- 住所:
- Turkistan, カザフスタン
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カザフスタンの観光名所を紹介します。中央アジアにあるカザフスタンは、未来都市のような首都ヌルスルタン(アスタナ)と、伝統的な旧首都アルマトイをはじめとして、国内各地に歴史、文化、そして自然豊かな場所があります。5か所ある世界遺産を含めておすすめの観光地を20か所厳選しました。
ホージャアフマドヤサヴィ廟は、2003年にユネスコの世界遺産に登録されました。これはカザフスタンでは最初の出来事です。この廟の主であるホージャ・アフマド・ヤサヴィーは12世紀に活躍したイスラムの聖者で、この地域のイスラム化のために活躍しました。元々小さな廟があっただけでしたが、ティームール朝を立ち上げたティームールにより大規模に廟の建築が行われます。しかし完成を前にティームールが亡くなり、造営も途中で中断します。その後、特に装飾などに手を加えずに現代まで当時の時代の貴重な建築様式が残されたことで、高い価値が見出されました。
この様式はティームール朝の首都であったサマルカンドなどでは、引き継いで利用されました。そして中央アジアの聖地としての価値が高まり、それはメッカ以上とされたほどです。そのためロシア帝国に編入後も巡礼者の足が絶えることはなく、ロシア革命の直前まで続きました。ソ連時代を経て1994年にカザフスタンとして独立後、トルコとの協定が締結され、トルコ政府の協力・援助の元、復元と改修と整備が進められました。世界遺産登録後は急激に観光地化してきおり、ツーリスト向けのホテルなどもできています。
サリャルカは、この場所に広がるステップと湖群をまとめて、2008年にユネスコの世界遺産に登録されました。これはカザフスタンでは初めての自然遺産。場所は第4の都市といわれている北部カラガンダ市の西250キロメートル地点に広がっているエリア。ナウルズム国立自然保護区とコルガルジュン国立自然保護区が含まれています。実はこの保護区は、渡り鳥が停留する湿地帯がある場所としても知られ、鳥たちは南アジアやヨーロッパ、そしてアフリカからやってきます。その数は1500から1600万羽ともいわれ、フラミンゴの姿なども。そして絶滅危惧種の存在もあります。
またこのサリャルカは、動物たちにとっても天国のような場所。ステップ地域ではオオカミやマーモットなどの野生動物が多数住んでいます。そして絶滅が心配されているサイガもこの中で生息。そんな自然保護区ですが、観光で入る場合は、個人では不可。保護区で認められたガイドの同伴が必須となっています。また広い範囲なので、運転手つきの車をチャーターする必要があります。それからできれば宿泊を伴う方が良いでしょう。なぜならば早朝にこの保護区に入れば、湿地帯で羽を休め、そして飛び立つ多くの鳥たちの姿を見ることができるからです。
カザフスタンだけでなくウズベキスタンやキルギスも含めた西天山もユネスコの世界遺産に登録されました。これは2016年のこと。実は中国も含めた天山山脈の内、中国領にあたる新疆天山は先行して2013年に登録されました。その際に付帯場所としての推薦がありましたが、書類不備や登録延期の勧告などがあり、3年遅れで登録されています。その結果カザフスタン以外の2カ国では初めて世界自然遺産が加わることになりました。
西天山地域は植物相としての価値が高く、現在普通に世界的に栽培している多くの物の野生種が存在しています。例えばアンズ、クルミ、ナシ、ブドウ、リンゴなど。また絶滅危惧種もいくつかあります。同様に動物でもエジプトハゲワシ、ユキヒョウ、セーカーハヤブサなどの絶滅危惧種や希少な動物が生息しています。この地域はツアーがおすすめで、カザフスタンに限らず、ウズベキスタンやキルギスからもツアーが出ています。中には日本初のツアーで複数国をまたがって楽しめるツアーもあるので、いろいろ品定めしてください。
中国の長安(西安)からトルコ・イスタンブールまでの間は古代からシルクロードとして交易目的の隊商達が砂漠地帯を歩き、途中のオアシス都市に立ち寄って旅をしました。歴史的にも有名なこのシルクロード自体が世界遺産に登録されたのが2014年のこと。カザフスタンをはじめ、中国、キルギスの3カ国にまたがりって登録されました。複数国にまたがる世界遺産はカザフスタンとキルギスはもちろんのこと、中国でも初めてのことでした。
カザフスタンは、次のエリアが登録されました。アルマトイ州のカヤリク、タルガル、ジャンプール州のアクトベ、クラン、オルネク、アクルタス、コストベ。そして、アルマトイ州のカラメルゲンが交通及び防護施設として登録されています。特にジャンプール州とアルマトイ州に固まっていますから、それぞれの地域に順番に旅を巡っていくのが良いでしょう。旅行日程が長くなりますが、うまく調整して回って行けば当時の雰囲気が少しでも体験できそうです。
カザフスタンは、新首都ヌルスルタンの未来都市の名所、旧首都アルマトイの歴史と文化そして自然が楽しめる名所。その他カザフスタンの各地に見どころがあり、世界遺産も5か所あります。それぞれ目的に応じて効率よく回りたいところ。特に自然に関する場所はツアーの利用や車ガイドのチャーターなどを行って、万全の態勢で旅に行くとより楽しめます。まだまだ遠い中央アジアをいち早く体験してその良さを共有しましょう。
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