世界遺産「モーン・トロワ・ピトン国立公園」で有名なドミニカ国は、「カリブ海の植物園」とも呼ばれる自然豊かな独立国。国名は、「日曜日」を意味する「ドミンゴ(Domingo)」が由来で、イギリス連邦の一員です。「Nature Island (自然の島)」とも呼ばれるこの国の気候などをご紹介しましょう。
同じ国と間違われやすい中米のカリブ海域にある「ドミニカ国」と「ドミニカ共和国」。英語表記はドミニカ国(Commonwealth of Dominica)・ドミニカ共和国(Dominican Republic)になります。 Dominica is NOT the Dominican Republicでそれぞれ独立した別の国家。
1978年にイギリス植民地から独立し、イギリス連邦の一員になりました。首都はロゾーで、植民地時代の名残を残す建物が建ち並ぶ、コンパクトで可愛い街並みです。
島は豊かな自然に彩られ、多くの見応えある滝や泉があり、またカリブ海の多種多様の植物が自生しています。そこはまるで自然の植物園。東カリブ海初の世界遺産、モーン・トロワ・ピトン国立公園や世界第2位の大きさの沸騰湖、ボイリング湖には多くの観光客が訪れます。
カリブ海に面したドミニカ国の気候は、熱帯海洋性気候で最低気温と最高気温の差(日較差)が小さいのが特徴。日中の年間気温は30℃前後で気温の変化は少なく、海から吹き抜ける風が直に陸地に吹き付け、暑さを和らげてくれます。
年間を通じ降水量が多い地域です。スコールなどの突発的な雨の影響を受けやすく、湿度は高め。 特に雨が多い時期は8月~11月頃で、ハリケーンの来襲もあるので注意が必要です。
2017年9月にはハリケーン「マリア」に直撃され、家屋など建物が軒並み破壊され大打撃を受けました。旅行の際には気象状況などの充分な確認が必要ですね。
熱帯地域なので服装は夏服でOK。紫外線対策に薄い長袖や、突然のスコール時に必要な携帯の傘もあれば良いですね。また、10月~4月の夜間は22℃~24℃くらいになるので外出の際には薄手の羽織るものがあると安心です。
ドミニカ国は火山島なので、山の中は温泉地帯になっているんですよ。中でもボイリング湖という火口湖は大きさが世界第2位の沸騰湖として知られ、豊かな温泉が楽しめます。露天の温泉なので水着携帯は必須ですね。
火山地帯と熱帯雨林からなるモーン・トロワ・ピトン国立公園内には、冒険が楽しくなるようなジャングル風呂もあります。公園散策に疲れた時やあいにくのスコールでびしょ濡れになった時も、このようなカリブの温泉でリフレッシュできますね。
旅行へ出かけるベストシーズンは、ハリケーンの心配が少ない1月~4月がおすすめです。雨量は少なめ、比較的乾燥している期間なので過ごしやすく、アクティブに島内を観光できるでしょう。
ハリケーン「マリア」の直撃を受けたドミニカ国は多くの支援の輪に支えられ、現在復興途中にあります。綠豊かな「カリブ海の植物園」や住民の暮らしが1日も早く再建され、私たちを、観光国として迎え入れてくれることを願いたいですね。
北海道在住の旅行大好きな30代女子です。
旅行では主に世界遺産や絶景スポット巡りをしています(*^_^*)
もちろん、ご当地グルメもはずせないポイントのひとつ♪
その中でもわたしのおススメなトコをアップしていきます☆