西部開拓時代に触れる旅 !アメリカ・ブラックヒルズの観光スポット8選!
13450views- 住所:
- 13000 Highway 244, SD
- <基本情報>
- アクセス:
- ラピッドシティ市内から車で約30分。
- 営業時間:
- 3/20-9/30は5:00am-11:00pm 10/1-3/19は20:00pmまで営業。
- 定休日:
- クリスマス以外は年中無休。
- 電話番号:
- 605-574-2523
- 駐車料金:
- 車両、バイク、RVは$11。
views
0
アメリカ・サウスダコタ州に位置するブラックヒルズとその周辺には、濃い緑と荒々しい岩肌が印象的な山々や、バッファローなどの野生動物が暮らす荒野で有名です。かつて多くのネイティブ・アメリカン達が馬で駆け巡ったこの地には、西部開拓時代の面影が今でも根強く残っています。そんな力強くも美しい、旅の必見スポットを紹介します。
サウスダコタ州と隣接するワイオミング州の州境にまたがっている山地が、このブラック・ヒルズと呼ばれるエリア。古くからシャイアン族、クロウ族、スー族などの様々なネイティブ・アメリカン(インディアン)の部族たちが暮らし、神聖な場所として考えられてきた場所です。「Black Hills」は、彼らがこの山地を「パハ・サパ(黒い丘)」と呼んでいたことから、それが英訳されたものだそう。このエリアは、金鉱目当てに侵入してきた白人たちとネイティブ・アメリカンたちが激しい戦いを繰り広げた場所でもあります。
旅の軸となるのは、ブラック・ヒルズから車で約20分の所にある街ラピッド・シティ(Rapid City)。最寄りの空港はラピッド・シティー・リージョナル空港です(市内から約20分)。
テレビや映画などで見たことがある人も多いと思いますが、この有名な岩山の彫刻モニュメントがあるのがこの場所。毎年おおよそ300万人もの観光客が見に訪れるこの巨大彫刻作品は、1927年にGutzon Borglumというアーティストによって作り始められました。総工費はなんと$989,992.32だそう。中には小さな美術館やお土産店があり、どのようにこのモニュメントが作られたかなどを学ぶことができます。ちなみに彫刻のモデルはアメリカの大統領であったGeorge Washington, Thomas Jefferson, Abraham Lincoln そして Theodore Rooseveltです。
ブラックヒルズ内にあるカスター・ステイトパーク(Custer State Park)。そこで人気の観光名所の一つがこの湖。湖畔にはカスター・ステイトパーク・リゾートが隣接しており、キャビンやロッジで宿泊していく人が多いです。カヤックをレンタルして湖を湖面から楽しんだり、バッファローを見に行くツアーに参加したり、アクティビティーも充実しています。
世界で6番目に長いと言われる洞窟がここ!全てのツアーがレンジャーによるガイドのもと行われるので安心です。1時間ちょっとのウォーキングツアーから、ヘッドライトを装備して這って進んだりもする4時間ツアーまで様々。洞窟内の自然が作り出した神秘的な世界を体感しましょう。夏の繁忙期は長蛇の列が出来ることもあるそうなので、早い時間帯に訪れることをお勧めします。ちなみに、火曜日と水曜日が週で一番混むのだとか。
ちなみにブラック・ヒルズには他のスポットにも洞窟があるそうです。
ブラックヒルズとその周辺には複数の人気ドライブスポットがあります。先に紹介した観光スポットを周る際にあえてドライブしてみたい素敵なルートです。きっと素敵な景観が楽しめるでしょう。
上は、ピーターノーベック景観道路(Peter Norbeck Scenic Byway)の一部であるニードレスハイウェイ(Needles highway)。掘られた岩山を走ります。
上の写真もPeter Norbeck Scenic Bywayの一部。その下の写真はBadlands Loop State Scenic Bywayの様子。今にも馬にのったネイティブ・アメリカンたちに遭遇しそうですね。
こちらは先に紹介したシルバン湖もあるクラスターナショナルパークの様子。迫力満点のバッファロー達を見ることができるでしょう。
この他にSpearfish Canyon Scenic Bywayと呼ばれる景観道路もあります。これから紹介するスポットの方面に位置しています。
ブラック・ヒルズの北側に位置するDeadwoodという街で体験できるのが、かつてダイナマイトと鉱石車の音が響き渡った金鉱の中を見学できるツアーです。金を求めて1878年から動き出したこの金鉱は、26年の間に約425kgの発掘があったそうですが、1904年に閉鎖しています。その後、観光客に向けてガイドツアーが行われるようになりました。上の写真に写っているのは1976年に働いていたガイドさんたちです。
先に紹介した金鉱近くにあるのがここ、バーでありミュージアムでもあるこのサルーンno.10。アメリカの開拓時代にタイムスリップしてしまったかのような気分にさせてくれるでしょう。店内を隅々まで見渡したくなるほど、写真やはく製など見るものが沢山です。
今にもカウボーイたちの撃ち合いが始まりそう、などと思っていたら、もしかしたら本当に始まるかもしれません、撃ち合いが!このお店の前にある道で、メモリアルデイから9月の半ばまで毎日4回あるWild Bill Hickokシューティングショー。カメラを構えて見学しましょう。ちなみに、Wild Bill Hickokとは、西部開拓時代のガンマン。このバーがある街「Dead Wood」にあったバーでポーカーをしていたところ、何者かによって背後から射殺されてしまった人物です。
ブラック・ヒルズ旅行への心の準備は出来ましたか?ゴージャスでオシャレな旅も素敵ですが、たまにはヒールやスカートを脱ぎ捨てて、ワイルドな冒険にでかけてみるのも刺激的ですね。