戸隠神社へ行くなら！おすすめの散歩コースとは

戸隠神社がある戸隠山は、修験道の霊場や戸隠流忍者の里があったといわれる山。「戸隠」という名前も、天照大神が隠れた天岩戸が天手力雄命によってここまで飛ばされ、その岩が山になったからだといわれています。戸隠神社がある戸隠山は、そんな日本神話ゆかりの地なんですよ。

神社が創建されたのは紀元前だといわれています。古い歴史を誇る神社で、奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の5社を総称して戸隠神社といいます。神仏習合のお寺だった時代もありますが、明治の神仏分離によって神社のみになりました。

5つの社がある戸隠神社は、それだけ祀られている神様が豊富な神社。そのためパワースポットとして人気があるんです。パワースポット巡りをしながら、風光明媚な神社の中を散策してみましょう。

天表春命（あめのうわはるのみこと）をお祀りしている神社で、麓から登ってきた最初に位置しています。観光案内所を出て、地蔵堂からまっすぐ行った先にありますよ。ただし宝光社へたどり着くには270段の階段を上らなくてはなりません。頑張って登りましょう。

11世紀末に建てられたという神社で、祭神は天鈿女命（あめのうずめのみこと）です。境内にある「結びの杉」と「西行桜」で知られており、かつて戸隠神社が神仏習合だった時代にも神社として存在していました。

社務所がある神社で、社殿の天井に描かれた「龍の天井絵」には一見の価値があります。お祀りしているのは天八意思兼命（あめのやごころおもいかねのみこと）で、天照大神が天岩戸に隠れた際、天岩戸を開くための知恵を八百万の神に授けたという、神様です。

奥社参道の入り口から大鳥居をくぐって、奥社に向かう途中にあるのが随神門です。朱塗りの赤が印象的な建物ですね。それでは随神門を抜けて、さらに奥へと進んでいきましょう。

随神門から奥社に向かう約500ｍの参道には、クマスギの並木が続いています。このクマスギは樹齢400年といわれる大木。神秘的な雰囲気のあるこの参道では、立冬と立春になると、太陽の光が参道に沿って昇っていく様子が見られるのだとか。

「戸隠」のいわれとなった伝説に登場する神、天手力雄命（あめのたぢからおのみこと）をお祀りしている神社です。戸隠神社の御本社で、全国各地から崇敬者が奥社へ参拝に訪れています。

最後は九頭龍社です。天岩戸伝説ゆかりの神々を祀るほかの神社とは違い、九頭龍社の祭神は九頭龍大神（くずりゅうのおおかみ）。いつの頃からこの地に鎮座しているのかはっきりしない、神秘的な神社です。天手力雄命が奉斎されるより以前から地主神として信仰を集めていたと考えられています。

戸隠神社を散策するスポットを紹介しました。戸隠神社のポイントをチェックして、参拝してみてくださいね。