鹿児島名物20選！美味しいグルメやお土産におすすめの品までご紹介

鹿児島の名物といえば、古くから地元の人々に愛され続けている「さつま汁」もあります。郷土料理・家庭の味である「さつま汁」は、鹿児島県民にとっては日常食のひとつ。鶏肉・こんにゃくや、さつまいも・大根・人参・牛蒡・筍などの野菜がたっぷり入った栄養満点の汁物です。

せっかく鹿児島に来たなら「さつま汁」も食べてみたいですよね。そんな期待にこたえてくれるのが、天文館にある「さつま路」です。こちらのお店は、テーブル席・お座敷・個室など全110席を擁しており、さつま汁はもちろん、豊富な郷土料理を味わうことができます。

「さつま路」のメニューを見てみると、「キビナゴ刺身」から「かつおのタタキ」「キビナゴ塩焼き」、「鶏刺身」「豚骨」「さつま揚げ」「黒豚とんかつ・唐揚げ・みそ焼き」まで、鹿児島の郷土料理がずらりと並んでいます。

またコース料理も充実していて、3千円台から1万円台まで20種近いコースが用意されています。しゃぶしゃぶコース・鶏飯膳以外は、全て「さつま汁」付き。かご盛り・茶美豚の一人鍋・黒豚の味噌煮・ご飯・さつま汁・香物・デザートの「篤姫膳」は女性に人気です。

砂をかけてもらった状態で温まる「砂蒸し温泉」が有名な指宿に、「温たまらん丼」という鹿児島名物があるのをご存じでしょうか。「温たまらん丼」とは、どの店でも同じといった画一的なメニューではなく、指宿温泉の源泉で作った温泉卵をメインに、各店舗が思い思いの食材を使ったご当地丼です。

山川にある西養鶏場の卵を木製の桶に入れ、75度前後の温泉水で茹であげた卵を使うことだけがルール。あとは肉・魚介類・野菜を使い、丼・皿・寿司桶に盛り付けをするなど各店工夫を凝らして作っています。指宿でたくさん採れるオクラを使った、緑のたまらん丼もあるそう。

豚トロを照り焼きにして温泉卵をトッピングしたもの、チゲ風のたまらん丼、うなぎに温泉卵を合わせたもの、鰹やキビナゴなどの魚介を漬け丼にして温泉卵をのせたもの、中華風たまらん丼など、どれも「美味しくてたまらん！」ものばかりです。

指宿駅から徒歩約10分の場所にある「むさし」では、しゃぶしゃぶ・ステーキもいただけますが、「温たまらん丼」を食べることもできますよ。丼だけでなく、希少な黒豚の舌をデミグラスソースで柔らかく煮込み、旬の野菜を添えた「温たまらん豚」も。お値段は1100円です。

鹿児島の名物として最後にご紹介するのは、「そうめん流し」です。流しそうめんは全国共通の夏の楽しみと言えますが、鹿児島の「そうめん流し」とは、ドーナツ型をしたそうめん流し器を使った「回転式流しそうめん」なのです。

器に水とそうめんを入れ、水流でそうめんを流す仕組みなので、流す係の人は不要でテーブルを囲み皆で楽しくそうめんを食べることができます。このスタイルは鹿児島では夏の風物詩となっており、県内には数多くの「そうめん流し処」が存在します。

伊佐山市の羽月川近くにある「奈加夢羅（なかむら）」は、山あいにある「そうめん流し」のお店。テーブル席の下には、井戸水が流れる池があり食用の鯉が泳いでいます。自然の中のオープンエアーなこの店は、夏になると地元の人・観光客でいっぱいに。

おすすめメニューは「A定食（そうめん・鯉こく・鱒の塩焼き・ご飯）」や、A定食に鯉のあらいが付いたB定食。また、地鶏も人気で、そうめんを流しながらテーブルの真ん中にある七輪で焼いて食べられます。寒い時期にはうどんや釜めし、にゅうめんも好評です。

いかがでしたでしょうか？見所も満載で歴史好きな人も多く訪れる鹿児島には、美味しいグルメやお土産にぴったりな銘菓が勢揃いしています。鹿児島に来たら、ぜひ自分好みのご当地名物を食べてみてください。

※記載内容は公開時点の情報です。お出かけの際は事前確認をお勧めしています