- 住所:
- Saeng Chuto Rd,Kanchanaburi
- アクセス:
- カンチャナブリ駅 歩5分
views
0
どこからともなく聞き覚えのあるあの口笛ソングが聞こえてきそう!「戦場にかける橋」でおなじみにカンチャナブリは訪れるだけで平和を願う気持ちでいっぱいになる名所揃い。悲しい歴史を繰り返さないように、先人たちの想いを深く胸に刻み込みたい。
映画「戦場にかける橋」の舞台となったことで世界的に有名になったカンチャナブリ。ミャンマーとの国境近くに位置し、山や渓谷、川など美しい自然に囲まれ、多くの遺跡が発見されている。戦争博物館やタイで最も美しい滝といわれるエラワン滝を有するエラワン国立公園、トレッキングのできるサイヨーク国立公園など観光スポットもたくさんある。
原題「The Bridge on The River Kwai」 1957年に公開された英・米合作の名作映画。映画を観たことのない人でもテーマ曲「クワイ河マーチ」はきっと一度は耳にしたことがあるはず。
第二次大戦下、対立する日英がタイとビルマの国境を流れるクワイ河に橋を架けるという共通の目的を通じて絆を深めるものの、その友好の証のような存在だった橋が爆破される結末には戦争の愚かしさがよく表現されている。
当時の中国語の泰=タイ、緬甸=ミャンマーから、日本軍が名付けた。タイとビルマ(ミャンマー)の国境をつなぐ鉄道で全長400kmにも及ぶ。建設にあたっては連合軍の捕虜や現地タイやビルマの労働者が多数駆り出され、たくさんの木造橋、鉄橋などがつくられた。多さを泰緬鉄道の枕木にたとえて「枕木一本、人一人」などと揶揄された。また、多くの死者が出たことから英語圏では「死の鉄道(Death Railway)」の通称もある。
映画のタイトルである「戦場にかける橋」とは、クウェー川鉄橋のことをさしている。タイとミャンマーの国境を流れるクウェー川に、第二次世界大戦中架けられた橋で泰緬鉄道の通り道となっている。
泰緬鉄道の建設で過酷な労働を強いられて命を落とした連合軍捕虜たちの墓地。その数なんと7000名弱。きれいに手入れされた緑の芝生の中に整然と並ぶ墓標には近親者からのメッセージも添えられている。
映画を観た人はもちろんまだ観ていない人もカンチャナブリの美しい自然と趣深い泰緬鉄道や橋には感銘を受けること間違いなし。