- 住所:
- 島根県出雲市佐田町須佐730
- アクセス:
- 山陰道宍道ICよりR9を出雲市方面へ、R184経由立久恵峡方面へ。車で約45分
- JR出雲市駅よりバス約35分
- 電話番号:
- 0853-84-0605
スピリチュアカウンセラーの江原啓之氏が、数あるパワースポットの中でも「最強のパワースポット」と称賛する島根・奥出雲「須佐神社」。出雲大社のある出雲市街から車で1時間近くかかる静かな山あいにある小さな神社です。テレビや雑誌で紹介され、にわかに注目を浴びている「須佐神社」に伝わる七不思議を紹介します!
「須佐神社」は、ヤマタノオロチを退治した日本神話のヒーロー須佐之男命(スサノオノミコト)が、各地の開拓を終えた後この地に来て、「この国は良い国だから、自分の名前は岩木ではなく土地につけよう」と、この地を「須佐」と命名し、自らの御魂を鎮められたと伝わる由緒ある神社です。
須佐之男命の他、妻・櫛名田比売命(クシナダヒメ)、その父と母・足名椎命(アシナヅチ)、手名椎命(テナヅチ)がまつられています。須佐之男命ゆかりの神社は、いくつかありますがその魂をおまつりしている神社は、「須佐神社」だけです。
本殿の裏には、樹齢約1300年といわれる杉の大木があります。「須佐神社」の境内の中でも、最も強力なパワースポットです。幹の周囲が6m、根の回りが9m、樹高約24mの大木です。
保護のため囲いがあるので、幹には直接触れることができませんが、幹から大地へとはう根に、目を閉じて静かにそっと触れて、その霊気を感じてみてください。
歴史の古い「須佐神社」には、七不思議が伝えられています。
本殿前の小池には塩水が湧いていて、須佐之男命がこれをくみ土地を清めたと伝えられます。日本海の「稲佐の浜」とつながっていて潮の満干により湧出の量が違うということです。
弱アルカリ性の「芒硝含有食塩泉」で、飲用すれば 慢性消化器病、糖尿病、痛風に効果、浴用すれば慢性リウマチなどに効果があるそうです。
須佐之男命の妻・櫛名田比売命(クシナダヒメ)が、神社近くの誕生山でお産をした際、産具を槙(柏)の葉に包み、松葉でつづって流瀬川(現在の原田川)に流したところ、それが流れついた場所に「槙と松」が繁茂しました。そのことから、須佐神社の神紋は「蔓柏」となったということです。
昔、隠岐の国に太陽が陰って耕作ができなくなった際、「須佐大宮の境内に大きな桜が繁茂して、それが隠岐へ影をさ すために耕作ができぬから、須佐の国造に頼んでその桜を切ればよい。」というお告げがあり、その桜を切ったところ、その切り株から生えた桜は、その後、茂ることもなく、また枯れることもなく今日に至っているということです。
「須佐神社」の西、中山の頂上近くの滑らかな岩肌の中央に光る白い斑点のようなものが「星滑」といわれ、大きく見える年は豊作、小さく見える年は不作と伝えられています。
「須佐神社」の境内摂社「厳島神社」の下手にある田んぼの脇にある岩があり、その岩の穴をかき回すと、須佐大神の怒りに触れて大洪水が起きるといわれています。
実際に、これを犯したために大洪水がおこり、かき回した村人は村から追いだされたという事実があるそうです。
本殿の裏にあった松で、一本で男松と女松の両肌を持っていたそうです。昭和初期に枯れてしまったので伐採され、現在は跡だけが残っています。
「須佐神社」に奉献された神馬は、どんな毛色の馬でも後に予知能力を持った白馬に代わり、吉凶や国の大事を予知したといわれています。神社裏には、その馬たちの墓が残っています。
「須佐神社」でパワーを充填した後は、神社から徒歩2分の出雲須佐温泉「ゆかり館」の日帰り入浴がおすすめです。かすかに白濁した硫酸塩水で、動脈硬化症・切り傷・やけど・慢性皮膚炎症・アトピー性皮膚炎などに効果があるそうです。
ゆかり館の泉質は、温泉法に定められた 19種類の溶存物質の基準のうち5種類を規定量以上に保有しています。これは全国的に見てもたいへんめずらしい温泉です。土蔵風の白い建物でゆっくり温泉につかって、お食事は、地元特産のしまね和牛の定食はいかかですか?
最強のパワースポット「須佐神社」は、少しアクセスが悪い場所にありますが、厳かで不思議な雰囲気を感じられる神社です。「出雲大社」とともに、運気アップのためにぜひ、訪れてみてください!
温泉、神社仏閣、花めぐりが大好きなアラフィフです。旅行の行先をInstagramやPinterestで探すのが楽しみです!