- 住所:
- 大分県豊後大野市緒方町原尻
- 電話番号:
- 0974-42-2111
- アクセス:
- 緒方駅から車で約10分
大地が作るダイナミックな景色を観賞できるジオパーク。日本国内には何カ所かジオパークがありますが、大分県にある豊後大野のジオパークは、自然の造形だけでなく先人たちがこの土地で生きてきた足跡を見ることができる場所です。今回はそんな豊後大野ジオパークの見どころをご紹介します。
「日本の滝百選」に選ばれた原尻の滝。「大分県百景」にも選ばれた景色で、約9万年前に阿蘇山が噴火した際にできたものです。幅120メートル・高さ20メートルもの大きさの滝が田園風景の中に突然現れる景色は、驚きとともに自然への畏敬の念がおこります。
原尻の滝を観賞するスポットで一番有名なのは、滝の前にかかっている吊橋からの風景。また河原に降りて滝つぼを下から見ることもできます。こちらはさらに迫力満点。
昔の噴火によって堆積した溶岩を川が削ってできた景色。柱状の岩が連なる景色は宮崎県の高千穂にも似ているといわれています。緒方町滞迫付近だけでも約4.5キロメートル、下流のものも含めると約11キロメートルにもおよぶスケールの大きさです。
2001年には下滞迫付近に高さ70メートルのつり橋ができて絶好の観賞スポットになっています。また炭化木洞穴など、火砕流と自然の力によってできた景色を楽しむことも。きれいな河原での川遊びも満喫できるスポットです。
1922年に豊肥線牧口駅が開業したことで建造された石造単アーチ橋である出會橋と、その上流80メートルのところにある2連のアーチ式石橋である轟橋。轟橋の径間は右岸側が32.1メートルもあり、日本で一番大きなアーチ式石橋で、出會橋は轟橋について2番目に大きなアーチ式の石橋です。
どちらの橋からも周囲の豊かな自然や、美しい奥岳川を見下ろすことができるため、観光スポットとして人気。しかし轟橋は現在2016年の地震の影響で、通行が止められています。
こちらの洞窟は約3億年前の古生代に形づくられたもので、その後阿蘇山の噴火の影響により水没しました。洞窟内ではサンゴ石や水中鍾乳石、ヘリクタイトなどが多く見られる世界的にも珍しい鍾乳洞です。
洞窟内には色鮮やかな水や滝、石壁など見どころがたくさん。洞窟に入ると分岐点があり、右が水中洞、左が新生洞となります。どちらも200メートルほどの全長があるので、見学すると探検気分を満喫できますよ。
阿蘇山の噴火によって堆積した溶岩が崩落してできた滝。雄滝とよばれる幅100メートル・高さ20メートルの滝と、雌滝とよばれる幅10メートル・高さ18メートルの2つの滝でできています。
室町時代の水墨画家”雪舟”が「鎮田瀑図」という題名で描いたのがこちらの滝です。雑誌BRUTUS 2011年の特集「神が宿る日本の絶景88」のひとつにも選ばれた景色は、神々しく感じられます。また季節によって桜などの花々が周囲に咲くので、いろいろな景色を見ることが。
豊後大野のジオパークのおすすめスポットをご紹介しました。阿蘇山の噴火によってできた壮大な風景と、人間の手によって作られた巨大な建造物という、大きな景色を堪能できるスポットばかりでしたね。大分県に行かれた際にはぜひ豊後大野のジオパークにも足を延ばしてみてくださいね。
北海道在住の旅行大好きな30代女子です。
旅行では主に世界遺産や絶景スポット巡りをしています(*^_^*)
もちろん、ご当地グルメもはずせないポイントのひとつ♪
その中でもわたしのおススメなトコをアップしていきます☆