- 住所:
- 奈良県吉野郡十津川村平谷
- 電話番号:
- 0746-63-0200
- アクセス:
- 近鉄大和八木駅・JR五条駅・JR新宮駅よりバス(奈良交通)、「十津川温泉」下車
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昔で言うと大和の国、奈良県の奥深くに位置しているのが十津川温泉です。大自然の中、まさに秘境の中の秘湯としか形容のできない温泉地です。それでもこの地は世界遺産関係のスポットが4ヶ所もあり、なかなかに見どころも多い観光地なんです。秘境・秘湯の隠れた温泉、十津川温泉の観光スポット15選です。
十津川温泉は、奈良県吉野郡十津川村にある温泉で、秘湯の温泉地として知られています。
十津川温泉における源泉の発見は、元禄年間(1688年~1704年)にさかのぼります。
以前、源泉は上湯川沿いだったため、上湯温泉に対して十津川温泉は下湯と呼ばれていました。
1974年ダム湖が造られたため、湖畔にあった平谷地区まで源泉から引湯をし、温泉街を形成したのです。
昭和60年(1985年)、湯泉地温泉・上湯温泉とともに、十津川温泉郷として国民保養温泉地に指定されました。
2004年には、村内の温泉「100%源泉掛け流し宣言」を、十津川村役場から発表されています。
十津川温泉は、炭焼き人夫によって元禄年間に見つかった下湯を源泉とする、二津野ダム湖畔の温泉地です。
日本各地の温泉伝説では、大抵が温泉発見には、鳥や動物が関係しているのですが、十津川温泉では、炭焼きの人夫さんと言うことで、ちょっと温泉の発見伝説はできにくいですね。
二津野ダムの湖畔には、旅館が6軒と温泉の民宿が2軒、点在しています。
そして、共同浴場や日帰り入浴施設を持つ宿も数軒あるようです。
十津川村の温泉地は、日本百名湯にも選ばれている、泉質の良い温泉なんですよ。
谷瀬のつり橋は、長さ297m・高さ54m、日本でも有数の鉄線橋で、生活用の吊り橋としては日本一長い吊り橋です。
昭和29年の戦後復興期に建設されたのですが、その費用は地元(谷瀬)地区の住民の出資によるものでした。
谷瀬のつり橋にある、周囲の山々などの自然の美しさや、橋を渡るスリル感が評判を呼んで、十津川村観光の名所となっています。
大勢の観光客の皆さんが訪れる、ゴールデンウィークやお盆には、一方通行規制が行われることもあるので、ご注意ください。
上野地と対岸の谷瀬を結んでいるのが谷瀬のつり橋、秘境と呼ばれる場所とつり橋というアイテムは決して外せない組み合わせ。まさに十津川村に、相応しいスポットですね。
ただ、秘境と言いますが、付近には駐車場やお土産物店もありますし、橋の下の河原にはキャンプ場もあるんですよ。
この谷瀬のつり橋、ただ工事をしてできたと言うものではなく、谷瀬集落の人々の身銭を切る覚悟と心意気が作った橋なんです。
今では、誰もが無料で渡れるつり橋なのですが、先人の気持ちを理解しながら利用して欲しいと思います。
笹の滝は、渓谷の自然が素晴らしい滝川の上流にあって、日本の滝100選にも選ばれています。
笹の滝の落差は約32mと、豪快で雄大な姿を訪れる人々に見せています。
しかし、視線を男性的景観の滝そのものから下に向けると、まるで滝壺から湧き出てくるように見える水が、滑らかな岩肌の上を優しく流れていく様子が、女性的でとても美しいんですよ。
更に、笹の滝の魅力は、その滝の持つ豪快さだけではなく、流れ落ちる水と後ろに控える木々とのコラボレーションの美しさにもあるでしょう。
初夏には、新緑の瑞々しさが美しく、秋には、素晴らしい紅葉が雄大な滝を更に引き立てるのです。
笹の滝の上流、滝川渓谷の水は、県内31ケ所の「やまとの水」の1つに選ばれています。
そして、渓流のお楽しみ、あまごや鮎の渓流釣りに、大勢の釣り人が訪れます。
あまごの解禁は3月で鮎は6月、釣りはしなくても、村内の旅館や民宿・飲食店で味わえるんですよ。
十津川村の特産品としても、あまごの甘露煮や鮎のあぶりのお土産は良く知られています。
是非1度、十津川のある清流の幸を食べてみてくださいね。ほっぺたが落ちても責任は取れませんが。
静寂な自然の中に響き渡る轟音、笹の滝は、体中にマイナスイオンシャワーを浴びることのできる、大自然の癒しスポットなんです。
清納の滝(せののたき)、落差の大きい豪快な滝ではないのですが、滝つぼも広く水量も豊富で、なかなかに迫力を感じる滝です。
清納の滝では別名があって、「マイナスイオンの滝」とも呼ばれているんですよ。
各地に様々な滝があって、滝の周囲ではマイナスイオンがいっぱいになっていると言われます。
しかし、清納の滝が、特に「マイナスイオンの滝」と強調されて呼ばれるのは何故でしょう。
清納の滝の一番の魅力とも言えるのが、滝つぼのすぐそばまで近寄り、真近で見られることなんです。
溢れるマイナスイオンを体中に吸収して、清納の滝のパワーに癒されに行きましょう。
清納の滝は、十津川の大自然の中にある、素敵な滝なんです。
滝壺のすぐ近くまで行って、滝から飛び散る飛沫を浴びながら、滝と同化できるような感じでいられることが魅力です。
別名「マイナスイオンの滝」、ふんだんなマイナスイオンの中に浸れる滝です。
マイナスイオンは、自然治癒力の強化にも効果があると言われています。
いわゆる滝のパワーは、人の治癒力をアップさせる効果に溢れているので、清納の滝はセラピー的にも優れているのでしょうね。
十津川村に関する重要な資料を展示し所蔵しているのが、十津川村歴史民俗資料館です。
館内では、十津川村の郷土の歴史が分かりやすく紹介されていて、十津川村の伝統も理解することができる見学施設なんです。
明治時代に十津川村に襲い掛かった大水害の様子や、当時の生活様式を再現した人形ジオラマが見られたり、重要な歴史に頻繁に登場していた十津川郷士に縁のある展示物もたくさんあって、日本の歴史に大きく関わってきた十津川村のことを知ることができます。
村の資料館としては、展示されている内容が、想像以上に深いことに驚かされますよ。
歴史民俗資料館の館内1階では、世界遺産コーナーを設けています。
「紀伊山地の霊場と参詣道」として、世界遺産として登録されたのが熊野古道、詳しく説明されているので、こちらも見逃せないコーナーですね。
そして、良いも悪いも幕末で活躍をしたのが十津川郷士、日本の歴史では「十津川」の名前が歴史の中に数多く残ってるんですよ。
「坂本竜馬暗殺事件」における刺客は「十津川郷士」を名乗ったそうで、京都御所の護衛を任命されていた勤皇家でもあった十津川郷士、十津川の名を出したことで、竜馬が安心して油断したとか。
ただし、未だ真相は闇の中なのですけどね。
熊野参詣道「小辺路(こへち)」は、真言密教の総本山である高野山をスタートして、熊野本宮大社に至る72kmもの長き聖なる祈りの道です。
ユネスコの世界遺産に登録されたのが2004年、「紀伊山地の霊場と参詣道」として指定されました。
「紀伊山地の霊場と参詣道」は、日本では初めての「道」に関する世界遺産なんですよ。
世界の世界遺産の中で、スペインのキリスト教の聖地である「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」の巡礼路と「紀伊山地の霊場と参詣道」が、世界で2つだけしかない「道」としての世界遺産です。
高野山から熊野本宮へ向かう道は熊野道、熊野本宮から高野山へ向かう場合は高野道とも呼ばれていたのです。
紀伊半島の山岳地帯をめぐる熊野道は、十津川村を縦断する聖地を結ぶ聖なる道。
高野山金剛院から始まる参道は、伯母子峠・三浦峠・果無峠と続き、1000m級の3つの峠越えをして、熊野本宮へと向かいます。
熊野道の道中には、当時の石畳や風雨に耐える石仏が今も残り、昔の古道そのままの雰囲気が体験できますよ。
十津川村の中においても、特に注目なのが果無集落、果無山脈を見渡すその絶景から「天空の郷(てんくうのさと)」と呼ばれているんです。
果無集落では、昔ながらの日本が今尚残っていますので、是非にも立ち寄りたい素朴スポットですね。
世界遺産「熊野参詣道小辺路」への入口、つり橋を渡って三浦口に向かいましょう。
三浦口から少し進んだところにある吉村家跡防風林、推定樹齢が500年・胴周り4~8mの大杉があり、その迫力に、これから始まる熊野古道の厳しさを感じてしまいます。
三浦口から三浦峠までの高低差約700m、道中では当時を思わせるような風景が続きます。
神聖で清らかな湧き水「三十丁の水」もあり、今でも旅人の喉を潤し疲れを癒しています。
「三十丁の水」というのは、遥か昔弘法大師様が掘られた水という、言い伝えが残っているのですよ。
三浦峠まで出ると、緩やかな道が続き、古矢倉跡・出店跡などを経て西中へと向かいます。
昔から変わらぬ日本の風景を見たければ、絶対に「天空の郷」と呼ばれる三浦集落がおすすめです。
当時からの石畳が残り、美しい棚田も見ることができて、懐かしい日本の原風景そのままなんですよ。
三浦口の近くにある、五百瀬には、南朝史跡「腰抜田」の碑が建てられています。
南北朝時代、護良親王がこの地を通過する際、地元の権力者である五百瀬の庄司が通行の邪魔をしたのですが、親王の家来村上彦四郎義光により投げ飛ばされ、腰の骨を折ったという話が伝わって、その投げ飛ばした田を「腰抜田」と言うようになったそうです。
しかし、明治22年の大水害によって埋まってしまい、今では川底に眠っているのです。
大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)とは、修験道の開祖と言われる、役の行者(えんのぎょうじゃ)によって開かれた道です。
大峯奥駈道は、山岳信仰における聖なる道で、なんと1300年の伝統を持っているんですよ。
吉野から熊野まで、両聖地を繋ぐ道は、標高1200m~1900mの険しい山々が連なる中、約170kmに及んであるのです。大峯奥駈道は、大峯山脈の尾根沿いに続く、過酷な条件が揃いすぎるほどの精神修行の場でもあります。精神を鍛える道の大峯奥駈道、一応のルートもあるようですし、頑張って歩いてみてはいかがでしょう。
大自然の清らかなパワーと修験者パワーの、両方をゲットできること間違いないですね。
大峯山寺より奥の靡(なびき)に行くことを奥駈と言われていて、靡と呼ばれる修行場には番号が付き、修行場にある拝所・行場には神仏が宿ると信じられていました。
大峯奥駈道の行程中に75の靡があり、大峯75靡と呼ばれているんです。
現在の靡は遺跡となっていますが、祠(ほこら)や仏像なども残存していて、非常に良い状態の基で、保存・管理がされています。
十津川村の範囲にある靡は、大峯75靡の内の35の靡となり、半数近くもあるんですね。
10番目の靡となる玉置山には展望台があって、大峰山脈・果無山脈そして十津川村の峰々が見渡せる絶景のスポットで、更には、眼下に十津川村の折立集落までもが見えます。
釈迦ヶ岳の山頂は、世界遺産の修験道「大峯奥駈道」を通るルートになっています。
険しい修験者の修行の道ですが、釈迦ヶ岳のシンボル「釈迦如来」が優しく迎えてくれます。
この優美な釈迦如来像は、大正13年夏、大峯の強力と異名をとった岡田雅行氏(オニ雅)が、たった1人で担ぎあげたとか。
障害物も何も無い山頂に、年中晒されている釈迦如来様の倒壊を防ぐため、大峯奥駈道を修行の場としている全国の寺院の協力によって修復が実行されて、平成19年8月、再び釈迦ヶ岳の山頂に建立されたのです。
全国に7峰ある釈迦ヶ岳の名を名乗る名峰、その中で標高第1位(1799.9m)なのが、ここ大峰の釈迦ヶ岳。更には、山頂に立派な釈迦如来像があって、修験者(登山者)を迎え守って下さっている名峰も、大峰の釈迦ヶ岳だけでしょう。
釈迦ヶ岳は、「続日本百名山」にも選ばれる名峰で、奈良の十津川村と下北山村の境にあります。
釈迦ヶ岳の山頂はピラミッド型になっていて、大峯山系随一の眺望を誇っています。
360度のパノラマで、周囲の様々にそびえる山々の姿を見ることができ、山頂には、1等三角点が設置されていますので、見聞のために見ておいてはいかがでしょうか。
新緑のころには、アケボノツツジが本当に美しく、珍しいバイケイソウの群生も見ることができます。
秋の季節になると、登山口への途中にある旭ダムの紅葉も見事で、「もみじ街道」と呼ばれる十津川村の紅葉スポットの1つとして、良く知られています。
十津川村にある釈迦ヶ岳登山口からだと、どちらかと言えば登りやすい道のようですが、それでも大峯奥駈道、厳しい修験道の道ということだけはお忘れなく。
21世紀の森・紀伊半島森林植物公園は、世界のシャクナゲ1万本が咲き乱れる公園です。
十津川村の花でもあるのが石楠花(シャクナゲ)、その石楠花を世界中から集めたのが「世界の森」で、 深い深い緑に溢れる森の中に、ピンク・白・藤色・赤紫などの、様々な色の花々が咲き誇ります。
石楠花の花言葉は「威厳」、その花言葉にふさわしく華麗で気高い姿は、まさに森の女王ですね。
毎年の4上旬~5月下旬の花の最盛期には、21世紀の森に多くの観光客が訪れ賑わいます。
5月の大型連休には、郷土食に溢れるお弁当の販売に石楠花関連のバザー、そして、抽選会など様々なイベントが開催されています。
21世紀の森・紀伊半島森林植物公園の春には、山桜も美しく咲き誇り、よもぎやわらびなどの山菜が芽吹きます。
初夏になると、新緑の木々が瑞々しく、ウグイスの声やキツツキのドラミングが気持ちよく響きます。
秋の季節に移ると、紅葉狩りやどんぐりに松ぼっくり拾いなど、ハイキングにもグッドな場所ですね。
そして、自然に溢れ渡る公園では、バードウォッチングにも最適のスポットと言えます。
石楠花に心を癒され、野鳥の声に耳を傾けながら、思いっきり森林浴ができる癒しの公園です。
21世紀の森・紀伊半島森林植物公園、大自然の中の遊び場として、ご家族やカップルに人気のある観光スポットなんです。
玉置神社は、創建が紀元前37年と、ちょと驚きの歴史的古さです。
聖地・熊野三山の奥の宮と呼ばれる玉置神社ですが、境内の雰囲気は明らかに一般の神社とは異なったものを感じます。
神々が降り立ったと言われる地、玉置山の境内においては、神代杉を始め推定樹齢が3000年といわれる老木&大木が神社を守り、その中に荘厳かつ静かに佇むように神殿が鎮座しています。
日本に初めて現れた神様国常立尊主神を祀っている場所は、玉置神社・岐阜位山・木曽の御嶽山・伊勢外宮などの特に重要な場所に限られ、日本最古の神社として玉置神社があるのです。
現在でも、そのパワーは顕在のようで、強力なパワースポットとしても有名なんですよ。
神武天皇御東征の時、この地でお休みになり「十種神宝」の「玉」を鎮め(置き)て武運を祈願されたことが、玉置(たまき)の名前の由来となっているのです。
奥深い吉野の山中、神武天皇の道案内に立ったのが八咫烏(やたがらす)で、私たちの祖先との言い伝えもあるのです。
「修験道の開祖」役の行者・弘法大師・天台宗の智証大師などの多くの歴史上に登場する人々も、この地で修行されたとか。
大峯奥駈道の「修験道の聖地」となる10番目の靡(なびき)として、行者さんの往来も盛んでした。
現在の玉置神社は、天然記念物の老巨杉郡、重要文化財の玉置神社の台所・社務所、天然記念物の「枕状溶岩」、「悪魔退散」という特殊なご神徳がある玉置の宮の弓神楽などなど、見所が山のようにあるスポットなのですが、軽い観光気分ではなく、真剣に参拝するようにしましょう。
野猿は、十津川村名物とも言える人力のロープウェイで、両岸からワイヤーロープを川の上に張り、そのワイヤーに吊り下げられた「やかた」に乗って移動します。
移動するとはいっても、自分の力で引き綱をたぐり寄せて進むのですけどね。
猿が木のツルを伝う姿に似ているので、野猿と呼ばれるようになったそうです。
十津川の支流添いで、上湯へ向う途中の谷川を、「やかた」に乗って渓谷を渡る緊張感と、雄大な景色が見渡せる眺めも相まって、気分は最高です。
昔の子供たちが作った秘密基地のようで、かつてのワンパク小僧の皆さんは童心に戻って楽しめそうですね。
現在では、野猿は観光用の遊びの乗り物となって大人気ですが、昔は生活の足だったんです。
つり橋が架けられるまでは、対岸へ行くための、唯一の交通手段だったのです。
今では道路も整備されて、野猿を使うようなこともなくなったのですが、こうして「観光用」として残り、地元の子供たちや観光客の皆さんが楽しんで使っているのは、素敵なことですね。
野猿に乗って、昔の村の人々の交通手段を体験して、当時の生活を垣間見てみませんか。
野猿に乗れるところは、ホテル昴(敷地内)と西川出合(ホテル昴からも歩いていける距離)で、それぞれ使用代金は無料です。
瀞峡は、吉野熊野国立公園内の奈良県・三重県・和歌山県の3県にまたがる、国特別名勝の大峡谷です。
瀞峡の美しさは古くから良く知られていて、太古のままの大峡谷には大きな感動を受けることでしょう。
瀞峡と言っても、北山川の上流の方からから奥瀞と下瀞に分かれています。
特に人気のあるのは、巨岩・奇石が荒々しく並んでいる姿を見ることができる場所です。
この人気の瀞峡のスポット、「瀞八丁(どろはっちょう)」とも呼ばれているんです。
精神的に疲れた現代人にとって、大自然がリフレッシュしてくれる、おすすめのスポットですね。
切り立つ断崖と巨岩、そして、コバルトブルーに澄み渡る水、十津川観光としては見逃せませんね。
昔は交通の足として、新宮・瀞峡間をプロペラ船が航行していましたが、現在では、観光用のジェット船が、志古・瀞峡間を結んでいます。
最近では、瀞峡トンネルの開通など道路事情が急速に良くなり、十津川村からなら、陸路でも楽しむことができるようになっています。
とは言え、やはり十津川村田戸から出ている川舟に乗って、のんびりと風情のある瀞峡めぐりが良いのではないでしょうか。
湯泉地温泉は、十津川村のほぼ中央に位置している、十津川温泉郷の温泉地の1つです。
歴史はかなりさかのぼり、1581年に戦国時代~安土桃山時代にかけて活躍した武将で、織田氏の家臣でもあった、佐久間信盛が訪れたとも伝わっています。
源泉より十津川に沿って、旅館や民宿が点在、静かで山の温泉地の情緒を味わえるところですね。
泉質は単純硫黄泉、源泉温度は60℃、効能は慢性婦人病などです。
温泉の特徴としては、温泉の定番とも言える硫黄泉で、全般的な病気に効果があるそうです。
十津川本流の左岸に位置しているのが湯泉地温泉、渓谷沿いの素朴で素敵な温泉ですね。
湯泉地温泉は、560年以上の歴史を秘めており、十津川村では最も古い温泉地となります。
湯泉地温泉の規模としては、かなりの小規模ではありますが、十津川に沿った感じで旅館や民宿が点在していて、昔懐かしいひなびた温泉という雰囲気に溢れ、観光客に人気があります。
また、湯泉地温泉には、「泉湯」と「滝の湯」の2つの公衆浴場もあり、「泉湯」の露天風呂入る価値ありですし、「滝の湯」も十津川の木をふんだんに使った、木の美しさと温もりに溢れるた温泉です。
2つの公衆浴場を含め、宿泊施設の全てが、源泉かけ流しとなっています。
上湯温泉は、十津川温泉から西へ5km程離れた、上湯川上流に湧く温泉です。
享保年間に、里人が見つけたと言われる温泉で、まさに大自然の中の秘湯です。
現在、上湯温泉で営業している宿泊施設は、旅館「神湯荘」のみとなっています。
「神湯荘」では、上湯川沿いにある露天風呂も持っており、日帰り入浴もできます。
昭和60年(1985年)、湯泉地温泉・十津川温泉とともに、国民保養温泉地に指定されました。
国民保養温泉地の呼び名は、「十津川温泉郷」となっています。
2011年の台風12号では、十津川村周辺でも、大変大きな被害が発生しています。
幹線道路が土砂崩れにより遮断されたり、災害により多くの村民も亡くなりました。
上湯温泉でも、被害は大きく、数軒あった民宿も被災し閉鎖、日帰り入浴施設「出谷温泉公衆浴場つるつる乃湯」も、水害により閉館となっています。
上湯川沿いに、河原を掘ると温泉が湧く場所(野湯)もあったのですが、台風により被災し閉鎖中。
現在では、旅館「神湯荘」のみが、被災にも耐えて営業を続けています。
でも、その1軒だけの営業と言うのが、更に秘湯のイメージがまして、訪れてみたくなりますよね。
今回は、奈良県の山の中に静かに佇む温泉地、十津川温泉のおすすめ観光スポットを15選でご紹介しました。
十津川温泉の温泉街としては規模も小さく、「ひなびた温泉郷」という言葉がピッタリの感じですね。
それでも、大自然がもたらしてくれる数々の観光スポットは、訪れる観光客を充分に満足させてくれる素晴らしい場所ばかりです。
一口に言えば秘境、でも、温泉・大自然・世界遺産の十津川を訪れてみてはいかがでしょうか。
ベトナムのホーチミン市に住んでいます。在住歴は6年半です。ベトナム人ばかりのローカル地区で、愛犬&愛猫と一緒に生活しています。大陸の風に吹かれて、のんびり自分らしくの毎日です。
昔で言うと大和の国、奈良県の奥深くに位置しているのが十津川温泉です。大自然の中、まさに秘境の中の秘湯としか形容のできない温泉地です。それでもこの地は世界遺産関係のスポットが4ヶ所もあり、なかなかに見どころも多い観光地なんです。秘境・秘湯の隠れた温泉、十津川温泉の観光スポット15選です。
奈良県にはこう言った壮大な優雅ですが、足がすくんでしまいそうな絶景があります。それがこの谷瀬の吊り橋です。今でも住民の足と利用しされているこの橋、あなたもこの記事で歩いている気分になりませんか?特にライトアップされた時の景色は夢を見ているかのようです。またその周辺の絶景の観光スポットも紹介していますので、楽しんでもらえると幸いです。