地平線まで埋め尽くす青のカーペット！テキサス・ブルーボネットの絶景を見てみませんか?

テキサスに春が訪れると、青く美しいテキサス・ブルーボネットが一斉に咲き乱れます。

地平線の果てまで続く、見事な青のカーペットが繰り広げられ、テキサスが最も美しい色に染まる季節です。

花のピーク時には、公園や道路沿いが素晴らしい青に染まります。

テキサス・ブルーボネットは、テキサス州の州の花。花期には高さ20～40cmほどになる、マメ科ルピナス属の野生植物で、学名はルピナス・テキセンシス（Lupinus texensis)です。

ボネットBonnet（またはボンネット)とは西洋の伝統的な婦人用帽子のことで、花の形がその帽子の形に似ていることからこの名がつきました。

よく似た花を春から初夏の花壇で見かけたことのある方もいらっしゃるのでは。

花壇に植えられることもある園芸種のルピナスの原種は数種ありますが、このテキサス・ブルーボネットもそういった原種の一つと言われています。

テキサス・ブルーボネットは、テキサス州のどこへ行っても見ることができるというわけではありません。

テキサス州の中の35%ほどの土地がブルーボネットが育つのに適した気候と土壌だそうで、そのエリアは、ダラス、ヒューストン、サンアントニオの3地点を結んだ三角形の中にほぼ収まるため、テキサス・ブルーボネット・トライアングルと呼ばれています。

このトライアングル内ではハイウェイ沿いなどに咲き乱れるテキサス・ブルーボネットも見ることができます。

通常、花の咲く時期は3月中旬から4月下旬くらいまでです。といってもテキサス州は広大ですので、3月中旬に北部のダラス近辺へ行っても、全く咲いていない可能性があります。

テキサス南部で3月中旬から、中央部や北部では3月下旬くらいからが目安です。しかし日本の桜同様、その年の気象状況によって開花時期は左右されますので、下記のウェブサイト等でご確認ください。

ダラスのすぐ南にあるエニスという街は、テキサス・ブルーボネット・トライアングルの中でも特にテキサス・ブルーボネットの咲く街として有名で、州外からも多くの観光客が訪れます。

4月中旬にはブルーボネット・トレイルズ・フェスティバルというフェスティバルも開催されます。

2016年のフェスティバルは4月15～17日に行われます。日時は毎年変わりますので、下記ウェブサイトにてご確認ください。

上記マップのグレーの点線(一部直線)で示された道路が、花のたくさん咲く様子を車で見て回れるエリアです。

エニスよりさらに南、サンアントニオ寄りを流れるコロラド川周辺にも、広大なテキサス・ブルーボネットの花畑が広がるエリアがあります。

ターキーベンド・レクリエーションエリア、ミュールシューベンド・レクリエーションエリア、ペースベンド・パークなどの公園に、素晴らしい花のカーペットが現れます。

テキサス州の春の象徴テキサス・ブルーボネットの、美しい青の絶景をご紹介しました。春のアメリカ旅行のコースのひとつにして、鮮やかな青の大地を目に焼き付けてみませんか？