日本のマチュピチュといえば兵庫・竹田城!天空に浮かぶ城を拝みたい!
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- 兵庫県朝来市和田山町竹田古城山169番地
- アクセス:
- JR播但線、竹田駅下車、徒歩40分
- 播但連絡道路、和田山ICから、国道312号線を南へ約10分
- 定休日:
- なし
- 電話番号:
- 079-674-2120(情報館 天空の城)
- 料金:
- 500円(中学生以下は無料)
- 所要時間:
- 半日
- オススメの時期:
- 9月下旬~12月上旬
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天空に浮かぶ城の跡。そこから眺める雲の海。悠久の自然と人の歴史とが交差した幻想的な空間に、多くのため息が聞こえてきます。
その姿はまるで臥せた虎。かつて竹田城と呼ばれたそれは、今ではその姿にちなんで『虎臥城』とも呼ばれています。
そして、雲の上に浮かぶ荘厳な姿は、天守閣や城主を失った今でも私たちに胸の踊る体験をさせてくれるのです。
城跡までてくてくと登って下を見下ろすと、そこには竹田の町並みが。そして、円山川から霧が発生すれば町並みは隠れ、幻想的な白の世界へと変わります。
険しい山の上に、人はどのようにして石を運んだのでしょう。私たちは自然の景色に敬意を払うとともに、山上に築かれた立派な石垣に人類の歴史を想うのです。
その名の通り、雲の立つ景色に出会える場所。立つ雲に浮かび上がるのは南北に広がる竹田城の跡です。
その絶景を目にしたとき、ある人は歴史の忘れ物を見つけたような、そしてある人は未来の設計を目撃したような、そんな不思議な感覚におちいるのです。
まるで水墨画。重なり合う山々の中に浮かび上がる城郭のシルエットは荘厳という言葉がよく似合います。
朝方の冴えた空気が織り成す歴史と大自然の調和には、どんな偉大な芸術家も筆を置いてしまうかもしれません。
ペルーの空中都市、マチュ・ピチュ。15世紀インカ帝国の遺跡ですが、なぜ帝国の人々はあえて急峻な山の尾根に空中都市を造ったのか、いまだに分かっていません。
同じ15世紀日本、古城山の山上に竹田城は築かれました。しかし、こちらも建造理由やその方法にやはり謎が残されています。歴史の「なぜ」を想像する。それは、今しか知らない私たちの特権ですよね。
雲海は早朝から遅くとも午前8時くらいまでしか現れません。季節も秋の終わりから冬の始まりと決まっています。それに、天候にも左右されます。さらに、この竹田城は石垣などを残してほかはすでに存在しないのです。しかしそんな不完全さや曖昧さが、この天空の城をいっそう美しくしているのかもしれませんね。