- 住所:
- 〒639-1021 奈良県大和郡山市新木町107
- 営業時間:
- 10:00~17:00
- アクセス:
- 近鉄郡山駅から徒歩約10分 大阪から車で30分(高速利用)
- 電話:
- 0743-52-3418
- 定休日:
- 月曜
- 料金:
- 無料
- 金魚水族館・民族資料、金魚の錦絵と古書展示コーナー・売店
飼育経験者がとても多い魚「金魚」。身近ですが奥深く、知れば知るほど興味の湧いてくる金魚の世界が奈良県にあります。大和郡山市は日本三大金魚の産地のひとつ。多くの養殖場があるだけでなく、町中が金魚でかわいく彩られているのです。
日本の金魚の三大産地は愛知県「弥富」、東京「江戸川」、そして奈良県「大和郡山」となっています。大和郡山に金魚がやってきたのは1700年ごろ。その後明治維新当時の藩主の援助によって、一大産業へと成長しました。
金魚はフナの突然変異を改良したもので、天然ものはいません。すべて養殖場で生まれて育てられ、我々の元にやってきます。
大和郡山には金魚の養殖場が60軒もあり、養殖技術だけでなく、品種改良や金魚の研究も行われ、金魚は今も進化し続けています。
昭和元年創立の老舗で、養殖面積は6ha、金魚は約30種類。見たことのないものがきっといるはずです。金魚には上から眺める上見(うわみ)という見方があります。とても美しいので、是非養殖槽を上から眺めて見てください。運命の一匹に出会えるかもしれません。
無料の郡山金魚資料館(後述)も併設しています。
やまと錦魚園創立者で、金魚の世界的研修者「松井圭一」先生の像が建っています。松井先生が収集された貴重な古書や錦絵も見ることができます。資料館を設立したのは、かつて代表を務められていた「嶋田正治」さん。金魚を通して社会に大きな貢献をされた方で、30年間で10万人を超える見学者を受け入れました。
街にはたくさんの金魚がいますが、一番インパクトがあるのはこれではないでしょうか!?
京都造形芸術大学の学生さんによる作品で、
「大量に生産・消費される金魚のあり方を再考し、伝統文化として培われてきた金魚の美を改めて見直し、美しい日本の文化として新たに開花させることを目指す」
というメッセージが込められているそうです。素晴らしい!
現在は「K Coffee」というコーヒーショップに設置されています。
大和郡山市のマンホールデザインは金魚!近鉄郡山駅周辺や郡山駅前商店街で見られます。
他にも、夜にはライトアップされる風情のある灯篭型水槽も。こちらは藍染屋「紺屋」前、箱本館隣の歩道、京都銀行大和郡山支店前の3カ所に設置されています。
金魚がいる喫茶店。かなり立派な金魚がいます!金魚に癒され、なおかつ縁起が良いカフェです。金魚めぐりの旅のランチにもピッタリ。
インパクト大の可愛いロールケーキ。金魚の部分は苺のムースになっています。2013年に発売されてから、瞬く間に大人気商品となりました。他にもチョコレートムースの『出目金ロール』もあります!
歴史、伝統、詫び寂び、癒し…金魚には日本人の好きなものがたくさん詰まっています。大仏や鹿も素晴らしいですが、奈良には他にもこんな素敵な世界があるということをご紹介させていただきました。住民の金魚愛でできた町に癒されること間違いなしです。
たまに海外旅行に行く主婦。
海好き。南国大好き。
スキューバダイビング少しやります。
思い出に残っている場所…マウナケア山(ハワイ)、ハミルトン島(オーストラリア)