鹿児島・薩摩硫黄島の茶色い海とは?温水プールには秘湯ファンも歓喜!
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- 鹿児島県鹿児島郡三島村 硫黄島
- アクセス:
- セスナ週2往復(月水)で約1時間
- フェリーみしま(約2日に1本)で鹿児島本港から約4時間
- 電話番号:
- 099-222-3141(三島村役場)
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薩摩硫黄島は薩南諸島にある島の一つ。茶色い海が珍しいスポットとして人気を博しています!海以外にも珍しい光景が盛りだくさんな薩摩硫黄島についてまとめてみました。アフリカのギニアから硫黄島へやってきた楽器「ジャンべ」についても詳しく紹介します。
映画で有名になった第2次世界大戦で激戦のあった地ではなく、鹿児島県にある「硫黄島(いおうじま)」
東京都管轄の「硫黄島」と区別するために「薩摩硫黄島」と呼ばれることも。
島民は120人ほどで夜になると明かりも少ないので星がきれいに見えます!
島へのアクセスは鹿児島空港から飛行機で1時間ほど。
かつてリゾート経営をしていた時に造られた空港ですが、現在はリゾート会社が島から撤退したためのどかな島です。
源平の戦いに巻き込まれ、数え年で8歳という幼さでこの世を去った安徳天皇がこの地に逃れてきたという伝説が。
歴史研究家の間では、「三種の神器」の一つ「草薙の剣」もこの地のどこかに眠っているか、鹿児島県の藩主である島津氏に持ち去られたのではないかといわれています!
かつては鉱山資源が豊富にあったことから硫黄やオパールが主な輸出品だったことも。
現在は海外の安い鉱山資源に押されて閉山。
その他にもリゾートブームで観光業が栄えましたがこちらも経営不振で施設は閉鎖することに…。
鉱山や観光で栄えた硫黄島ですが、現在は黒毛和牛「みしま牛」の畜産や島で育てている椿を使ったシャンプーなどが主な産業。
牛がいることはもちろんのこと、観光地時代にいた「孔雀」が野に放たれているなどとかなりフリーダム!
三島村を代表する楽器が「ジャンべ」
アフリカのギニアから持ち込まれたもので、今では島を代表する楽器に!
港に着くとジャンベを鳴らして歓迎されます。
世界的に有名なジャンベ奏者ママディ・ケイタが1994年にこの硫黄島に来てから広められたもの!
鉱山業、観光業を一度は失ってしまった硫黄島ですが、最近新たな観光資源として「茶色い海」を推しだすことに!
海外からもこの不思議な茶色い海を見に観光客が訪れるようになりました。
この茶色い海を作る原因は「鉄分」!
港の底からは温泉が湧き出ており、それが海水と混ざることで茶色い海に。
温泉が湧き出ているということは火山活動も。
噴火はしていませんが山からは遠くからでも硫黄が噴き出ているのが確認できます!
危険なので観光客の立ち入りは禁止されています。
島の各地では無料で温泉を楽しむことが可能。
夏には冷たい海水と混じって「温水プール」のようになったり、潮の満ち引きで入れたり入れなかったりするものもあり、秘湯マニアの間で人気を博しています!
茶色い海が特徴的な薩摩硫黄島。ギニアとの交流やリゾートブームの影響で海以外も珍しい光景を見ることができるスポットです。アクセスにはやや不便ですが海外からもこの島に訪れている観光客がいるだけのことはあり、旅の思い出に残ること間違いなし!
アナタの旅のサポートとなりますように・・・