- 住所:
- Milot, Cap-Haïtien, Haïti
- 営業時間:
- 9:00~18:00
- アクセス:
- ミロー(Milot)から乗り合いバスで麓までおよそ10~20分
- 電話番号:
- +(509) 3816-0100(ハイチ観光局)
- *入山時間は季節により変動
カリブ海に浮かぶイスパニョーラ島。その西側を占める国がハイチです。「名前は聞いたことがあるけど、どんな国なの?」と思う人も大勢いるはず。ハイチは豊かな自然と貴重な歴史遺産が詰まった国。もちろん、カリブ海特有の青く透き通った海もあります。知られざるハイチの観光スポットを駆け足で巡ってみましょう。
ハイチはかつてフランスの植民地だった国。フランスから独立して間もなく、山の頂上を切り開いて壮大な要塞が建造されました。それがシタデル・ラフェリエール。くねくねと蛇行する山道をひたすら登ってようやくたどり着く、難攻不落の要塞です!
要塞は標高およそ1000mの山頂に築かれています。気象条件によっては、要塞の下に雲海が広がることも。同じ遺跡つながりの意味では、「カリブのマチュピチュ」と言ったところでしょうか。
要塞の高さはおよそ50mと桁外れの大きさ。下から見上げると、その堅牢な作りに圧倒されます。しかも、備え付けられる大砲は350台以上!ラテンアメリカと欧米を合わせて、最大規模の要塞なのです!
サン・スーシ城はシタデル・ラフェリエールと並ぶハイチ観光の目玉。かつての国王アンリ・クリストフが建てた宮殿で、完成は1807年。小高い丘の上に建つ宮殿は、あのベルサイユ宮殿がモデルになっているとか。坂道を登っていくにつれ、宮殿が迫ってくるような印象を受けるでしょう。それほど風格のある遺跡なのです。
宮殿の正面に造られた階段。間近から見上げると、この宮殿の精巧な構造がはっきりと分かります。実はラテンアメリカで1番早く独立を遂げた国こそハイチ。国王はその威厳を示すかのように、他に類を見ない宮殿を建てたのでしょうね。
こちらはサン・スーシ城観光の拠点となるミロー村。シタデル・ラフェリエールへのアクセスもここからが便利です。こじんまりとした小さな村ですが、石畳が敷き詰められてとてもおしゃれな雰囲気。カリブ海特有の植物が豊かな村で、ちょっとした散歩も楽しい思い出に。
カリブ海に数あるリゾート地の中で、日本でよく知られているのはカンクン。紺碧の空、透明な海、どこまでも続く白い砂浜…なんと、そんな光景がハイチでも見られるのです!しかも、ハイチはカリブ海に面した場所が多いので、沿岸にはビーチリゾートがたくさん。アクセスのよさで言えば、カップ=アイティアン国際空港付近がいいでしょう。
ハイチが面するカリブ海の特徴はとにかく海が透明なこと!真水と言われても分からないほど透き通っています。底を泳ぐ魚が当たり前のように見えるくらい。カヌー体験ができるスポットもあります。いざ、沖合へ漕ぎ出してみましょう!
カリブ海沿いに点在するビーチリゾートには様々なレジャー施設が整ったスポットが数多くあります。シュノーケリングやパラセーリングは定番。もっとスリルを味わいたい人にはラバディー地区(Labadee)がおすすめのエリア。カリブ海を眺めながら空中散歩ができるのです!大型客船が接岸できるため、いつも観光客であふれています。
ラバディー地区はハイチが誇るビーチリゾートの中でも群を抜いて美しいエリア。砂浜でゆっくりと寝そべるのもよし、おしゃれなカフェでまったりするのもよし。とにかくカリブ海の雰囲気を思う存分満喫できるのです!
いかがでしたか?山にも海にも、ぜひ訪れておきたい観光スポットがハイチには数多くあります。ハイチを肌で感じれば、ほかのカリブ海諸国への興味もより一層増すはず。ハイチはそれくらい魅力あふれる国なのです。