時の流れがゆったりと感じられる四川省・成都のオススメ歴史スポット
4021views- 住所:
- 成都市武侯祠大街231号
- 営業時間:
- 8:00~18:00
- アクセス:
- 57、82、334、335路ほか、武侯祠バス停下車すぐ
- 電話番号:
- +86(028)85535951
- 定休日:
- なし
- 入場料:
- 60元
中国・成都は歴史好きにはたまらない観光スポットがたくさんあります。三国志にまつわる旧跡や、道教寺院など見ごたえ十分!満足度120%間違いなし!今回はそのなかでも選りすぐりの歴史遺跡を4か所ご紹介します。
成都の南西部に位置する武候祠は三国志好きには欠かせない観光スポット。三国時代の蜀の丞相・諸葛亮孔明が祀られた霊廟です。孔明の贈り名「忠武侯」にちなんで武侯祠と言われています。中国国内には武侯祠がいくつかありますが、成都の武侯祠は特に有名です。その隣には孔明の主君である劉備玄徳の陵墓もあるのでぜひあわせて見てみてみましょう。
境内は3.7万平方メートルもあり広大です!劉備殿には劉備像が、側棟には関羽、張飛などの像があります。
そしてこちらが諸葛亮殿にある孔明の像。そのほかにも孔明自ら作った青銅製の大きな諸葛鼓など貴重な物が納められ展示されています。三国志ファン必見です!
青羊宮は成都市で最も大きな道教寺院。中国の重要文化財に指定されていて、一年中観光客でにぎわっています。青羊宮の名前の由来は、老子が青い羊に乗ってこの地にやってきて教えを説いたからなんだとか。長い歴史の中で、明の時代に一度焼けてしまったので現存する青羊宮は清の時代に再建されたものになっています。
青羊宮で有名なのが三清殿の前に置かれた黄銅製の羊。参拝すると無病息災の願いが叶うと言われているため多くの人に触れられ光り輝いています。羊と書きましたが、正確には神羊で、その姿は羊のようで羊ではありません。鼠の耳、牛の鼻、虎の爪、兎の背、龍の角、蛇の尾、馬の口、羊のひげ、猿の首、鶏の眼、犬の腹、猪の尻をあわせもっていて、つまりは十二支の動物の特徴をもつ不思議な像なのです。参拝の際、ぜひ触れてみましょう。
成都の中心部に流れる川・錦江のほとりにある望江楼公園。シンボルである望江楼を中心に古い建築物がいくつも建っています。望江楼は最上階である4階まで上ることが出来ますよ。
望江楼公園は唐の時代の女流詩人である薛涛(せつとう)にちなんで造られました。薛涛は竹を大変愛しており、竹をたくさん植えることで竹を敬ってきたそうです。現在では130種類ほどの竹がびっしりと植わっていて大変美しく圧巻の景色となっています。休日には太極拳やマージャンを楽しむ地元の方々の姿も見られ、いかにも中国らしい風景に出会えます。
杜甫草堂は、唐の時代の詩人・杜甫が約4年間住んでいた時の住居。杜甫は当時の戦乱を逃れ、絵のように美しい郊外のほとりにて質素で穏やかな暮らしをおくってきました。
杜甫が生み出した作品のうち、247首がここで作られたのだそうです。こんなにも美しく静寂に包まれた環境だと作品にも集中できそうですよね。美しい庭園をまわりながら遠い時代に思いを馳せてみるのも良いですね。
いかがでしたか?中国の歴史、文化、自然が感じられる歴史スポットめぐりは勉強にもなりますし、時がゆったりと流れるような感覚になれますよね。歴史好きの方はぜひ四川省・成都へ行ってみましょう!
国内外問わず旅行によく行きます。
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湘南エリアでゆるく生活中。