- 住所:
- 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉倉石岳国有地内
- 電話番号:
- 0224-34-2725(蔵王町観光案内所)
- アクセス:
- 東北自動車道・村田IC、もしくは白石ICから車で約1時間
- 駐車場:
- 約300台駐車可(無料)
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蔵王連峰の東麓に位置する蔵王。豊かな自然の中、温泉も湧き出ており、多くの人々が訪れる観光地として有名なところです。多くの皆さんの目的は、スキーか温泉でしょうか。いえいえ蔵王には四季折々に楽しめる、たくさんの観光スポットがあるのです。今回は、蔵王で人気のおすすめ観光スポットを15選でご案内します。
蔵王の御釜は、蔵王観光のシンボル的な存在で、蔵王五色岳にある火山湖です。
天候などの影響によって、五種類の色に変化することから、五色沼とも呼ばれています。
蔵王における代表的な観光スポットで、素晴らしい自然の美しさを堪能してください。
展望台のすぐ近くまで車で行けますし、駐車場からレストハウスまで徒歩3分、御釜の展望台までは徒歩5分。更には、バリアフリー対応になっていますので、安心・安全に観光することができます。
例年11月上旬~4月下旬までは、蔵王エコーライン・ハイラインが冬期による通行止めになっていますので、ご注意ください。
最近、日本の各地では火山活動も活発になってきているようですが、蔵王の火山活動は、少なくとも70万年前には始まっていたようです。
現在のような馬蹄形の外輪山になったのは、2000~3000年前の頃のようで、それ以降に外輪山の内部で活動が起こり、五色岳が形成されました。
御釜は、1182年の噴火によって誕生し、1820年以降から水が溜まり始めたと推測されています。
最新の噴火に関しては、1918年に起こり、噴気が発生しました。
その後、噴火はしていないのですが、1939年(昭和14年)頃に、水温の上昇が見られたとか。
ただ、現在でも湖底では、数箇所の気孔が存在していて、継続した火山ガスの噴出が続いているそうです。
各々特色のある2つの滝を、同時に楽しめる場所が滝見台です。
不動滝は落差53.5mと壮大なのですが、日本の滝百選にも選出された三階滝は、なんとその落差181mと、更に壮大な光景を目にすることができます。
どちらの滝も水量が多くかなりの迫力で、新緑や紅葉の季節になると、周囲の景色も色づいて美しく観光の皆さんにも大人気のスポットです。
ただ、積雪時には見学できないのと、柵より外側に出ての見学は危険なので絶対にしないようにしましょう。
2つの滝があって、それもどちらもが迫力のある素晴らしい滝、それを楽しめる最適なポイントが滝見台です。
不動滝は水量も多く、流れ落ちる水爆は迫力満点です。
そして、三階滝の方においては、細かな流れが三段に連なり、その落差は181mにもなります。ただ、新緑や紅葉のベストシーズンには、かなりの混雑になりそうなので、注意してください。
滝に向かう道の途中には、新鮮な野菜や果物の直売所もあるので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
海抜およそ700mの所にある不動滝、そしてその上にかかるのは地蔵滝、更には三段の瀑布を作って澄川に注ぐ三階滝、何と爽快な光景なのでしょうか。
戦国武将の中で、特に人気のある武将と言えば、やはり真田幸村の名前が挙がってきますね。
蔵王町と白石市でも、実は知る人ぞ知る、真田家ゆかりの史跡が随所にあるんです。
しかし、真田家と言えば信州の上田、何故蔵王と白石市にって感じがしますよね。
時は大阪夏の陣、伊達正宗隊の先鋒・片倉小十郎重長に、密かに真田幸村の三女阿梅が送り届けられ、次男大八は伊達家の家臣ともなったとか。
それが功を奏して、徳川方の追及をかわし、真田幸村の血脈を伝えることができたそうなんです。
蔵王町のPR活動公式ホームページによると、真田幸村公の子女5人は、密かに白石城主片倉重綱のもとで養育され、五女阿梅は片倉重綱の妻となり、次男大八は伊達家の家臣となり、現在の蔵王町矢附・曲竹地区に領地を与えられました。
日本一の兵、真田幸村公の血脈は、「仙台真田氏」として、蔵王に深く根を下ろしたそうです。
片倉家の後室、阿梅姫にゆかりの白石城は平成7年に復元され、毎年の10月には「鬼小十郎まつり」というイベントが催され、片倉小十郎重長公と真田幸村公の大阪夏の陣に於ける戦闘が再現されているそうです。
蔵王酪農センターには、緑の牧草地が一面に広がっています。
そして、その敷地の広さは、なんと東京ドーム20個分と、相当に大きいですよね。
牧場には、牛やヒツジ・ヤギがのんびりと飼育されていて、動物たちと触れ合うこともできます。
更には、乳搾りやチーズ・バターなど、乳製品の手作り体験も楽しむことができます。
広大な敷地の中で溢れる自然に浸って、ご家族共々ゆったりと休日をお過ごしになりませんか。
毎年の11月上旬には、チーズフェアの開催されますので、チーズ大好きな方は訪れてみては。
蔵王酪農センターがある七日原は、蔵王連邦を背景に清らかな水と空気に恵まれた、素晴らしい草原です。
牛たちがのんびりと草を食べる姿は平和そのもので、高原を吹き抜ける風はとても爽やか。時間の流れもゆっくり進んでいます。
蔵王酪農センターにある蔵王ハートランドでは、100頭以上の牛を筆頭に、うさぎ・ひつじ・やぎが飼育されています。
蔵王酪農センターの牧場の一部では、一般開放もされていて、動物たちと、直接触れ合うことができるんですよ。
蔵王酪農センターに、かわいい動物たちと触れあいに行ってみませんか。
万風窯の穴窯は、古墳時代の5世紀頃に、大陸から伝わった様式を再現した窯です。
過去の文献を資料として築いた半地上式穴窯で、大きさは全長12m・幅2m・高さ1.5mです。
穴窯の作品は、釉薬をかけずに高温(1300℃位)で焼成するのですが、燃料に赤松を使い三昼夜焚き続けるんですよ。
赤松の灰が窯の中で作品に降りかかり、その灰が高温により溶けて釉薬となるのです。
このことを自然釉と言い、そして、炎の流れ&土の焼き締まりで変化したものを焼締めと言います。
更には、複雑な炎の流れによって、作品の表面が激しく変化したものを、窯変(ようへん)と言うのですが、これは万風窯の大きな特徴の一つとなっています。
蔵王焼・万風窯では、ゆったりと流れる時間の中で、陶芸体験をすることができます。
分かりやすく、丁寧に教えていただけるので、全くの初心者の方でも楽しく陶芸を体験できますよ。
万風窯のアトリエは、一度に60名ほどの皆さんが陶芸体験ができる広さがあるので、お一人でも団体の方々でも気軽に参加ができますね。
ギャラリーは、木のぬくもり溢れる、素敵な和風のスペースになっていて、日常的に使用する食器や花器を中心にして、展示・販売してます。
作品の一つ一つの色合いや風合いが異なっていますので、実際に手に取って、蔵王焼きの魅力を味わい購入してください。
駒草平は、蔵王連邦の雄大な山並みの眺望を見るには、最高のスポットです。
展望が良好な駒草平、西側には蔵王連峰から湧き出た水が豪快に流れ落ちる、不帰の滝や振子滝を望むことができます。
対して東側では、奥羽山脈の山並みを越えて、太平洋までもが一望できる素晴らしさです。
駒草平は、その名の通り、高山植物のコマクサの群生地でもあります。
6月中旬~8月にかけては、高山植物コマクサの最盛期。
でも、高山植物を摘むことは禁止行為ですので、マナーを守って楽しんでください。
可愛いピンクの高山植物・コマクサの群生が見られた駒草平。しかし、近年ではコマクサが減少傾向にあるそうです。
しかし、そのまま放ってもおけませんので、現在では、復元に取り組んでいるようです。
可憐な高山植物、絶滅させてしまうようなことには、絶対にしないで欲しいものですね。
一方では、可愛い高山植物の光景とは、打って変わって、荒々しい断崖絶壁の展望スポットとしても人気があるのが駒草平です。
付近には、遊歩道が整備されていて、周辺一帯を散策することもできます。
国営みちのく杜の湖畔公園「みちのく公園」は、釜房湖の畔にある土地活用によって作られた、東北地方随一の広大な国営公園です。
「みちのく公園」は、里山地区・北地区・南地区と、3つの地区に分かれ、それぞれが特色のあるエリアを形作っています。
「みちのく公園」では、様々の特徴がある遊具で遊んだり、ツリーハウスに登ったり、里山散策に動物との触れ合いやキャンプなど、色々な体験ができてとても楽しい施設となっています。
季節ごとにイベントも開催されていますし、ご家族一緒に楽しい体験をしに行きましょう。
釜房湖に面した里山地区は、森と環境のゾーンで、薪を採り炭焼きをしていた雑木林に100年ほど前に植えられたスギ林、尾根に谷に溜池や棚田の跡までも見ることができます。
この里山地区は、仙台の水瓶とも言える釜房湖を守るための大切な森でもあるんですよ。
北地区は健康と緑のゾーン、71.8haの畑地・草地をメインとする牧歌的な景観の区域です。
「現代人の健康づくり」と「人間性の回復」が主題としている場所です。
南地区は文化と水のゾーン、89.2haの広大な区域は「みちのく公園」の中心的なゾーンです。
東北らしい「文化」と、命を育む「水」を主題をしているところとなります。
みやぎ蔵王こけし館は、昭和59年、伝統こけし発祥の地として開館しました。
雄大な蔵王の麓、自然に溢れる環境と見事にマッチした、モダンな建物となっています。
こけし製作の技術保存と年々減る傾向の後継者の育成、そして一般の皆さんに、こけしのことをよく知ってもらうための広報を目的として、建設された産業会館です。
展示コーナーは1階にあり、全国の伝統こけし&木地玩具5500点が、展示してあります。
他には、実演コーナーや販売コーナーなどの付帯設備も充実しています。
2階では、絵付け教室などの体験をすることができて、自分だけのオンリー1のこけしが作れます。
伝統こけしは、江戸時代の文化・文政の頃に、湯治場などの子どもの玩具として作られました。
製作をしたのが、東北各地において、木のお椀やお盆などを挽く、木地屋の職人の皆さんでした。
その後、東北各地で作られるようになったこけしは、師弟相伝の形で伝えられていきます。
その製作技術や形模様などが、一族及び弟子にのみ伝授され、地域や家系に根付いて他にない独特の雰囲気をかもしだしています。
こけしは東北だけに生まれ育った玩具。そのため東北地方独特の雰囲気に溢れ、土地土地に異なった特徴があるのですが、だいたい11の産地に系統分けすることができるんですよ。
高さ約45m・幹の太さが約10m・推定樹齢900年と言われているのが平沢弥陀の巨木の杉です。
平沢弥陀の杉は、宮城県内では最大級の巨木の杉で、県指定天然記念物に指定されています。
この地を統治していたのが奥州藤原氏、その藤原氏が丈六阿弥陀如来を祀った際に、参道並木として植樹した杉の木々の中の1本のようです。
丈六阿弥陀堂に祀られている、丈六阿弥陀如来像と共に、ご覧になってくださいね。
平沢弥陀の杉、木の圧倒的な存在感に触れてみたら、自然のパワーが体に湧いてくるかもしれません。
明治時代の産科医五十嵐ぶん水、杉の木がある地域で「だるま講」という安産信仰を広め、そのために平沢弥陀の杉は「だるま杉」とも呼ばれているんですよ。
そして、時は経って現在、杉の木の根元に、コンクリートで囲われた一角があります。
中には、60cmくらいの大きさの文字が刻まれている石碑、五十嵐ぶん水が死を前にして、大杉を切らないよう最後の懇願をしたという内容です。
平沢弥陀の杉が県天然記念物に指定される際、この碑も一緒に指定されているんです。
言うならば、大杉を守る気持ちが、一緒に文化財とされたということなのですね。
ことりはうすの正式名称は、「宮城県蔵王野鳥の森自然観察センター」です。
センターは、遠刈田温泉から、蔵王えぼしスキー場へ繋がる道路の途中にあります。
ことりはうす周辺にある森は、昔から野鳥の楽園として知られていて、「蔵王野鳥の森」が昭和49年に開設されています。
近年では、人々の自然への関心も高まりつつあり、自然を求める声も多くなってきています。
そこで、自然を愛する皆さんの心に応え、自然の仕組みを知って生命の尊さを学ぶ場として、野鳥の森の入口に、ことりはうすが設けられました。
ことりはうすは、平成6年5月、「全国野鳥保護の集い」に合わせて開館しています。
鳥が羽を広げた風の屋根を持つ、ことりはうすの館内に入ると、まるで野鳥の世界に足を踏み入れたような錯覚に陥っていまうかも。
展示は、蔵王の自然や野鳥の生態などが、楽しみながら理解できるように工夫されています。
展示中の鳥類の剥製、イヌワシなど33科112種にもおよび、その他、ほ乳類の剥製やチョウやガの標本も合わせて見学できます。
そして注目なのが、自然界ではエサが減少する冬の頃、給餌台に集まってくる数々の野鳥やリスにカモシカなどを、館内の観察室から直接に見ることができるんですよ。
毎月開催されるイベント行事の他、自然のものを利用したクラフトやことりのブローチ、更にはきらきらツリーなど、常時体験することもできて人気があります。
陶アトリエ・花*花は、遠刈田温泉の中心部にある、陶芸工房の可愛いショップ兼ギャラリーです。
遊び心が満載の、お洒落で可愛らしい器やアクセサリー、目が釘付けになってしまいそう。
更には、陶アトリエ・花*花では、短い時間の上リーズナブルな陶器絵付け体験もできます。
陶器絵付け体験では、絵の具が10色以上使えて、好きなイラストや文字が自由に描けます。
やり直しも大丈夫なので、こだわり派の初心者の方も、小さなお子さんも楽しめそうですね。
オリジナルの絵付け生地アイテムはなんと10種類以上、好きなアイテムを選べますよ。
ご家族みんなで、体験してみるのも良いのではないでしょうか。
陶アトリエ・花*花、小さいお店ですが、中身は充実しています。
自由自在な感性で、愛らしい器やアクセサリー、そして、お雛様までもをつくっている工房ですね。
ちっちゃな子供さんからご年配の皆さんまで、ファミリーやお友達で楽しめます。
幅広い年齢層の皆さんが、笑顔で一生懸命に、そして楽しそうに陶器の絵付け体験をしているんですよ。
お孫さんから、おじいちゃんやおばあちゃんに、頑張って作った世界に1つだけの作品をプレゼント、素敵ですよね。
そして、結婚の記念としてお2人の思い出を形にして残す、これも素敵です。
蔵王エコーラインがあるのは、宮城県道・山形県道12号白石上山線で、主要地方道です。
両県の境付近、奥羽山脈・蔵王連峰を繋ぐ区間を蔵王エコーラインと言う愛称で呼んでいます。
蔵王エコーラインの沿道では、四季を通じて美しい風景を楽しむことができるんです。
特に、春の冬季閉鎖解除直後の蔵王エコーラインでは、道路に沿って数メートルにも及ぶ雪の壁がそびえる雪の回廊ができて、まさに圧巻の眺めとなります。
秋には、紅葉の名所として知られていますので、シーズンの時期には宮城県側から刈田岳山頂へ向かう蔵王エコーラインは大渋滞になっているようです。
宮城県と山形県を結ぶ山岳道路の蔵王エコーラインは、昭和37年の開通となっています。
なんと言ってもおすすめの時期は、ゴールデンウィークの辺りと、9月下旬からの紅葉シーズンでしょうか。
ゴールデンウィークの周辺時期では、最高で約10mになる雪の壁を見ることができ、秋の紅葉シーズンでは、ブナやナラなどの樹木が赤や黄色に衣替えをする絶景が堪能できます。
そして、穴場的な観光スポットとしては、宮城県側から見ることのできる、火山岩剥き出しの荒々しい勇壮な蔵王の姿、これは絶対に必見の眺望です。
蔵王エコーラインは、冬期閉鎖期間の他、降雪や凍結により緊急通行止めになることもあり、夜間通行止めの時もあるので、時期外れに訪れる際には、しっかりと交通情報を確認しましょう。
たくさんの緑に覆われた、素晴らしい蔵王連峰の眺望を見渡すことの出来る、自然に恵まれた環境の中にあるのが、エール蔵王島川記念館です。
エール蔵王島川記念館は、仙台において多角的な事業を営む島川隆哉氏による、平成5年以来収集してきたコレクションや数々の美術品を地元の皆様に見ていただけるように展示しています。
蔵王を間近に望むエール蔵王島川記念館の立地は、自然が作り出す癒しの空間にふさわしい場所、緑と風に溢れた美術品の鑑賞には、最も相応しい環境です。
地域社会における文化活動とその活性化に、少しでも貢献できることを願って作られたのが、エール蔵王島川記念館なんです。
周囲には観光スポットもなく、自然の中に隠れるようにひっそりと佇んでいるような隠れ家美術館です。
外観も、自然に溶け込んでいるように、モノトーン・カラーのシックで落ち着いた感じで良いですね。
カシニョールにアンリ・マチスと言った外国の有名な画家はもちろんのこと、日本の画家の作品も凄い作品が勢ぞろいで、青木繁氏の作品や横山大観氏の大きな富士山にも驚きます。
画家の名前が分からなくても、素敵で心に残る絵画が数多くあります。
工芸品の展示室においても、10数代揃った楽焼茶碗があり、見応えがありますよ。
館内には、休憩スペースや喫茶室もあり、ゆっくりと時間をかけて鑑賞できます。
江戸時代中期の宝暦3年(1753年)築の我妻家住宅(あがつまけじゅうたく)は、全国的にみても大規模な民家で、江戸中期以降の屋敷構えが非常に良好に保存されています。
国指定重要文化財(建造物)で、現在では第3日曜日のみの見学となっています。
我妻家住宅は、江戸時代に建てられた、豪農の平屋建茅葺き屋敷です。
日本国内には、指定文化財の古民家は数多くあるのですが、たいていの文化財では、その建物だけが保存されているだけなのが現状です。
それに比べて、我妻家住宅は、主屋を中心にして蔵や門から、宅地までもが指定を受けていて保存の対象となっているので、江戸時代の豪農の暮らしぶりを、現在に伝えてくれています。
我妻家住宅は間口38mの大きな萱葺民家、江戸時代に存在した百姓屋敷の標準からみてもかなりの大規模で、我妻家は百姓という身分でありながら、特別な存在であったことがわかります。
我妻家は、鎌倉時代から代々続く旧家で、もとは武士だったのですが、後に曲竹村に領地を得てこの地に移り、戦国時代に武家から農家となったようです。
江戸時代には、村だけに留まらず刈田郡でも有数の豪農として、肝入(村の代表役員)を勤めるほどになり、木綿や紅花などの品物を取り扱う豪商としても、知られる存在となっていました。
また、戦国時代の末期より江戸時代の初期まで、刈田嶺神社の、神職でもある禰宜(ねぎ)も勤めていたので、現在においても禰宜屋敷と呼ばれているそうです。
蔵王温泉は、奥羽三高湯の1つで、開湯は1900年前、日本武尊の東征の時に、帯同した吉備多賀由により発見された温泉です。
江戸時代には、蔵王権現への西側登山口として栄え、大正時代には麓の集落と温泉を結ぶ道路の開通などやインフラ整備や施設の設置が進み、観光地としての基礎を築きはじめました。
昭和に入るとスキー場がオープン、更にはロープウェイなどができ観光道路開通と、観光地としての蔵王を確立していきます。
開発が進む中、古くからの旅館に加えてホテル・ペンション・民宿などが開業。東北では最大級の総合マウンテンリゾートとして発展しました。
蔵王温泉のお湯は、特に皮膚に効くということで知られ、「子どもが丈夫に育つ湯」とか「美肌の湯」とも言われて、地元の皆さんにも親しまれている温泉です。
蔵王温泉街の中には、上湯・下湯・川原湯の3箇所の共同浴場(6時~22時、無休)があります。
そして、温泉街の一番奥に造られているのが大露天風呂、4段からなる階段式の露天風呂で、全ての大きさを合わせると100畳ものお風呂になるんですよ。
上流の2段が女性用で、下流の2段が男性用として使われています。
大露天風呂は、同時に200人もの人が入浴できる規模、大きいですよね。
ただし、11月下旬~4月中旬頃までの、冬期に当る期間は休業となります。
今回は、宮城県の蔵王連峰の東麓に位置する観光地、蔵王のおすすめ観光スポットを15選でご紹介しました。
蔵王と聞いて、すぐに頭に浮かぶのは樹氷。でも、凍りつく雪原を歩いて行くのも大変そうだし…。
いえいえ、温泉街から雪上を歩かなくても、ロープウェイに乗って、雪原を埋め尽くす360度樹氷に囲まれた樹氷原に直行できます。
蔵王の樹氷には、「デイライト樹氷」&「樹氷ライトアップ」と、昼と夜の2つの楽しみ方があります。
自然光の輝く樹氷、美しく雄大な樹氷には、感動以外のなにものもありません。
しかし、日が沈み暗闇の中でのライトアップ、カクテル光線に浮かび上がる樹氷は、幻想的と言うしかないですね。
冬の蔵王の楽しみ方として、昼と夜の樹氷は、絶対に見逃せないイベントです。
ベトナムのホーチミン市に住んでいます。在住歴は6年半です。ベトナム人ばかりのローカル地区で、愛犬&愛猫と一緒に生活しています。大陸の風に吹かれて、のんびり自分らしくの毎日です。
遠刈田温泉(とおがったおんせん)は蔵王連峰のふもとにある温泉です。400年以上の歴史を持つ温泉は江戸時代から湯治客で賑わって来ました。現在は蔵王の観光の拠点としても多く利用されています。ここではそんな遠刈田温泉の観光スポットを紹介しましょう!
宮城県蔵王町にある遠刈田温泉(とおがったおんせん)。ここは開湯400年の歴史があり、2014年「にっぽんの温泉100選」に選ばれるほどのすばらしい場所。また、こけし発祥の地と言われており、全国のこけしを見ることができる施設もあります。そんな日本の伝統に触れながらのんびり散策できるスポットを見てみましょう。
宮城県刈田郡蔵王町にある遠苅田温泉郷。今から400年ほど前に開湯したとされ、江戸時代には湯治場として宿場町がひらかれるようになりました。今回は、そんな歴史のある遠苅田温泉郷のおすすめ宿を紹介したいと思います。
大自然の中のドライブは、とても爽快ですよね!街中のドライブとは、また違った感覚が味わえます。今度の休日には、蔵王をドライブしてみませんか?蔵王の雄大な自然の中を走ると、心が洗われるような気分になります。蔵王には見どころがたくさんあるので、カメラの準備を忘れないでくださいね!
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