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中央アジアとヨーロッパをまたぐ国「カザフスタン共和国」。マイナーな国、英語が通じづらい等、観光で訪れるイメージが湧かない方も多いかもしれません。今回は、そんなカザフスタンのお勧め観光名所をお伝えいたします。日本人観光客にはまだなじみの薄いカザフスタン、実は魅力的な観光地がたくさんあるのです。
カザフスタンとは、中央アジアとヨーロッパをまたぐ国で、正式名称を「カザフスタン共和国」といい、文字通りの共和制国家。
首都:アスタナ
国土:272万平方キロメートル(日本のおよそ7倍、世界で9番目に大きな国)
人口:約1,700万人(2013年)
カザフ語、ロシア語を公用語とする国です。
あまり聞きなじみのない国「カザフスタン」ですが、その広大な国土の中には沢山の知られざる見所があります。
世界遺産をはじめとする自然と文化が調和した風景や、国の歴史を教えてくれる場所。
日本で送る普段の生活では見られない、感じられないこと盛り沢山!
当記事では、そんなカザフスタン共和国の中でも特におススメの観光スポットをいくつかご紹介いたします。
カザフスタンのアルマトイ州の峡谷である「タムガリ」。
最も古いもので、紀元前14世紀以降に書かれた岩絵群が残されています。
5,000点を超える岩絵は石器等で岩の表面を傷つけて書かれており、動物や人物の絵は勿論の事、神格化された太陽の顔をいくつも見ることができます。
カザフスタンも位置する「中央アジア」地帯には、このような岩絵群がいくつも見られ、タムガリ並みの規模になるものもあります。
しかし、規模に加えタムガリに関する研究が進んでいたということも評価され、中央アジアの岩絵群では初めて、2004年にユネスコ世界文化遺産『タムガリの考古的景観にある岩絵群』として登録されました。
第二次世界大戦時カザフスタンよりソ連を守るべく出征し戦死したパンフィロフ将軍をはじめとする28人の戦士をたたえた像が置かれた広い公園です。
日中は地元の方々をはじめとする沢山の人々で賑わっており、次に紹介するロシア正教会もこの公園の敷地内にあります。
「28人のパンフィロフ戦士公園」という公園内に建てられている、ロシア正教の教会。
教会と言われて多くの人が連想するような白色のイメージとはかけ離れた、カラフルな色の外観が目立つのがこの教会です。
カザフスタンの首都アスタナの中心部に聳え立つシンボルタワー「バイテレク」。
その高さは、なんと105メートル。
展望台からは首都アスタナの開発によって作られた近代的で斬新なデザインの建物と、昔ながらの風景が360°見渡すことができます。
そして、驚くことなかれこの「バイテレク」デザインをしたのは、日本人建築家『黒川 紀章』氏。建物内に入り日本製エレベータに乗り展望フロアへと行くと人だかりのできる場所があります。
それがこちら!
こちらの黄金の手形、一体誰の手形かと申しますと、カザフスタンの初代大統領「ヌルスルタン・ナザルバエフ」氏のもの。
初当選以降現在も大統領として活躍されているナザルバエフ大統領の手形ともあり皆さん手を合わせるべく賑わうそうです。
また、こちらのタワーですが、全長は105メートルですが、展望台の高さは94メートルとなっており、これは首都がアスタナへ遷都された都市1994年に因んでいます。
ソ連時代からの現在にいたるカザフスタンの歴史、文化や自然について展示されているのが、こちら「カザフスタン国立中央博物館」です。
目玉はなんと言っても「黄金人間」。紀元前5世紀の戦士の墓から出土された全身をいくつもの黄金のピースで埋めつくされたまさに、黄金人間の展示物です。
残念ながら本物は国の金庫に保管されており、展示されているものはレプリカではありますが、その姿たるや感動ものです。
展示物の説明等をしてくれるガイドツアー(ロシア語、カザフ語、英語)もあり、また説明等が分からずとも展示模型等である程度理解できるような展示がされています。
ここまでカザフスタンのおススメ観光スポットをご紹介してまいりましたが、カザフスタンの公用語はロシア語とカザフ語ですので、英語もある程度しか伝わらないという少し旅行ハードルの高そうな国ではあります。しかし、その分素敵な風景を感じていただけるのではないかと思います。
また、2017年には首都アスタナにて万国博覧会の開催も予定されており、今後外国人観光客へのインフラ整備や更なる賑わいが予想されます。この機会にぜひカザフスタン共和国へ足を運んでみてはいかかがでしょうか?
主に日本国内を一人旅で楽しんでます。近々四国八十八か所を回ろうと計画中。
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