【独特で色彩豊かなアートとパフォーマンスの宝庫 マリ】
アフリカ西部の内陸国であるマリは、外務省の海外安全ホームページの最新情報によると、国土の全域に退避勧告が発令しているため、渡航する場合は必ず安全情報を確認すること。日本との時差は9時間。直行便がないので、シャルルドゴールやカサブランカで乗り換え、約20時間の総フライトで入国可能。ジェンネ旧市街では、スーダン様式のモスク前で行われる大規模な市場に注目。牛やヤギ、魚だけでなく、部族ごとに異なるカラフルな民族衣装も楽しめる。マリ中央部にあり、ユネスコ世界遺産にも登録されているバンディアガラの断崖では、ドゴン族が断崖の裾野に集落を作り、世界でも類を見ない独自の儀式や神話などを保持している姿が見られる。中でも仮面踊りは、スケールの大きな宇宙観と躍動感に目を奪われる。ニジェール川沿いのトンプクトゥは、岩塩や黄金交易で知られた王国だったことがわかる世界遺産で、欧米人の観光に特に人気。泥の建造物群として世界遺産に登録されたアキスア墳墓も人気スポットの一つ。