- 住所:
- Rue Habib Thameur, 2026 Sidi Bou Saïd
- 営業時間:
- 8:00~24:00
- アクセス:
- シディ・ブ・サイド駅から約10分(徒歩)
- 定休日:
- なし
- 料金:
- 150円~
- おすすめの時期:
- 通年
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チュニジアン・ブルーという言葉を聞いたことがあるでしょうか?ギリシャのサントリーニ島にそっくりなとあるチュニジアの街、シディ・ブ・サイドから見える地中海の色と空の色に馴染むこの街の色のことを指しています。白と青で統一されたこの海辺の街には迷い込んでしまいたいような路地裏がいっぱい!
目に飛び込んでくる青と白の建物群。そして空と海。なんて絵になる光景でしょうか。
ここ、チュニジア北部のシディ・ブ・サイドという街は、チュニジアの中でも最も美しい街と言われています。この建物の写真を見て、スペインのアンダルシアを連想される方もおられるのでは。そう、ここはスペインの影響も存分にうけています。けれど、スペインだけではありません。ここにはいろんな文化がミックスされてそしてこんなに美しい街が出来上がっているのです。
ちょっとした街角が素敵な絵になりますよね。
ここチュニジアにはアラブ人が98パーセントも占めています。そう、イスラムの国でもあるんですね。イスラム建築って建物を外から見るだけより、是非中に入ってほしい!窓の雰囲気、細かくタイルを並べられたモザイク…。全くため息が出るほど美しい。外からは決して分からない細かく行き届いたデザインをたくさん目の当たりにすることでしょう。
そして絶対にはずせないポイントが、このチュニジアンドアと呼ばれるブルーのドア。一軒一軒にある民家のドアのこと。チュニジアンブルーと呼ばれるブルーで統一されたドアはそれぞれの家によって模様が違います。これは、モスマールと呼ばれる鉄鋲で描いてあって、魔よけの意味が。歩きながら是非ドアを一つ一つチェックしてみて!
なんだかもうおとぎ話のようですよね。
よく見たら、植木鉢一つ一つまでチュニジアンブルーで統一されてますね。なんとまあ小憎らしい演出!と、いうか市民の方の意識の高さを感じます。みんなで街を美しくしようという意識の表れですね。素晴らしい!
ここチュニジアはヨーロッパから近くアクセスがよいこともあり、ヨーロッパからの観光客がとても多いのです。かつてフランスの植民地時代だったころは、フランスの有名な芸術家、ボーヴォワール、アンドレ・ジイドらも英気を養いにここにたびたび滞在しに来たんだとか。この街が芸術家たちに愛される理由、分かるような気がしませんか。
おじいちゃんまで街に馴染んで素敵な絵の一部になっています。
これはもう…。雑貨好きにはたまらんですよ。一本路地に入り込んで、こんな雑貨屋さんがあったらどうしますか。しかもこのかわいらしい陶器やら鳥かごやらじゅうたんやらがこれみよがしに並べられている…。街だけでもかわいいのに、このラインナップは反則!と思わせるほどに小粋。フレンチポップなモザイクですね。イスラムとフランスそしてスペインのいいとこどりな雑貨が所狭しと並べられています。
ため息が出そう。
鳥かごはここシディ・ブ・サイドの名物でもあります。優雅な鳥かごですね。
雑貨屋さんはシディ・ブ・サイドの名物でもあります。ゆっくり眺めるだけでも楽しいし、この器に何を盛ろうかな…とか考えながらお買い物するのは至福の時。値段の交渉したりして、お店の人と交流できたらもっと楽しいでしょうね!
ここの街の人は街を美しくするために白と青で統一感を出すほかに、花やみどりを大切に考えています。
そこいらじゅうにジャスミンやハイビスカスのような花があふれる風景が素敵すぎる!
こんなところでゆっくり昼寝なんかできる猫がうらやましい。
街角を歩いていてふと見上げた時に真っ白な壁と真っ青な空が目に入ったり。
海まで見える景色は圧巻!この白と青のコントラストの美しいこと!
散策に疲れたらカフェ・デ・ナッツで休憩してみましょう。ここはこの街で一番有名なカフェで、ござのうえに座ってお茶を飲むなんともアラビアンな店内。まわりを見たらきっと水たばことやらをすうおじさんがいたりします。雰囲気を是非楽しんで!
シディ・ブ・サイド、いかがだったでしょうか。
まさに「白と青の小さな楽園」ですね。何から何まで、本当に絵にかいたような楽園。太陽や空や海さえ他でみるものと違って見えてしまう。一体なにがこの街をこんなにも魅力あるものにするのでしょう。それは、ローマ帝国時代以前からのこの街の歴史かもしれないし、また、フランス、スペイン、アラブなどのミックスしたエキゾチックな文化かもしれない。その空気を肌で感じてみたい、と思いませんか。アフリカ大陸に旅行することがあるならば、是非一生に一度は立ち寄ってみたい街です。
エーゲ海を臨むアフリカ大陸の北部は、古くから多くの国が興り、また別の国にとって変わられて行きました。カルタゴ、エル・ジェム、ケルクアンはフェニキア、ローマ帝国時代の遺跡が残った場所です。
エーゲ海を臨むアフリカ大陸の北部は、古くから多くの国が興り、また別の国にとって変わられて行きました。カルタゴ、エル・ジェム、ケルクアンはフェニキア、ローマ帝国時代の遺跡が残った場所です。