- 住所:
- 山形県東根市中央2-11-7-112 1F
- 営業時間:
- 10:00~17:00
- 電話番号:
- 0237-42-7115
- 定休日:
- 火曜日
- アクセス:
- JR奥羽本線「さくらんぼ東根」駅から徒歩10分
ラーメン王国山形県東根市にある人気ラーメン10選をご紹介!意外かもしれませんが、山形県は日本一のラーメン消費量を誇ります。地元で愛されるお店から、期待の新星店まで今すぐ行きたくなるお店が勢ぞろいですよ。
ラーメンの消費量日本一の都道府県はどこかご存知ですか。東京?大阪?横浜?だったら…福岡?
いいえ、どれも違います。意外や意外、ラーメン消費量日本一は山形県なんです。山形県では休日のごちそうとしてラーメンを食べ、お客さんが来たときにラーメンを食べ、畑仕事のお昼ごはんにラーメンの配達を頼むほどラーメンばかり食べています。そのため、近所のラーメン店に電話をして名前を名乗ると住所を言わなくとも配達してくれるんですよ。ちなみに、お店の中で一番の人気メニューは中華そば…なんてそば屋さんも数多くあります。
さて、本記事では山形県の中でも知る人ぞ知るラーメン激戦区と言われている、東根市にあるラーメン店をご紹介します。地元に愛されているお店、味噌がウリの店、斬新な豚骨スープの店まで様々なラーメン店が勢ぞろい!ぜひ参考にしてみてくださいね。
地元の人達に古くから愛され、遠方からも多数のお客さんがやってくるという、「二代目高橋商店」。黄色の看板はインパクト大で、色褪せてきた暖簾が良い味を出しています。一見古き良き、昔ながらのラーメン店ですが、かなりの人気店で平日でもかなり混み合うそうなので、早めに訪れることをおすすめします。
開店30分前に入店すると、自分のほかにお客さんがいないのでこの日はスムーズに案内してもらえる!と思いきや、実は先客がいることはあるあるのよう。記名用紙に名前だけ記入して食券を購入し、どこかへ行ってしまうのだとか。東京などの大都会なら分からなくもないですが、山形でこれはかなり期待が高まりますよね。
駐車場は店舗前と店舗横側に4~5台分ありますが、最寄駅から徒歩10分とアクセスも良いので公共機関を利用してもよさそうです。
入店してから心をつかまれている、煮干しの匂いに空腹はすでに限界地点。1分1分がとてつもなく長く感じます。ようやく出てきたラーメンはシンプルで、昔ながらの中華そばといった風貌です。
ですが、驚くべきはチャーシューの大きさ。噛めば噛むほど旨味が増し、いつまでも口の中に入れておきたくなるほど病みつきになります。煮干しをたっぷりと使い、化学調味料不使用の澄み渡ったスープは美しく、飲み干してしまいそう。煮干しの嫌な酸味が一切なく、上手に旨味を引き出していますよ。麺は山形特有の太縮れ麺。つるっと喉越しが良く、小麦が豊かに香ります。
これだけの人気店にも関わらず、値段はリーズナブル、大盛りは無料、お冷はキンキン、気さくな接客は満点と徹底されたサービスも好評。ぜひ一度お試しあれ。
東京系の豚骨ラーメンを味わえる、「とんこつらーめん こう路」。東京系の豚骨ラーメンとは”濃い口醤油、中太麺、豚のにおいを抑えている、背脂が浮いている(公式ホームページより引用)”などの特徴があるようです。山形にいながら、東京の豚骨ラーメンを味わえるなんて、少し得した気分ですよね。ちなみにお店のホームページでは、とんこつらーめんについて分かりやすく説明されているので、興味がある方はご覧ください。
山形のラーメンはどちらかというと、魚介ダシの醤油ラーメンが多く、豚骨ラーメンのお店はかなり少なめ。にも関わらず、豚骨ラーメンのお店を出店するとはかなりの勇気がいるかと思います。その昔、巣鴨で食べた豚骨ラーメンに店主が衝撃を受けたことがきっかけで、オープンすることに決めたのだそう。オープン後、山形の人の口に合うように日々研究を重ね続け、今や超人気店に!
外観はロッジのような温かみのある雰囲気。お店の看板のフォントも和んでしまうような優しい印象を与えます。入店すると、木を基調としたおしゃれな空間が広がり、それとともに「いらっしゃいませ」と元気な店主の挨拶が気持ちよく、すでに期待値はMaxです。
「あ、あれ…ここってもしかして二郎インスパイア系!?」と言いたくなるほどモリモリにトッピングされたもやし。写真はこの店で一番人気の”もやしラーメン”です。店主のサービスが良いので沢山乗せてくれるんですよ。ちなみに背脂多めにすることが出来るので、確かにほんの少し二郎インスパイアっぽさはあるかもしれませんね。
スープはクリーミーな味わいの豚骨スープ。臭味は全くなく、山形県民や豚骨初心者向け。しつこさがなく、さっぱりとしているのにしっかりとした旨味があり、後半にキツくなってくる…なんてことはありません。
ホームページではクーポン券を配布しているので、ぜひご利用ください。
「麺屋 大志」は休日になれば駐車場は満車、店内も満席といった超人気店。並ぶのは覚悟の上で訪れる必要があります。外観は渋めで、かっこいい雰囲気。いぶし銀の店主がいるのかなと思いきや、店員は全て女性。丁寧な接客をしてもらえると評判なようです。
写真では雪が積もっていますが、年がら年中積もっているわけではないのでご安心を。東根市は山形内陸部でも比較的雪が多いところ。初めて山形に訪れる方は冬はなるべく避けた方が安全かもしれません。麵屋大志は11:00~14:00と営業時間が短いので、見つけたらすぐに入店することをおすすめします。
写真は激辛味噌ラーメン。真っ赤な見た目に、初めて見る人は驚くかもしれませんね。名前の通り辛いのですが、しっかりとしたコクと旨味があるので、意外にもペロリと食べきることができますよ。ですが、やっぱり不安…なんて方は辛味噌ラーメンをおすすめします。自然な辛さで、スープまで飲み干す方がほとんど(高血圧の方はご注意ください)。味付けはやや濃いめですが、スープ割することも可能です。
麺は細縮れ麺。旨味たっぷりのスープによく絡み、もちもちとした食感が心地良いです。食べ進めていくうちに分かるのですが、ここのお店、麺の量がとても多いんです。食べても食べても麺が出てきますが、それば伸びているのではなく、単純に麺の量が多いんです。リーズナブルに美味しく、お腹いっぱいにしたい人におすすめのお店ですよ。
神町駅から徒歩8分のアクセスの良さが魅力的な「勘鳥居(かんとりい)」は、地元ではかなりの人気店です。営業時間は11:00からですが、沢山のお客さんが来るであろうことを見越して早めに到着すると、店員がお店を開けてくれることもあるようです。
お店の外観は、上品なお蕎麦屋さんといった感じ。入口のたぬきに癒されますね。なんだかとぼけた表情がさらにいいです。店内はバーカウンターのようになっており、ラーメン店とは思えない雰囲気。おしゃれで居心地が良さそう!なんでも数年前よりテレビによく取材されるようになって、路線を変更したのだとか。月に数回ライブハウスになるようですよ。
「勘鳥居」は味噌ラーメンが美味しいお店です。写真は四川風味噌ラーメン。辛味と旨味のバランスがよく、一度食べればやみつきになってしまいます。ただし、本当に辛いので食べる前にお冷をもらっておくことをおすすめします。
そして、勘鳥居と言ったら納豆ラーメン。お店で一番人気のメニューです。「え!?ラーメンに納豆」と驚く方もいらっしゃるかもしれませんが、これが意外と合うんです。コクのある味噌スープと納豆が合わさることでまろやかな味わいになり、スープにとろとろ感が増しますよ。ちなみに山形では冬場に”納豆汁”を食べるので、納豆と味噌の相性の良さは県内で広く知られています。
カントリー感溢れる店内でゆっくりラーメンをどうぞ。
東根には人気ラーメン店が乱立しており、言わばラーメンの戦国時代なわけですが、とりわけ「みそでんらぁめん」は味噌ラーメンの店として不動の立ち位置にいます。人によっては”味噌の伝道師”と呼ぶ方もいるのだそう(みそでんだけに)。
お店の外観は非常にシンプルで、手作り風の看板と窓に貼られたごく太つけめんの文字がローカル感を漂わせて良い感じですね。外壁は味噌の色をイメージしているのでしょうか。
店内に入り、ラーメンを注文するとお店のサービスの漬物を食べることが出来ます。山形伝統のペソラ漬けやたくあんなど、時期によってものが違うそうです。「これから塩分の多いものを食べるのに大丈夫か」と思いつつも、ついつい美味しい漬物に夢中になってしまいますよ。
漬物を食べて数分後、お待ちかねのラーメンがやってきます。写真は黒みそラーメン。黒みそには竹炭が入っています。普段私たちが食べる様な味よりもさらにコクがある口当たりで、さらに渋みや苦味が加わって複雑な風味を醸し出しています。どうやら竹炭にはミネラルがたくさん含まれていて、デトックス効果もあるのだとか。ラーメン屋でデトックスなんてなかなかできない体験なので、ここはぜひ黒みそラーメンを頼んでおきたいところですね。
そして麺は極太麺。そんじょそこらのうどんよりも太いのではないか…と思われるほどの太さ。でもこの太さが味噌強めのスープと絡んで良い感じなんです。もちもちとした食感が喉をぬるりを滑り下りる感覚がたまりません。他にもコクのある赤味噌、やさしくまろやかな味わいの白味噌ラーメンも好評ですので、試してみてくださいね。
漬物を食べすぎると、ラーメンが来るまでにお腹いっぱいになってしまうので注意が必要です。
宮城県から山形県へ抜け、東根市に入るとぽつんと一軒そば屋が立っています。他にお店が立ち並んでいるような賑やかさはありませんが、「肉そば はくよう」の周りだけはいつもお客さんで賑わっています。お客さんの目当てはもちろん肉そば。昔ながらの味わいに虜になって、休日ははくようの肉そばと決めている、なんて方もいるようです。
カウンター席、4人掛けテーブル2卓、座敷4座卓で30人強入店することが出来ます。休日に家族勢ぞろいで来るお客さんも多いので、お昼時は特に混みあいますので、早めの行動が吉ですよ。晴れた日は月山が見えるので、ドライブがてら訪れるのも良いですね。
ラーメン店なのに、そば屋の紹介?と思われてしまいそうですが、肉そばは山形県の郷土料理ですので、大目に見ていただけると幸いです。
写真は肉そば。透明でつややかなスープに、たっぷり乗った鶏肉がなんとも美味しそう。そばをすすると、香りが口中に広がり、噛めば程よいシコシコ感。飲み込むと喉をつるりと滑り落ちる感覚が快感に変わります。
スープは甘めで鶏油が効いていて、味に深みがあります。当然かもしれませんが、鶏肉との相性もGood!すっきりとした味わいながらも鶏の脂のこってり具合もあり、ちょうど良いバランス。セットでミニゲソ天を注文するお客さんが多く、甘だれとサクサク感にはまってしまうのだとか。
夏は冷たい肉そば、冬はあたたかい肉そばがおすすめですよ。
主張強めの看板が印象的な「手打ちらーめん紅花」。インパクトは強烈ですが、昔ながらの親しみやすい雰囲気なので、さっと入ってさっと出てこられそうですよね。周りは自然豊かで、少し走ればカモシカを見ることが出来るかもしれません。日々忙しい毎日を送っている方は紅花に行き、緑で癒されてみるのもいいですね。
駐車場はかなり広く、人気店の中では車を停めやすいので安心です。アクセスがあまり良くないので、車で来店する方を見越した作りは嬉しいですよね。ラーメン店の営業時間は昼と夜の部に分かれていることが多いのですが、紅花は通し営業ですので、お昼時からちょっとずれてしまったときでも訪れることができますよ。
紅花は味噌やバターを使う、北海道風のラーメンがウリのお店。写真は味噌チャーシュー麺です。スープをすすると、濃厚な味噌がガツンと押し寄せ、太くてもちもちの麺と絡みます。分厚くて大きいチャーシューは、肉の旨味が十分に引き出され、食べ応えがあります。
紅花での人気メニューは味噌バターポテトラーメンです。山形県にいるのに北海道に来てしまったかのようなメニューは、コクのある味噌スープと溶け合うバターの相性が抜群。上には薄切りの揚げポテトがわんさか乗っています。麺よりもポテトの量が多く、ラーメンというよりも、ポテトを食べているかのような感覚に陥りますよ。スープやバターと見事にマッチしているので、あっという間に完食してしまいます。
渋めの外観がたまらない「神楽」は、地元の人にこよなく愛される人気店です。隣にはスーパーがあるので、買い物がてら訪れる人が多いのだそう。お昼時になると、外で並ぶことが多いのですが、回転が早いので予想以上に早く席に着くことが出来ます。
お店の中は清潔感に溢れ、広々とし、ゆっくり食べられます。ラーメン店やそば屋は、お店自体がこじんまりとしていて焦って食べてしまい、味がよくわからないままお店を出るなんてことも多いので、嬉しいですよね。山形空港からすぐのところにありますので、山形観光ついでに訪れるのはいかがですか。
写真は肉中華。透き通るようなスープに、細縮れ麺、シンプルなトッピングが印象的ですね。スープは鶏だしが効いており、ひと口飲めば麺が欲しくなります。欲望のままに麺をすすると、もちもちとした口当たりでスープとよく合います。
肉中華も人気ですが、お店の一番人気は肉そば。「え?また肉そば!」と思われるかもしれませんが、何を隠そう神楽はそば屋。コシのある麺と鶏だしが絶品です。ちなみに肉そばのスープの味は山形芋煮にそっくりで、甘めの味付けです。デザートの水晶餅や小豆入りの杏仁豆腐も好評なので、デザートもぜひどうぞ。漬け物はセルフなので、気になる漬け物を取ってぜひ味わってみてください。
山形弁で”あがすけ”とは調子に乗っている、かっこつけのような意味なのですが、「まがりすけ」とは一体どういう意味なのだろう…。と思ったら、どうやら店主の奥さんと子供の名前から名付けられたそうです(特に意味はないようですね)。
おしゃれな外観で、窓ガラスもピカピカで綺麗です。オープンは2018年と比較的新しいお店。にも関わらず山形県で人気急上昇のお店です。どちらかというと、保守的で昔ながらの味わいを好む山形県ですので、オープンしたてのお店が人気になることはかなり珍しいこと。
その秘密はラーメンの幅広さ。今までの山形のラーメン店にはなかった、”あっさり・こってり・がつん”の3タイプのラーメンをお好みで選ぶことができるそう。駐車場は広々としており、混んでいる時にも余裕をもって停めることができます。
写真は”あっさり”の中華そば。透き通ったスープが美しいですね。トッピングはチャーシュー、味玉、ねぎ、海苔とシンプルで昔ながらの中華そばといった風貌です。スープは煮干しの旨味が効いた優しい味わいで、最後まで飲み干したくなる美味しさ。おしゃれなラーメンも良いですが、懐かしさを感じる中華そばも捨てがたいですよね。
”こってり”のラーメンはじっくり時間をかけて煮込んだ鶏と豚がぎゅぎゅっと詰まったスープが特徴的。夜になると野菜、背脂、魚粉の増量がすべて無料になりますよ。”がつん”と来る美味しさは一度食べたら中毒になってしまいます。
他には”まぜそばJ”という、チャーシュー・揚げ玉・もやしがたっぷり盛り付けられたメニューにも目が離せません。これってまさか…二郎インスパイア!?山形には二郎インスパイア系のラーメン店が少ないので二郎好きには一度訪れる価値ありですね。にんにく入りを注文すると、ガムを付けてくれる嬉しいサービスも魅力的。
シンプルな店名が逆に新鮮な「支那そば屋」。外観は昔ながらのラーメン店といった感じで、親しみやすい雰囲気です。赤い暖簾に大きく描かれたラーメンの文字、周りのくるくる。このくるくるは雷文と呼ばれ、雷がモチーフになっており、魔除けの意味があるのだとか。ラーメン丼によく見られますが、中国の模様を入れた方が本格的という理由で売り出したのだそう。
さて、特にこれといった特徴がなさそうな支那そば屋ですが、実はいつもお客さんでいっぱいの人気店なんです。特に休日は家族連れで賑わい、お店に入るまでにひと苦労。この普通っぽさがウケているのかもしれませんね。高級品は美味しいけれど、毎日食べるなら家庭の味…という感覚でしょうか。
入店すると、清潔に保たれたテーブルとラーメンのポスター、昔懐かしいデザインのメニューが目に入ります。お店のラインナップは塩ラーメン・醤油ラーメン・味噌ラーメンとシンプルで昔ながらのメニュー。アットホームな雰囲気に思わず顔がほころびますよ。
写真はこってりチャーシュー麺。分厚く切られたチャーシューとねぎ、メンマ、そして海苔と余計なものは一切入っていません。まずはスープをひと口飲んでみると、かつお節が効いたコクのある味わい。ほかに野菜や鶏ガラも使用しているようです。もちもちの細縮れ麺とのバランスが最高です。気になるチャーシューはほろほろと柔らかい食感。色んなラーメンがあるけれど、究極のラーメンはこの形なのかもしれません。
おしゃれなラーメン店を堪能したら、こちらの昔懐かしいラーメンでほっとひと息つきませんか。
東根市は隠れたラーメン激戦区として、日々ラーメン店同士しのぎを削っています。地元の人に愛されるお店から、大盛りの豚骨ラーメンが食べられるお店、味噌がウリのお店、鶏そばが有名なお店など東根には美味しいラーメン店が沢山ありましたね。
また、東根市は温泉どころとしても有名ですので、ラーメンを食べたら温泉に寄ってみてはいかがでしょうか。7月下旬ごろであれば、さくらんぼの最盛期を迎え、スーパーで購入することができたり、さくらんぼ狩りを楽しんだりすることも可能です。東根市だけではなく、山形県は全体的に交通網が発達していませんので、訪れる際は公共機関ではなく、車での移動がスムーズですよ。
記事内容は公開時点での情報です。お出かけの際は事前確認をお勧めしています。
休日は家から出ず、ネットサーフィンばかりしています。そのおかげで引きこもりなのにその土地の名物にやたら詳しくなってしまいました。