- 住所:
- 岩手県遠野市附馬牛町上附馬牛5-89-1
- 営業時間:
- 9:00~17:00
- 11月から2月 9:
- 00~16:00
- アクセス:
- 遠野駅から車で約20分
- 電話番号:
- 0198-64-2300
- 休館日:
- 年中無休
- 料金:
- 一般 540円
- 小・中・高校生 320円
子供の頃、一度は昔ばなしを聞いたことがありますよね。笑ったり、ちょっと怖かったり、可哀想で泣いてしまったり。今回はそんな昔ばなしに縁のある、岩手県遠野市の見どころをいろいろご紹介していきたいと思います。
明治時代に民俗学の先駆けになった説話集、遠野物語の舞台として、数多くの観光客が足を運んでいる遠野市。人が暮らす母屋と馬小屋がつながっているのが特徴的な、L字型になっている建物のことを『曲がり屋』と呼ぶのだそう。昔ばなしに出てくるような茅葺屋根の建物が数多く残っています。
遠野は桜も有名で、鍋倉公園や綾織の桜並木、福泉寺など一面ピンク色に染めあげて、見るものを魅了しています。中でも、遠野駅から徒歩5分ほどの場所にある、鍋倉公園の桜は約1,000本あり、お祭りも開催しているので、桜の時期には足を運んでみてくださいね!
ふるさと村では、昔ながらの山里を再現した施設になっていて、水車小屋や炭焼き小屋だけではなく、畑や田んぼなど当時の生活をそのまま見て回ることができます。そば打ち体験やお手玉、竹とんぼ作りなど体験することもできますよ。村の中にはまぶりっと衆(守り人)もたくさんいるので、見かけた時には話を聞いてみてくださいね。
建物の中は自由に見学することができて、アニメ映画やドラマの舞台にも使われているんだそう。実際に馬小屋で生活をしてる馬たちもいて、本当に昔ばなしの世界を歩きまわっているような、どこか懐かしいような感覚に。
昔ばなしと言えば河童を思い浮かべる人もいると思います。伝承園のそばにある小川には、昔河童が多く住んでいて、人々を驚かせて遊んでいたのだそう。川の淵には釣り竿にきゅうりがぶら下がっていて、いつ食いついてくるか眺めるのも楽しいかも。川の側に小さな祠があり、子持ちの女性がお乳が出るよう願うと叶うのだそうです。
河童捕獲には許可証が必要なのだそう。道の駅や伝承園などでも買うことができるので、旅の記念として買ってみるのもいいと思いますよ。まだ河童を捕獲した人はいないそうなので、ぜひ探してみては?
恋愛の神様として有名なのが『卯子酉様(うねどりさま)』。境内の赤い布を買い、左手だけで結ぶことができれば恋人と結ばれるとして、カップルや夫婦の観光客が訪れています。
鳥居をくぐって山道を登ると大きな石に目を引かれます。絶妙なバランスを保ちながらそびえ立つ続石は、遠野物語にも登場しています。古代人の墓とも、武蔵坊弁慶が持ち上げ作ったとも言われているのだとか。
たかむろ水光園は休憩所や宿泊施設などを完備した、田園都市の理想郷。自然や水に囲まれた、とても美しい風景が広がっています。見て歩くのはもちろん、釣りを楽しんだり、温泉で癒やされたり。時間を忘れ、ゆっくりと過ごせますよ。
宮守川をまたぐ通称『めがね橋』は、昭和18年にこの形に改修され、そのまま今でも利用されている橋です。5連のアーチが連なっている橋梁は、当時の技術の素晴らしさがわかります。近代化産業遺産として認定もされ、最近では恋人たちの聖地としても有名。
夜は期間限定でライトアップされ、SL機関車が走る姿は宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を連想させます。蒸気を上げながら橋を渡る、とても幻想的な景色は一度見てみたいですね。
いかがでしたか?遠野市はドライブでも散歩でも色々な発見がある、昔の姿をそのまま残した素敵な町です。こういう田舎の暮らしや風景は、これからもずっと残していきたいですよね。ゆっくりと時間を忘れて、一日中自然とふれあいに来てみてくださいね。
旅行とゲームとiPhoneが好き。最近ベイパーの仲間入り。