- 住所:
- 香川県観音寺市豊浜町箕浦974-1
- 営業時間:
- 06:00~14:00
- 電話番号:
- 0875-52-2711
- 定休日:
- 月曜・木曜(祝日の場合は別日に振り替え)
- アクセス:
- JR予讃線「箕浦」駅から徒歩1分
- ※営業時間・定休日等は変更になる場合がございますので事前に店舗にご確認ください。
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香川県の西端に位置する観音寺市は、香川県内でも指折りのうどんの激戦区です。早朝から営業しているお店や地元の人が通う店、観光客が集まる店などさまざま。そんな観音寺にあるおすすめのうどん屋を厳選してご紹介しましょう。
香川県観音寺市は中国山地や四国山地に囲まれた自然豊かな風光明媚(ふうこうめいび)なエリアです。瀬戸内海国立公園に含まれ、寛永通宝と言われるほど人気の観光スポット、銭形砂絵で全国的に知られています。そのほかにも有明浜や天空の鳥居、雲辺寺山頂公園にある新スポット、空中のブランコも人気を集めています。
香川県の西部エリアの中でも有数の讃岐うどんの激戦区。早朝からうどんが食べられるお店や、地元の人はもちろん、関西や地方から多くのうどん好きが集まる名店もあります。それぞれ特徴があり、一日に数軒食べ歩く人もいるほど。
観音寺で朝早くからうどんを楽しみたいという人は、「西端手打 上戸」がおすすめ。上戸は朝6時から営業している朝うどんのお店で、直径約8ミリの極太麺でも知られています。メニューは「冷かけ」「かけ」「冷ぶっかけ」「しょうゆ」の4種類。
上戸はセルフスタイルなので温かいうどんならテボで温めたり、出汁やトッピングを入れるなど自身でやることは多いですが、自分で作った感があって楽しめます。上戸の人気メニューは、イリコのいい香りとツルツルシコシコ太麺を合わせた「かけうどん」です。香川県屈指の直径約8ミリの極太麺とイリコ、かつお、昆布でとった出汁は相性ぴぅたり!
少し甘めで濃い目の出汁が、うどんとよく絡み、食べ応え抜群!大きさも三段階から選べ、ツルツルとした喉越しでがよく、あっという間に完食です。冷やかけだとさらに弾力のあるうどんの食感が冬でも注文する人が多数。
サイドメニューも充実しており、1個100円均一の天ぷら各種のほかあげ、温泉卵を追加してアレンジしてみるのもいいでしょう。うどんとベストパートナーのおむすびもラインアップ。休日ともなると、このシコシコ太麺を求めて市内以外にも遠方から多くの観光客が訪れる人気店です。瀬戸内海を望む景色のいい場所にあるので、ぜひ絶景も合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
オープンキッチンにカウンター、広いホールと、おしゃれな雰囲気がカフェ風のうどん屋「カマ喜ri」。電気屋をリノベーションした店内は温かい雰囲気で、女性一人でもゆったりくつろげそうな居心地の良さが魅力。フルサービスなのでうどんを茹でたり、天ぷらを揚げたりする様子が眺められ、うどんができるまでの間、眺めていても楽しいことでしょう。
そんなおしゃれなお店なら「うどんも現代的なものでは?」、しかし意外にも味わいは厳選素材を使った本格派です。ぶっかけ、釜揚げなど讃岐のうどん屋では定番のメニューがずらり。おすすめは小麦の香り漂うモチモチ麺をすっきりした味わいの出汁と味わう「かけうどん」。太めのコシのある麺との相性も抜群です。
好きなうどんと揚げたてサクサクのの天ぷら(とりちく、げそちく、ちくたま)と食べる「天ぷらセット」は人気の一品。おかずとして食べてもよし、うどんにトッピングして食べるもよし、とり天はブラックペッパーが効いて香りとともに楽しめますよ。
1日15食限定の「肉うどん」や「肉ぶっかけ」も見逃せません。肉のうまみが出汁に溶け込んで少し甘めの味わいがおいしくほっとする味。ちくわとかまぼこ、レモンまどで顔をあしらったトッピングも遊び心があって楽しいですね。季節限定の新作メニューもぞくぞくお目見えするのでお見逃しなく!
約100年前にお茶とお餅を出す茶店として観音寺と本山寺間のお遍路道に開店した老舗「かなくま餅 福田」。「かなくま」は昔のこの辺りの地名で、現在はうどんが食べられる餅屋として人気を呼んでいます。うどんのメニューの後に「おはぎ」や「アンおはぎ」があるのはお餅屋ならでは。
人気は「白みそアン雑煮うどん」で、11月から3月までの期間限定。香川ではお正月に白味噌あん餅雑煮を食べる風習があるので、そのうどんバージョンです。こんがり焼き目の付いたお餅は餡(あん)入りと餡なしが選べますが、せっかく香川に来たのだから餡入りを選びたいものです。餡入り、餡なしの両方食べたいという欲張りさんにも応じてもらえるのでご安心を。
うどんは心持ち太目でねじれタイプ。イリコ出汁は風味がよく、雑味なくすっきりした味。雑煮とうどんの両方が楽しめるお店は数少ないでしょう。白味噌と餡は苦手という人には、醤油ベースの「アン雑煮うどん」もあります。イリコ出汁と甘い餡が不思議とマッチして一度食べたら忘れられない味。アン雑煮うどんは通年メニューなのでいつでも味わえますよ。
定番のぶっかけうどん、牛肉ぶっかけうどん、とり天うどんなども人気があります。うどん屋によくあるおにぎりではなく、いなり寿司や赤飯、おこわなど、もち米を使ったメニューがあるのは「かなくま餅 福田」の特徴でしょう。
コシの強さともちもち食感の麺が人気の「本格手打ちうどん うまじ家」。かな泉で長年修行された大将が作る本格手打ちのうどんが食べられるお店です。原材料にこだわりを持ち、うどんの原料の小麦は国内産(北海道・九州)、オーストラリア産と国内産にこだわらず選び抜いた5種類の材料を使い、温度・湿度・季節や気候に応じた配合を調整。
そのように作られた麺はエッジがきいたねじれ麺。麺を打つ様子が店内から見られるようになっていて、子供たちも大喜び。うどんを食べるのが楽しみになりますね。メニューは大きく分けて4種類あり、うどんに天ぷらやご飯、小鉢などが付いた御膳、ぶっかけうどん、温かいうどん、つけめんなど種類豊富。
うまじ家のおすすめは、「とり天ぶっかけうどん」です。ツルツルシコシコという表現がぴったりの、抜群のコシがある太うどんと、下味がしっかりついたサクサク揚げ立てのとり天がのった一品。甘めの出汁とよく絡み、レモンを絞ると爽やかな風味に変化します。冷だと太麺のコシがさらに感じられるでしょう。
ゆでたての「釜揚げうどん」もおすすめ。揚げたての天ぷらとセットになった「釜天セット」は、釜揚げと大きなエビ天2尾、サツマイモ、茄子、大葉などの天ぷらが楽しめる満足のいく内容。表面は軟らかく中身はシコシコとしたしっかり歯ごたえの温うどんもおいしいですよ。豊浜には手軽に味わえるセルフ店(うまじ家 豊浜店)があります。
「かなくま餅」もお餅屋さんが営むうどん屋で、お餅が入ったメニューがこちらのお店の名物です。かなくま餅 福田とは別店です。香川県産で讃岐うどんを作るために開発された品種の小麦「さぬきの夢」を使用したうどんを提供し、「さぬきの夢こだわり店」に認定されています。
また香川の食材を積極的に使用する飲食店に認定される「さぬきの食提供店」にも選ばれるこだわりのお店。おすすめは、観音寺の銭形にちなんだ「かねもち(銭餅)うどん」。わかめ、ねぎ、天かすに加えて、観音寺名物のえびちくわや寛永通宝を模した銭形かまぼこ、そして杵つき餅が入っています。
トッピングされるお餅は4種類、餡なし、餡入り、餡なし天ぷら、餡入り天ぷらの中から選びます。熱い出汁に溶けそうなくらいやわらかいお餅です。うどんは讃岐では珍しいコシが少ない軟らかい麺。うどんに餡入りのお餅という不思議な組み合わせですが意外に合うので、餡入りを注文する人が多いとのこと。
もう一つお餅がのったうどんが「ちからうどん」です。大根、人参、しめじ、えのき、ネギ、鶏肉、そして餅が入った具だくさんな内容。人参や大根は飾り切りされて見た目も華やかで、出汁は薄口のイリコ出汁で具材のうまみたっぷり。そのほかにもエビ天が2尾も添えられた「エビ天うどん」や「鍋焼きうどん」など種類豊富です。
1927年創業の90年を超える老舗のうどん屋「柳川うどん」。うどん屋さんですが、製麺所としてもお店に卸すなど、地域のシンボル的存在です。柳川うどんの最大の特徴は細麺と言われるくらい、細く長いうどんです。
西端周辺は太くしっかりとしたうどんが多い中、一回り以上細そう。その細さから少したよりなさを感じますが、すっと入る喉越しの良さはもちろん、しっかりとしたコシとモチモチ食感が感じられて、さすが讃岐のうどんといった印象。冷たい麺では引き締まったコシの強さがより感じられるでしょう。
柳川のおすすめは、やさしい味の「卵とじうどん」です。細麺の上にふわふわの卵とじが広がり、少し甘めですがイリコ出汁が効いた、まろやかなつゆがいい味を出しています。ほっとするような味で、朝うどんにおすすめの優しいうどんです。
かけ出汁と麺をシンプルに味わいたいなら「かけうどん」がおすすめ。うどんの上にはあげ、かまぼこ、ちくわ、ねぎがのっています。細麺のうどんにイリコ出汁香るたっぷりの出汁がそそがれておいしそう!麵や出汁、器まで熱々なので、こぼさないように気を付けましょう。
観音寺近く、観光名所にもなっている琴弾公園内にたたずむうどん屋「きたのうどん」。公園内には道の駅ことひきや日帰り温泉施設・琴弾回廊もあり、近くには銭形砂絵、世界のコイン館など観光名所がめじろ押し。観光地にあるうどん屋でありながら、派手さはなく懐かしい雰囲気が漂う、地元の人にも愛される名店です。
きたのうどんの名物は、瀬戸内海産ジャコエビのかき揚げがのった「小えび天ぷらうどん」です。透き通った美しい出汁に表面がツルツルとしたうどん、そしてうどん鉢いっぱいの桜色をしたエビの天ぷらが目を引きます。揚げたての天ぷらは香ばしさが漂い、サクサクのジャコエビの食感が楽しめます。
揚げたてサクサクの小エビの天ぷらも魅力的ですが、時間がたつにつれて出汁を吸った天かすが器一杯に広がり、エビのうまみが「じゅわ~っ」としみ出して、二度楽しめます。うどんは細めのコシのある麺で、上品な味の出汁とよく合います。
細めの麺に甘く炊いた牛肉をトッピングした「肉うどん」もおすすめ。牛肉のほかにも卵やかまぼこ、麩、ねぎなど具材も豊富。牛肉のうまみが出汁に染み出て味わい深いものに!多彩なうどんに加え、サイドメニューのおでんも充実しているのでぜひ味わってください。
観音寺駅から歩いて15分ほどの場所にある「手打ちうどん つるや」は、地域に密着した常連客の多いお店です。駐車場も広いので車で訪問しやすく、昼過ぎには閉店するうどん店が多い中、20時まで開いているので夕ご飯にも使えるのも好ポイントですね。
香川のうどん店はセルフだったりフルサービスだったりで、初めて訪ねるときには少し緊張しますが、つるやはフルサービスのお店なので安心。常連客が多く、いつもにぎわっているので最初は戸惑いますが、気さくに対応してもらえるので緊張もほぐれます。しかもセルフ店並みに安く、かけうどんで250円ほど。
人気メニューは何といっても、やや太めの麺に生卵とタレをからめた「黄金うどん」です。地元では定番の釜玉うどんで、卵とよく絡むしっかりした味の出汁、うどん本来の味わいや食感が十分に楽しめると大人気!冷と温がありますが、卵と絡めるので温かいうどんをおすすめします。
つるやのイリコ出汁を味わえるのはやはり「かけうどん」。しっかりイリコの風味が感じられ、濃い目の出汁にコシのある麺でかなりボリュームがあります。わかめ、かまぼこ、ねぎがトッピングされているのもうれしいですね。サイドメニューやご飯ものも豊富にそろっていて、何を食べるか迷うほどです。
ボリュームたっぷりのうどんが朝早くから食べられることで知られる「武蔵」。お店の入り口に大きく店名が書かれているので迷わないはず!朝8時30分から営業しているので朝うどんにも最適です。武蔵はセルフスタイルのお店で、うどんを受け取りトッピングや薬味を自身で選びます。
武蔵にはうれしいサービスがあり地元の人や観光客に大好評。毎月6の付く日は武蔵の日ということで、かけ・ぶっかけ・釜ぶっかけがなんと小100円・中200円に天ぷら付き。また毎月2・8・12・18・22・28日が感謝の日で、肉うどん・肉ぶっかけが小390円・中490円という驚きの価格でいただけます。
武蔵は安さだけではなく麺へのこだわりも強く、昔ながらの製法で作られた麺は、適度にコシがあり喉越しのよいおいしさ。イリコ出汁の風味とうどんのコシをシンプルに確かめられるのが「かけうどん」ですが、武蔵でおすすめしたいのは、お肉たっぷりボリュームのある「肉うどん」です。
甘めに炊かれたお肉が「どっさりでしつこいのでは?」との心配はご無用、ネギと生姜をたっぷり入れると風味がよくお箸が進みます。麺は4ミリのやや細麺でコシが少し弱いタイプ。出汁はあっさりめで肉のうまみが溶け出し優しい味に。サービスデーを利用するのもよし、武蔵のおいしいうどんを堪能しましょう。
県内外にチェーン展開する肉ぶっかけが売りのセルフ式讃岐うどん店「桃山亭」。本店は県道237号線の通り沿いにあり、お店の外壁や看板には「肉のうまいうどん屋」と表示されており、お肉にこだわりを感じます。西讃のうどん店では少ない夜9時まで営業しているので、夕食としても利用可能。
香川の製粉会社との共同開発された桃山亭オリジナルの小麦粉を使用し作られた麺は、つや・弾力・風味・うまみが感じられる完全無添加の自家製麺です。適度なコシと喉越しのよさが自慢。イリコと昆布をベースにした出汁と合わせて桃山亭ならではの味が楽しめます。
まずは国産牛使用の名物「肉ぶっかけ」を注文してみましょう。甘辛い味付けで炊いたごぼうと肉がうどんの上にたっぷり!ぶっかけ出汁は濃すぎずちょうどいい濃さで、たっぷりの大根おろしが甘辛さを和らげ食べやすい味にしています。
基本のぶっかけはもちろん温玉、とろろ、山かけ、そのほか西讃屈指のぶっかけうどんのメニューの種類豊富。大きさは小(1玉)・並(1.5玉)・大(2玉)の3種類から選べます。サイドメニューの天ぷら、おでん、惣菜、丼などのご飯類のメニューも充実していているので、おなかいっぱい堪能してください。
早朝から営業しているお店や、西讃地方でも珍しい夜遅くまで開店しているお店、名物うどんがあったり、サイドメニューが充実していたりと、お店それぞれに特徴を持っています。朝うどんから始まり一日何食もうどん屋を巡る人も飽きることがないでしょう。
数ある讃岐うどん店の中から特徴のある名店をピックアップしたので、自然あふれる観音寺市を観光する合間、讃岐うどんを食べるときに参考にしてみてください。香川のいい思い出につなげていただけるとうれしいです。
※記載内容は公開時点での情報です。お出かけの際は事前確認をお勧めしています。