トルコのネヴシェヒル博物館でカッパドキアの出土品を見てみよう!

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トルコの博物館は入場料が高めですが、ネヴシェヒル博物館は無料で開放されています。 ですが、ネヴシェヒルのメイン道路をちょっと入った目立たない場所にあるためか、博物館を訪れる人は1日に20~40人。ゆっくりじっくりと見ることができます。

ネヴシェヒル博物館とは

1967年にダーマット・イブラヒム・パシャ・キュリエシの中に設置され、1987年に現在の場所に移動しました。
2万3千品が展示されています。

車椅子でも見学が可能です。

入口フロア

入口のあるフロアには化石やマンモスの骨が展示されています。
標高1000mのカッパドキアが、かつて海の底にあったことがわかります。

半地下

入口フロアから少し降りた場所に展示されているのが、新石器時代からビザンチン時代までの出土品です。

1万年前の土器

新石器時代、紀元前8000年の出土品や初期ブロンズ時代、紀元前3000~2000年の出土品も展示されています。

新石器時代と初期ブロンズ時代の出土品は、カッパドキア空港近くのチベレック村の洞窟で発見されました。現在この洞窟は遺跡保護のため、立ち入り禁止になっています。

十字架

ビザンチン時代のお墓から出てきました。
最近でも昔のお墓跡を掘ると、十字架やコインが出てきたらしいです。

時計

19世紀の石の時計。石の上の影で時間を調べていました。

ヒッタイト時代の石臼

他にも、イラン、メソポタミア、キプロス起源の出土品などがあります。

2階

2階にはオスマン時代やトルコ共和国に入ってから使用されていた物が展示されています。

手書きの本

貴重な手書きの本です。とても美しく描かれています。

木彫り

棚や飾りに繊細なデザインが見られます。

ふいご

空気を出す道具。火の勢いを強くするために使われました。カッパドキアでは洞窟を掘るのに利用されたそうです。

庭には大き目の出土品が、まるで大したものではないかのように無造作に飾られています。

大型土器

ちょっと前までは、冷蔵庫代わりに食料品を保存するために使われていたそうです。
昔はこれにワインを入れて貯蔵したそうです。

石臼

大きな石は麦の殻を剥くのに使われました。石穴の中に木を入れ、動物に引かせ、麦を入れた大皿の中で動かして使います。

モザイク画

シャーヒンエフェンディ村のソベソス遺跡ではモザイク画が見つかっています。

ビザンチン時代の将軍の墓。
最初はカイセリの博物館で展示されていましたが、ネヴシェヒル県内のアバノスで発見されたことから、ネヴシェヒルの博物館へ移動しました。発見当時、中の物は盗まれていました。

Nevşehir Müzesi
住所:
350 Evler Mh. ve Nevşehir Merkez
営業時間:
8:00~17:00
休館なし、無料
ダーマット・イブラヒム・パシャ像の後ろの図書館と同じ敷地内

最後に

いかがでしたか?
博物館には、ここで紹介できなかった珍しいものもまだまだ展示されています。
展示されていない出土品もまだ2万もあるとのこと。
ゆっくり見ても30分で見られる博物館ですが、カッパドキアに長い歴史があることがわかります。
ネヴシェヒル市内へ来たときは、是非寄ってみてください。

miki

トルコのカッパドキアで7人の子供たちと生活しています。

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