- 住所:
- 青森県/秋田県
- アクセス:
- 上記地図参照
- 電話番号:
- 0172-85-2810(ビジターセンター)
- オススメの時期:
- 夏~秋
全国的にも有名な世界遺産・白神山地。もののけ姫の舞台の一部としても知られていますが、その美しく広大な森の中に足を踏み入れてみませんか?今回は、そんな白神山地を少し掘り下げてご紹介していきます。
青森県から秋田県にかけて連なっている白神山地。世界遺産にも登録されていて、毎年たくさんの人たちが訪れます。ちなみに、白神山地の全てが世界遺産に登録されたわけではなく、ブナの原生林で占められている区域のみが登録されているのだそう。
このブナの原生林は、ほとんど人の手が入っておらず、東アジアでは一番大きな規模のもの。野生の動物、貴重な草花、そのすべてが白神山地の魅力であり、多くの人を魅了しています。
白神山地には、ブナ林を散策するために遊歩道が設けられており、誰でも気軽にハイキングを楽しむことができます。背の高いブナ、細いブナ、太いブナ…ブナの姿は本当に様々。空を見上げると、ブナの木々の隙間から差し込む光が、ブナ林を幻想的に映し出してくれています。
ブナの平均寿命は250年と言われています。ですが、このブナの原生林には樹齢400年を超えるものも。それだけブナにとって、ここはとても良い自然環境ということかもしれません。何百年もこの森を見守ってきたであろうブナの木を眺めていると、感慨深いものがあります。
国の天然記念物に指定されているニホンザル。ここ白神山地にもたくさんのニホンザルが生息しています。ただ最近では数が増えすぎ、山中だけではなく麓にまで降りて畑を荒らしてしまうため、頭を抱えている地域も。
白神山地のツキノワグマは、会いたくなくても会う確率の高い熊です。散策をしているといきなり木の上から滑り落ちてきたり、少し遠くを親子が歩いていたりと遭遇率はやや高め。
ですから危険回避のためにも、熊よけグッズを準備するなどして、山登りやハイキングに備えてください。
こちらも国の特別天然記念物。遭遇率もやや高めで、気づくと木の隙間やちょっとした崖の上からこちらを見ていることが多々あります。意外とゆっくり近づいていってもなかなか逃げませんので、撮影チャンスは多め。
他にもトウホクノウサギやニホンカナヘビ、ヤマカガシやクマゲラなど、数え切れないほどの生き物が白神山地には生息しています。散策の際には、そんな白神山地の生き物を探してみるのも楽しいかもしれませんね。
三つの大きな滝からなる暗門の滝。ブナ林を眺めながら滝を巡る散策コースがあり、こちらは景勝地としても有名なのでぜひ行ってもらいたいスポットです。
すべての滝を見終わるまで時間は1時間ほど。往復だと2時間以上かかるため、あまり急がずゆっくり散策するのがオススメ。
小さな子供と一緒に巡る場合は、子供が途中で疲れて動けなくなる可能性もあるので、子供を背負えるキャリーなどがあると便利です。
白神山地の話題を出すと、「あの青池が有名なところでしょ?」と言われるほど有名なこちらの青池。なぜこの池だけこんなに青いのかは、科学的にはまだはっきりと解明されてはおらず、いろいろな偶然が重なり、美しい青い色の池になっているのではないかと言われています。
謎は謎のままの方が、ロマンがあって良いかもしれませんね。
青池の次に透明度を誇るこちらの池。まるでCGで作られたかのような美しさですよね。最近、展望スペースが設置されたため観やすくなりました。十二湖の美しいスポットとして、近年人気が上がっています。
白神山地を十分に楽しんだら、帰りにお土産なんていかがですか?こちらではお土産の販売だけではなく、軽食コーナーも設置されています。ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
広大で神秘的な白神山地。そこにはまだ、誰も足を踏み入れたことのない場所も存在しているかもしれません。幻想的な風景や美しい景色、原生林に囲まれたその白神山地を、これからもずっとそのままの形で残していきたいですね。
旅行とゲームとiPhoneが好き。最近ベイパーの仲間入り。