トルコ・パムッカレ!神秘的な世界遺産の温泉と古代遺跡を巡る

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パムッカレの世界的にも珍しい石灰棚と古い遺跡は「ヒエラポリス-パムッカレ」として1988年に世界遺産に登録されています。何千年もの年月をかけてできた神秘的な石灰棚の温泉を肌に感じ、ヒエラポリスの古代遺跡巡りしながら、古代ローマの暮らしに思いをはせてみましょう。

石灰棚

白い雪山のように見える美しい景色は大規模な石灰棚です。大地から湧き出した石灰分を含んだ温泉が台地の傾斜を流れ落ちる途中で結晶化され、長い年月をかけて100以上もの石灰棚が形成されたものです。

石灰棚は朝日を浴びると反射して青白く輝き、日没の頃には茜色に真っ赤に染まり、どの時間も美しい風景を見せてくれます。

現在は広大な石灰棚の一部のみを観光客に開放しており、石灰棚を眺めながら足湯をすることができます。

ヒエラポリス

石灰棚の上に広がる古代都市ヒエラポリスは紀元前2世紀頃、ペルガモン王国の都市として建設され、その後ローマ帝国に征服されてからは温泉保養地として栄華を極めました。度重なる地震に見舞われ、1354年の大地震後は復興することができず、現在は広大な敷地に古代都市の遺跡が点在しています。

パムッカレ・テルマル

パムッカレ・テルマルの温泉の底には大理石の柱などのヒエラポリスの遺跡が沈んでいます。地震によって陥没した遺跡に温泉が溜まったのだとか。遺跡に腰掛けながら温泉に浸かるなんて、ここでしかできない貴重な体験です。

アンティークプール(Antique Pool)
住所:
Pamukkale Turky
電話番号:
+90 (258) 272 2044 / +90(258)272 2462
営業時間:
8:00~19:30(夏期)/8:00~17:30(冬期)

アポロン神殿

崩壊したアポロン神殿遺跡。現在は崩れた柱が転がっているのみで原型をとどめていません。

劇場

紀元前2世紀頃、ハドリアヌス帝によって建築された円形劇場はとても保存状態がよく、ほぼ完全な姿を残しています。丘陵の斜面を上手に利用しており、縦に走る五カ所の通路で観客の入退場がスムーズに運ぶように設計されています。収容人員は15000~20000人といわれ、直径100mにもおよぶ半円形の客席は迫力満点。

ネクロポリス

ネクロポリスとは「死者の町」の意味。現在残っている墓の数は1000以上あると言われ、広範囲に分散しており、トルコ国内でも最大規模の古代墓地の跡です。石室や石棺の大きさや作りは、埋葬された者の身分により異なり、その型によって生前の地位が分かります。

北ビザンチン門

ヒエラポリスの町は北ビザンチン門と南ビザンチン門を直線で結ぶ道がメインストリートになっていました。この道沿いにバジリカ(聖堂)や市場などがあり、この町唯一の繁華街だったようです。

ローマ門

西暦85年にローマ皇帝ドミティアヌスを讃えて造られた3連アーチの門と円筒形の塔を組みあわせたローマ様式の建造物で、ドミティアン門とも呼ばれています。この門から真っ直ぐ伸びる道は石畳で舗装されており、その両側には何本もの柱が並んでいす。

北の浴場

3世紀に浴場として建てられた北の浴場は後にバジリカ(聖堂)に改築されました。浴場として利用されていたときの屋根は、3つのドームに改築されました。

パムッカレ/ヒエロポリス(Pamukkale / Hierapolis)
アクセス:
パムッカレ観光起点の町デニズリからタクシーまたはミニバスで20分。

いかがでしたか。古代ローマの人々が愛した温泉にぜひ浸かってみたいですね。石灰棚は自然保護のため素足で歩くことになっています。また温泉入浴には水着も必要です。タオルはもちろん、脱いだ靴を入れる袋も用意していったほうがいいでしょう。晴れた日にはサングラスもお忘れなく。

umi

北海道在住の旅行大好きな30代女子です。
旅行では主に世界遺産や絶景スポット巡りをしています(*^_^*)
もちろん、ご当地グルメもはずせないポイントのひとつ♪
その中でもわたしのおススメなトコをアップしていきます☆

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