蒲田の銭湯で黒湯体験！天然温泉ヌーランド さがみ湯でリラックス！

嬉しいことに『さがみ湯』は、大人で500円以下という銭湯価格で入ることができます。ただし、サウナは別途料金が必要になりますので、注意が必要です。

こちらが温泉の入っている建物。公共施設のような質朴な雰囲気をもった2階建ての建物です。宴会ルームもあり、連日にぎわっているようです。

こちらが『さがみ湯』の「黒湯」です。大田区の「黒湯」のなかでも、特に色が黒いといわれています。しかも、強めのアルカリ性なので美肌効果も期待できます。

簡単にいえば石油成分由来の性質をもったお湯です。石油成分由来と聞けば、その黒さにも納得です。その石油成分というのが、フミン酸というミネラルを含んだ有機物なのですが、この有機物は空気に触れても劣化しません。

そのため、「黒湯」の温泉は時間がたっても新鮮なままの温泉ということができます。時間がたつと、温泉も鮮度が落ちるということ知っていましたか？

黒湯は日本全国では珍しい温泉なのですが、意外なことに都心ではよく見られる温泉です。あまり知られていませんが、隠れた東京名物といえるでしょう。

特に、大田区には20カ所の黒湯を提供している温泉施設があります。なかでも蒲田駅周辺には5カ所もの黒湯温泉施設があるのです。

黒湯の効能のひとつとして、体を芯まで温めてくれるという点があります。そのため、『さがみ湯』が「こころもからだも癒される」とうたっているように、全身の血行を効率的に促進することによって、精神的な安定も得られます。

さて、ここまで黒湯の紹介をしてきましたが、独特のにおいがあるのが少し難点かもしれません。そのため屋内では、においがダメという方もいるかもしれません。そんな方のためにも、『さがみ湯』には露天風呂もおかれています。広々とした浴槽ですので、のびのびと入りたい方にもおすすめです。

おいしそうなラーメンがあったり……

カツカレーまであります!!

ビールのおつまみにぴったりの唐揚げも!!

食を楽しみに行くのも悪くないですね。

蒲田駅は品川から乗り換えなしで9分の距離にあります。新幹線で東京から地元に帰る場合、ちょっと足をのばして、蒲田で黒湯を体験してみてはいかがでしょう。

また、蒲田駅のすぐそばには大田区の花が梅になっていることの由来でもある、聖跡蒲田梅屋敷公園があります。

面積は小さくなり、梅の本数も少なくなりましたが、90本の梅の木がぎゅっと密集して植えられています。

ちなみに、歌川広重が浮世絵の題材にもしたことがあるほど、江戸時代は人気のスポットだったようです。

新鮮なお湯にいつでも入ることのできる「黒湯」の魅力を聞いたら、入ってみたくなったのではないでしょうか。特に『黒湯天然温泉ヌーランドさがみ湯』は、銭湯価格で入ることができ、都心からのアクセスも便利な場所にあるので、「黒湯」を初体験するにはもってこいの温泉ですよ。