シリア・ダマスカスの魅力に迫る!数千年の歴史を持つ文化の交差点

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狭い路地が迷路のように入り組むダマスカス旧市街。ここは数千年の歴史の中でイスラム教とキリスト教が共存してきた文化の交差点です。人々を惹きつけてやまない世界最古の都市ダマスカスの魅力を余すところなくご紹介していきます!

聖書にも登場する歴史ある街、ダマスカス

紀元前3000年ごろから人が住み始め、地中海、メソポタミア、アラビア半島を結ぶ交通の要衝として発展してきたダマスカス。「世界で最も古くから人が住み始めた地」のひとつとして、聖書にも登場するほどの歴史ある街です。

紀元10世紀にはアラム王国の首都となり、その後アッシリア、バビロニア、ローマ、ビザンチン帝国などに支配され、7世紀以降は長くイスラム勢力下に置かれます。
街を取り囲むのは、今も残る1世紀に建造された城壁。城砦近くには、12世紀に十字軍を撃退した英雄サラディンの銅像が。

さまざまな時代の建造物が混在する街並み

こちらはスーク(市場)ですが、なんと入口にローマ時代の門と城壁の一部が残されています。日本で言えばショッピングモールの入口に1000年単位の歴史遺物がある、という感覚でしょうか。さすが歴史の街ダマスカスとしか言いようがありませんね。

スークの内部。中はごく普通ですね。

ビジャーズ駅は、1908年に完成しながらも第一次世界大戦で鉄道が破壊されてしまい、駅舎だけが残っているのだそうです。まるで宮殿のように壮麗な外観は、駅とは思えないほど。

こちらは現存する世界最古のモスクと言われる、ウマイヤド・モスク。8世紀のウマイヤ朝の時代に建造され、今にその姿を残しています。ピカピカの大理石が敷き詰められる中庭には、靴を脱いで入ります。これはモスクでは当たり前のこと。

「宝のドーム」と呼ばれる小さめのドームがあります。小さいといっても、横に並ぶ観光客と比べると相当な大きさですね。モスクの巨大さが肌で感じられます。

中庭の壁には、創建当時に施された装飾がそのまま残っています。ところどころ色あせていますが、それも長い年月を感じさせる貴重な証拠。美しさと壮麗さは損なわれていません。

長い歴史の中で、キリスト教の聖堂としても使われていた時代もあったというウマイヤド・モスク。ダマスカスの歴史は、イスラム教とキリスト教の共存の遺産でもあります。

ウマイヤド・モスクの隣にある、アゼム宮殿です。18世紀半ばのオスマン帝国時代に建造されたもので、当時のダマスカス提督だったアサド・パシャ・アル・アゼムの邸宅だったのだそう。

現在は博物館として一般公開されていて、工芸品や装飾品が展示されています。イスラム特有の精緻な装飾がこまごまと並ぶ様は、一見の価値がありますよ。

古代都市ダマスカス(Ancient City of Damascus)
住所:
Damascus,Syria
アクセス:
東京からドバイまで飛行機で約11時間、ドバイからダマスカスまで飛行機で約3時間半

現存する世界最古の都市のひとつとされるダマスカスは、1979年に「ダマスカスの古代都市」として世界遺産に登録されました。3000年を超える悠久の歴史を感じに、ダマスカスへ旅に出てはいかがでしょうか?

umi

北海道在住の旅行大好きな30代女子です。
旅行では主に世界遺産や絶景スポット巡りをしています(*^_^*)
もちろん、ご当地グルメもはずせないポイントのひとつ♪
その中でもわたしのおススメなトコをアップしていきます☆

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