青森県五所川原市「立佞武多祭り」で大迫力の夜を!青森ねぶたとは一味違った臨場感

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青森県五所川原市で毎年8月に行われる立佞武多(たちねぶた)祭りをご存知ですか?「青森ねぶた祭り」や「弘前ねぷたまつり」をご存知の方は多いと思いますが、五所川原市にも「立佞武多祭り」というお祭りがあるのです。今回は、熱く燃え上がるお祭りをご紹介しましょう!

立佞武多祭りとは?

立佞武多祭りは、400年以上も前から受け継がれているお祭りです。1度は戦後の火事によって立佞武も街から姿を消しました。それから長い時を経て1993年に立佞武多の設計図が発見され、1998年に祭りが復活。
毎年8月4日~8日の5日間に渡り、高さ約22メートルの巨大な立佞武が街を練り歩く立佞武祭りが開催されています。

このお祭りで特徴的なのは、佞武多が巨大な縦長の形だということ。まるで上から襲われるような怖いくらいの迫力です。
青森ねぶたや弘前ねぷたの様な横長の山車とは一味違った臨場感を味わえることでしょう。
では、お祭りの内容を詳しくご紹介します!

とにかく圧巻!立佞武多祭り

普段は比較的静かな街ですが、お祭り期間中の五所川原市は雰囲気が一変。たくさんの人が集い、お祭りムード一色です。
駅前の道にはずらりと山車が待機して、出陣の時が来るのを待ちます。

大きい太鼓を積んだ山車や、小型の山車も。全部で15台ほどの山車が街を練り歩きます。一番大きい山車は「立佞武多の館」という資料館に常設展示されていて、そこから出陣します。
その出陣シーンは、祭りの始まりなのにクライマックスのような…とてつもない感動を味わうことができるんですよ。

立佞武多が大歓声と共に姿を現しました!重さが約19tもあるため、70人もの人によって曳かれているんですよ。
さて、これから五所川原の熱い夜が始まります。巨大な立佞武多は毎年3台練り歩きますが、そのうち1台は新作で3年目を迎えた佞武多と入れ替えになります。新作を楽しみに毎年訪れる見物客も多いのだそう。

東北の短い夏を謳歌する人々が「ヤッテマレ!ヤッテマレ!」と威勢のいい声を上げ、祭りのボルテージは最高潮に。
巨大な山車と共に街を練り歩く人々の姿に、観客も酔いしれます。
やがて空が暗くなり、立佞武多はさらに美しく輝き出しました。

まるで巨大なロボットのようにも見えてきます。山車のてっぺんから下まで全てが細かく作られているのがわかりますね。山車は回転するのため、後ろ姿までバッチリ見ることが出来ますよ。後ろ姿もまた美しい…。

山車の運行は1時間半~2時間で終了。五所川原を練り歩いた立佞武多は出発地点の「立佞武多の館」に帰って行きます。
このお祭り、青森ねぶた祭りよりも比較的見物客が少なくて見物しやすいお祭りなんですよ。

そして五所川原の街を歩いていると、こんなマンホールが。佞武多愛を感じますね。五所川原に行ったらぜひ探してみてはいかがでしょうか。
では次に、立佞武多を常設展示している「立佞武多の館」をご紹介しましょう。

立佞武多祭り
住所:
青森県五所川原市
開催日:
曜日に関係なく毎年8月4日~8日
立佞武多運行時間:
19:00~21:00
アクセス:
【電車】青森駅から川辺駅経由で五所川原駅下車(所要時間約75分) 出陣シーンが見られる「立佞武多の館」まで徒歩約10分

年中「立佞武多」を見学できる!立佞武多の館

「立佞武多の館」には大型の立佞武多が3台常設展示されています。ぼんやりと薄暗い館内に入ると、美しい光を放つ立佞武多が。まさに息を呑む美しさです。

館内には大きなスクリーンがあり立佞武多のことを詳しく知ることができますよ!
また立佞武多の周りを囲うように通路が設置されています。佞武多の上から下まで、そして横からなど様々な角度から見ることができますので、細部までじっくり見学しましょう。

立佞武多の館
住所:
青森県五所川原市大町21-1
電話番号:
0173-38-3232
開館時間:
【4月~9月】9:00~19:00  【10月~3月】9:00~17:00 ※開催期間中は開館時間が異なるため、HPで要確認。
休館日:
1月1日 ※開館している場合も有り。要問合せ。
入館料:
【立佞武多展示室】大人600円、高校生450円、小中学生250円 【美術展示ギャラリーとのセット入場料】大人800円、高校生500円、小中学生300円
アクセス:
【電車】電車:青森駅から川辺駅経由で五所川原駅下車(所要時間約75分)徒歩約10分

「立佞武多祭り」と「立佞武多の館」をご紹介しました。迫力ある姿は1度見ると虜になってしまう、と言っても過言ではありません。
ぜひ五所川原の魂を感じに、立佞武多を見に行ってみませんか?

umi

北海道在住の旅行大好きな30代女子です。
旅行では主に世界遺産や絶景スポット巡りをしています(*^_^*)
もちろん、ご当地グルメもはずせないポイントのひとつ♪
その中でもわたしのおススメなトコをアップしていきます☆

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