愛知の人気観光スポット「博物館明治村」異国の文化を感じる建造物がたくさん！

博物館明治村は愛知県犬山市にあります。日本第3位を誇る広い敷地の中に、明治時代の建造物を移築して、当時の姿そのままに再現した、屋外型博物館です。

1丁目から5丁目まである広い敷地は、歩いて観光しても飽きませんが、かなりの距離を移動しなければならない場合も。
明治村の中には様々な乗り物が用意されていて、快適にエリア移動が可能です。
懐かしの蒸気機関車に乗って、明治時代の街並みを眺めてみませんか？

村の中にある「とうきゃうえき」と「なごやえき」を毎日往復しています。
当時と変わらない駅舎の姿にも歴史ロマンを感じます。

聖ザビエル天主堂は、日本にキリスト教を布教しにやってきた宣教師・フランシスコ･ザビエルの偉業を讃える聖堂です。京都にあったものが移築されました。

内部は素晴らしいゴシック様式。
西洋の建築技術そのままに造られた構造は、日本にいながら異国を旅している感覚にさせてくれます。

入り口にある、「薔薇窓」と呼ばれる大きなステンドグラス。直径が3.6mもあります。
外から入り込んでくる光が美しい陰影を作り上げ、聖堂内を幻想的に彩ります。

長崎にあった建物を移築した、大明寺聖パウロ大聖堂。
一見聖堂とは思えない和風建築で造られています。
江戸時代に行われたキリスト教禁制の名残ともいえる、貴重な建物です。

江戸幕府によって信仰が禁じられたキリスト教。
それでも、異国の文化が色濃く根付く長崎一帯では、多くの住民が改宗し隠れキリシタンとして、ひっそりと祈りを捧げていました。
明治に入ってもその習慣はなかなか抜けず、和洋折衷な建物が造られたのですね。

明治時代になると、西洋の郵便制度が国内にも広がり、全国各地に郵便局が造られました。
宇治山田郵便局舎は、三重県伊勢市に建てられた初代の郵便局を移築したもの。
他に類を見ない斬新で独特な建築様式で造られており、当時の日本の郵便制度にかける期待や意気込みが感じ取れます。

郵便に欠かせない切手やポストも、時代を経て様々な姿に変化してきました。
郵便局舎内では、滅多にお目にかかれない貴重な昔の切手やポストを、年代ごとに見ることができます。

激動の幕末を乗り越え、異国の文化が一気に入ってきた明治時代。
日本にとって、大きな改革と変化をもたらしたさまざまな歴史の産物を、現代でも目の当たりにできる貴重な施設です。