世田谷の絶品ラーメン15選！最寄駅や人気の秘密を解説

世田谷は東京の西部にある区で、下北沢や三軒茶屋など若者に人気のスポットがいくつもあり、休日には多くの人でにぎわいます。また高校や大学もあるため、1日中たくさんの人が行き交うエリアです。安くておいしい飲食店も多数。

そんな世田谷にはラーメン店も多く、ミシュランのビブグルマン掲載店も。老舗から今話題の店まで、個性的なラーメンが味わえます。こだわりの自家製麺を使い、トリュフオイルをたらした「らーめんMAIKAGURA」の「鶏白湯麺」、煮干し系ラーメンの有名店「中華そば 西川」のつけそば、勢得のこってりとした豚骨魚介のラーメンなど、世田谷の絶品ラーメンを楽しんでください。

らぁめん小池は、世田谷区上北沢にある有名店で、2016年から連続してミシュランのビブグルマンに掲載されています。2014年にオープンし、本郷三丁目「中華蕎麦にし乃」、王子に「キング製麺」を開店。いずれもミシュランのビブグルマンに掲載されている有名店。

本店のらぁめん小池は、甲州街道沿いにあり、店頭には大きな提灯（ちょうちん）が出ています。カウンターのみ11席のお店で、ランチタイムは行列ができるので、少し時間をずらして出かけるのがおすすめ。店頭の券売機で食券を買って注文しましょう。

メニューは、あっさり系の煮干しラーメン・山椒香るラーメン、こってり系の濃厚ラーメン・台湾まぜそば・ニボ台湾ラーメンの5種類。1番人気の煮干しラーメンは、すっきりとしたクセのない上品なスープに、ほどよいコシがあるストレートの中細麺。トッピングの味玉やチャーシュー、鶏団子にもよく味がしみ込んでいて、おいしいと評判です。

濃厚ラーメンもおすすめで、鶏白湯と煮干しスープをミックスした濃厚な味が楽しめます。鶏だしの煮干しのバランスがよく取れたスープで、濃厚でありながら優しい味わいのラーメンです。

中華そば 西川は、世田谷区の千歳船橋駅から徒歩13分のところに、2017年にオープンしたラーメン店。店主は府中のたけちゃんにぼしらーめんと、杉並区和泉の永福町大勝軒で修行をした方で、煮干しそばで有名なお店です。行列ができる人気店で、いつも多くの人でにぎわっています。

店頭には店名が書かれた真っ白い暖簾（のれん）がかかっていて、店内には厨房を囲むように大きな木のカウンター。テーブルはなくカウンターのみ8席。券売機で食券を買うスタイルです。

メニューは、中華そばとつけそば、上煮干しそばで、味玉やチャーシュー、ワンタンなどのトッピングがあります。豚骨スープと煮干し出汁をミックスしており、煮干しのクセもなく、すっきりとした味。コシのある細め麺で、のど越しがいいのも特徴です。濃厚な煮干しスープが味わいたい方は、上煮干しそばがいいでしょう。

人気の「味付き替え玉」は、チャーシュー、煮干し粉、薬味がトッピングされていて、タレが入っています。そのまま食べても、ラーメンのスープをかけてもおいしく食べられますよ。

自家製中華そば 勢得（せいとく）は、小田急線千歳船橋駅から徒歩15分、東京農業大学の近くにある人気ラーメン店。2001年に東京町屋で開業し、紆余曲折を経て2007年に現在の場所にオープンしました。地元ではよく知られた有名店で、開店前から行列ができます。ランチのみの営業なので、タイミングよく出かけるようにしましょう。

マンションの1階にあるお店で、店頭に大きな看板が出ています。厨房の前に赤いカウンターが置かれ、11席ほど。こちらも券売機で食券を買って注文してください。

自家製中華そば 勢得はつけ麺で人気のお店。メニューは、つけ麺、勢得つけ麺、釜揚げつけ麺、ラーメンなどで、メンマ、味玉、チャーシューなどのトッピングもあります。看板メニューの勢得つけ麺は魚介スープと豚骨スープをミックスした濃厚な味。少し甘味があり、海老の味がアクセントに。中太のちぢれ麺との相性も抜群です。

つけ麺が人気のお店ですが、ラーメンもおすすめです。濃厚な醤油ラーメンで、極太のもちもちとした麺がおいしいと評判です。ほろほろとした柔らかいチャーシューも人気。

らーめんMAIKAGURA（まいかぐら）は、小田急線千歳船橋駅北口から徒歩5分、千歳通りにある人気店。2018年にオープンした明るい清潔感のあるお店で、女性一人でも気軽に入店できます。店内はコンクリート打ちっぱなしのシックな空間で、カウンターのみ9席です。

店主は神奈川県海老名の超有名店、中村屋で修行をした方で、三軒茶屋や恵比にある「AFURI」は姉妹店。麺の湯を切る時に頭上から一気に振り落とす、中村屋の伝統伎「天空落とし」を受け継いでいます。

メニューは中村屋の魚介系とは異なり、醤油らーめん・鶏白湯麺・柚子香る醤油らーめん・柚子鶏辛麺など。おすすめは鶏白湯麺で、とろとろとしたクリーミーなスープがたまりません。鶏ベースのすっきりとした味のラーメンで、コラーゲンもたっぷり。ストレートの細麺がスープによく絡み、おいしいと大好評。

数量限定の「白トリュフオイル香る鶏白湯麺」は、白い濃厚スープにトリュフの香りが漂う高評価のラーメン。トッピングのローストポークは柔らかく、計算しつくされたバランスのいいラーメンです。

麺と未来は、世田谷区下北沢にある有名店。「ミシュランガイド東京2020」のビブグルマンに掲載されています。メディアでも紹介されることが多く、行列ができる人気店。まるで小料理屋のようなおしゃれな外観で、店内は厨房を囲むように大きなカウンターが設置されています。テーブル席はなく、カウンターのみ9席ほど。

メニューはシンプルで、塩ラーメンのみ。味玉入りや海老ワンタン入りなどのバリエーションがあります。サイドメニューはご飯、炙り肉飯、お茶漬けです。

麺と未来では、麺にはあまり使われない「もち小麦」という小麦粉を使い、手打ち麺を作っています。まるでうどんのような超極太麺で、噛み応えがあるもちもちとした麺。「すいとんを食べているよう」という口コミも。スープは鶏、昆布、アサリ、枯れ節などを使って丁寧に出汁を取っており、コクと深みが感じられます。

普段は塩ラーメンだけなのですが、月曜ランチ限定で醤油ラーメンが食べられます。だしは塩ラーメンと同じですが、醤油の味が効いたインパクトのあるラーメン。超極太麺とよく合います。

らーめん陸（りく）は、世田谷区の馬事公苑近くにあるラーメン店。アクセスは、小田急小田原線経堂駅から徒歩20分、東急世田谷線上町駅より徒歩14分、三軒茶屋や渋谷などからバスを利用することもできます。赤い大きな看板が出ているので、分かりやすいでしょう。

地元で大人気のラーメン店なので、ランチには行列ができることも。券売機で食券を購入して注文するスタイルで、店内はカウンターのみ13席。店主はラーメン二郎で修行をした方で、二郎系ラーメンが味わえます。

メニューは、ラーメン・豚増しラーメン・つけ麺・塩つけ麺・まぜそばなど。二郎系ラーメンなので、野菜や脂、カラメなどが増量で注文できます。食券の裏に増量したいものを書いて渡すシステムです。ニンニクは、コールではなく、卓上に置いてあるのを自由に使えます。

乳化したまろやかな味のスープは、細めのコシのある自家製麺との相性がいいので、おいしいラーメンとして人気があります。柔らかく煮込んだチャーシューもおすすめ。ラーメンのほか、まぜそばもおいしいと評判です。

中華そば こてつは、世田谷区の下北沢駅から徒歩で4～5分、一番街商店街にある行列ができるラーメン店。2016年にオープンしたお店で、「ミシュランガイド2020東京」のビブグルマンに掲載されています。白いドアが目印で、店内はカウンターのみ8席。一人でさっとラーメンを食べたいときにおすすめです。

店長さんは渋谷の家系ラーメンの有名店「侍」出身ですが、家系ラーメンは継承しておらず、味わい深い淡麗なラーメンを提供しています。お店の前の券売機で食券を買って注文しましょう。

中華そば こてつのメニューは、中華そば・特製中華そば・塩ラーメン ・ワンタン麺などで、トッピングには背脂・チャーシュー・味玉・海苔などがあります。ラーメン以外に、おつまみワンタンや炊き込みご飯、ビールなども。

おすすめは特製中華そばで、煮干しと鰹の味が効いた醤油ベースのスープに、硬めのストレート麺が入っています。あっさりとしたスープで、最後まで飽きずに食べられますよ。特製中華そばは見た目は色が濃く、味が濃いのではと思われそうですが、塩味加減も適度で、おいしいと評判。

成城青果は世田谷区南烏山にあるラーメン店で、アクセスは芦花公園駅から徒歩で2～3分。2020年6月にオープンした新しいお店で、小料理屋のようなおしゃれな外観が目を引きます。もともと飲み屋さんとして営業していたお店で、店内もおしゃれで落ち着いた雰囲気。カウンターのみ5席ほどの小さなお店です。

オープンするやいなや、口コミ話題になった人気店で、ランチには行列ができることも。平日はランチのみの営業で、週末のみ夜もオープンしています。

成城青果のメニューは、塩そば・醤油そば・豚醤油そばの3種類で、肉丼のサイドメニューも。看板メニューは塩そばで、透き通るようなスープが自慢。煮干しやかつお節、昆布などを使ってじっくりと出汁を取った和風スープに香味油を加えたもので、うまみが凝縮されたコクのある味わい。少し硬めのストレート細麺との相性もよく、のど越しのいいラーメンとして人気。

低温調理されたチャーシューはジューシーで柔らかく、しっとりとした味わい。ローストビーフを乗せたような肉丼もおすすめです。

蓮爾（はすみ）新町一丁目店は、東急田園都市線・駒沢大学駅から徒歩8分～10分ほど、駒沢公園の近くにあるラーメン店。2015年9月に世田谷区上町から移転、リニューアルオープンしました。ビルの1階にある年季の入った外観で、店内はカウンターのみ10席ほど。

券売機で食券を買う際、券売機には番号しか書かれていないので、券売機の上に貼られてあるメニュー表で確認して、間違いのないようにボタンを押しましょう。二郎系インスパイアのお店で量が多いので、初めての人はミニか小がおすすめ。

メニューはラーメン・つけ麺・蓮エビラーメンなどで、ラーメンの麺の量はミニで200g、小で370g、大は自己申告制です。野菜・ニンニク・脂・からめを無料トッピングできるので、店員さんのコールがかかったときに注文しましょう。

ラーメンは、うどんのような超極太麺。コシがあり、ミニでもおなかがいっぱいになるほど。やや甘味のあるスープとよく絡みます。チャーシューも量が多く、ほろほほろと崩れるような柔らかさ。味がよくしみ込んでいておいしいと好評です。

めん 和正（わしょう）は、世田谷の三軒茶屋にある、行列ができる人気店。三軒茶屋駅からは徒歩3～4分、昭和女子大学の向かいにあります。小料理屋のようなおしゃれな外観で、店内はカウンター6席と4人掛けのテーブルが1つ。雰囲気もよく、おいしいラーメンが堪能できます。

永福町大勝軒の流れをくむお店で、煮干の味が効いたスープがおいしいと評判。開店前から行列ができるので、あまり並びたくない方は少し遅めの時間に訪れるといいでしょう。

メニューは、中華麺とつけ麺のみで、それぞれ並・中・大盛があります。トッピングは、味玉・海苔・メンマ・チャーシューで、シンプルなメニューです。中華麺は煮干しの味が効いたバランスのいいスープで、もちもちの中太麺との相性抜群。チャーシューは崩れるほど柔らかく、ラーメンによく合います。

つけ麺のスープはラーメンより酸味があり、すっきりとした味わい。チャーシューも厚みがありおいしいと評判。中華麺もつけ麺も大きな器に盛られていて、大勝軒のラーメンを思わせるようです。

バサノバは、井の頭線新代田駅から徒歩2分、環七通り沿いにあります。世田谷で18年以上創業している老舗で、遠方から通うファンの多い有名店。一見してラーメン店には見えないオレンジ色の壁のお店で、店内はカウンターとテーブル席合わせて14席ほど。ピカピカのステンレス製のカウンターがあり、黒い壁のシックな空間となっています。

バサノバは、豚骨ラーメンで有名な原宿の「筑豊らーめん ばさらか」の2号店としてオープンしました。メディアでもたびたび紹介され、足繫く通う芸能人も多いのだとか。

バサノバのラーメンは個性的で、メニューはグリーンカレーソバ・トムヤムクンソバ・ラクサソバのエスニック風ラーメンと、豚骨ラーメンの「豚濁和出汁ソバ」。中でもグリーンカレーソバがおいしいと評判。豚骨スープと和風だし、グリーンカレーをミックスした風味豊かな味が楽しめます。

グリーンカレーソバは、ほどよい辛さで、ココナッツミルクが入っているので甘さも感じられます。シンガポールやマレーシアのご当地グルメ、ラクサを再現したラクサソバも一風変わったラーメンとしておすすめ！

らあめん英（ひで）は、経堂駅北口から徒歩5分、駅前のすずらん商店街の中にあるラーメン店。1994年にオープンした老舗で、年季の入った外観。店内はカウンターのみ11席。ラーメン店が多い経堂駅周辺でも、特に人気があるお店で、開店前から行列ができることも。回転が早いので、あまり待たずに入店できるでしょう。

らあめん英 本店は、豚骨ラーメンで有名なお店。メニューは多く、らあめん・赤いとんこつ麺・辛いとんこつ・焼豚らあめん・ゆず塩らあめん・ネギ塩とんこつなど。

看板メニューのらあめんは、白濁したした豚骨スープがおいしいと評判。豚骨特有の臭いやクセがなく、食べやすいと人気。あっさりとしていながら、コクとうまみが感じられ、万人受けするおいしいラーメンです。よく味がしみたチャーシューと味玉が乗っていて、ボリュームもたっぷり。

トッピングにはねぎ・キャベツ・きくらげ・メンマなどがあります。ラーメンのほかに焼き飯もおいしいと人気で、水餃子やキャベツ盛り、おつまみ三種盛などもあるので、ビールと一緒に楽しむのもおすすめです。

中華そば ふくもりは、東急田園都市線・駒沢大学駅から徒歩10分、環七通り沿いにある有名店。らーめん世田谷の系列店で、魚介系のおいしい中華そばが味わえます。黄色い大きな看板が目印で、店内はカウンター、テーブル席、小上がりがあり、ファミリーにもおすすめ。世田谷では座敷があるラーメン店は少ないので貴重な存在です。

メニューは、看板メニューの中華そばをはじめ、背脂中華 ・塩中華・肉そば・つけめんなども。カレーライスや黒ぶた餃子などのサイドメニューもあり、ビールを飲みながらゆっくり食事ができます。

中華そばのスープは、煮干しだしと豚骨スープを合わせたもので、煮干しのえぐみも感じられずあっさりとした味。トッピングの柚子の皮がアクセントになっていて、すっきりとした味が楽しめます。もちもちとした太麺との相性もよく、ほかでは食べられない味と好評です。

背脂中華は、背脂がたっぷりと乗ったラーメン。見た目よりはあっさりとしていて食べやすく、ボリュームがあり満足できる一杯。塩中華は鶏だしを使ったスープで、煮干しの味は控えめ。チャーシューは鶏もも肉で、あっさりとしたラーメンです。

らーめん 麺通（めんつう）は、京王井の頭線新代田駅から徒歩2分、小田急線世田谷代田駅から徒歩5分のところにある人気ラーメン店。ラーメンの激戦区、世田谷の環七通り沿いにあります。前面ガラス張りの明るくおしゃれなラーメン店で、女性1人でも入店しやすいと評判。店内はカウンター7席ほどと、テーブルが3卓あります。

食券を買って注文するスタイルで、メニューは太麺と細麺の2種類。太麺は脂醤油ラーメン・カラフトらーめん・屋台ラーメン・四川らーめんがあります。

細麺のメニューは、清湯正油の中華そば・背脂中華・カラフト中華など。そのほかに汁なしラーメンなど、多彩なメニューが味わえます。トッピングにはチャーシュー・生ニンニク・ほうれん草・メンマ・うずらの卵・野菜増しなどがあります。

真っ赤なスープが特徴のからふとラーメンは、激辛ラーメンが好きな人におすすめ。辛さは2～5、そしてヤバ辛まで5段階あり、辛いだけではなくコクとうまみのあるラーメンが味わえます。辛いラーメンが苦手な人は、あっさり系の背脂醤油ラーメンがいいでしょう。

世田谷 磯野は、2020年2月に世田谷の梅ヶ丘にオープンしました。神田の有名店、神田磯野が梅ヶ丘に移転し、リニューアルオープンしたもので、古民家のような落ち着いた外観。店内は、ラーメン店には珍しいブルーのカウンターが置かれていて、シックでおしゃれな空間になっています。カウンターのみ10席ほどのお店です。

オープン以来、行列ができる人気店で、遠方から訪れるファンも多いとか。メニューは醤油支那そば・淡麗白湯麺 ・味たま名古屋コーチンのほか、一品料理も多くそろっています。

人気の醤油支那そばは、名古屋コーチンを出汁にした風味豊かなスープ。鶏の旨味と魚介のスープとのバランスがよく、絶品ラーメンとして人気があります。優しいまろやかな味で、もちもちとした自家製の中細ストレート麺との相性もいいと評判です。

おつまみの種類も多く、磯野ポテサラやローストポークユッケ、八戸産鯖の燻製 など、多彩な料理が楽しめます。ビールや日本酒、ハイボールなどお酒も多く、一杯飲みながらラーメンを待つのもいいでしょう。

世田谷の人気ラーメン店をご紹介しましたが、参考になりましたでしょうか。世田谷にはミシュランのビブグルマンに掲載されたラーメン店もあり、絶品ラーメンが味わえます。つけ麺から豚骨ラーメン、少し変わったエスニック風ラーメンなどもあり、ラーメンが好きな方にはたまりません。

世田谷は都心からのアクセスも便利で、下北沢や三軒茶屋などお買い物にも便利な人気エリアが点在しています。世田谷を訪れた際には、こちらでご紹介したラーメン店にも立ち寄って、おいしいラーメンを味わってみてください。

※記載内容は公開時点での情報です。お出かけの際は事前確認をお勧めしています。