や「王妃アントワネット」と名付けられたバラもあるんですよ。

1994年に第1回が開催されたバラまつり。5月下旬から6月上旬にかけて、バラが見ごろとなるこの時期にはバラまつりが開催されます。期間中市内はもとより、県の内外からも観光客が集まり、大勢の人でにぎわいます。

期間中は、バラの苗木の販売会や専門家を招いての講習会などのイベントが行われます。またバラにちなんだ飲食物や特産品も売っているので、要チェック。バラのソフトクリームは一度食べてみてほしい一品。

美しくバラで覆われたアイアンガゼボは必見！またつるバラが絡まったバラタワーも、高さが11ｍもあるので圧巻ですよ。併せて見てくださいね。

春だけではなく、10月には秋のバラまつりも開催されるので、春と秋、両方のバラが楽しめます。

公園内には、かつて小学校として使われていた建物が移築されています。中野小学校旧校舎は、明治時代中期の洋風建築の建物なんですよ。一本木公園展示館が併設されており、中野市や地域にゆかりのある画家や彫刻家の作品が展示されています。

バラ公園として知られる、長野県中野市の一本木公園について紹介しました。バラ好きや花好きにはたまらないスポットです。バラが見頃の時期にはお祭りも開催されるので、ぜひ足を運んでみてくださいね。