- 住所:
- Patrijasiska ulica, Peć 30000, Kosovo
- 営業時間:
- 11:00~16:00
- アクセス:
- 首都プリシュティナから車で約1時間40分
- 休館日:
- 無し
旧ユーゴスラビアの国コソボ。東ヨーロッパに位置するこの国は、2008年に独立を宣言したとても若い国です。しかし古くは6世紀以前から人が定住していたという古い歴史をもっています。今回はそんなコソボの世界遺産「コソボの中世建造物群」を構成する4つの教会をご紹介します。
コソボ共和国は2008年に独立を宣言したという、若い国です。しかし国中に中世の建造物が多く残る、古い歴史をもっている国で、その建造物たちはユネスコの世界遺産に登録されています。今回はそんな世界遺産の構成している建造物をご紹介します。
コソボの東部にあるペヤ。この街の西端にあるのがこちらのペーチ総主教修道院です。こちらの建造年代は不明なのですが、13世紀中ごろには歴史の中に名前が出てきます。はじめはあまり位の高くない修道院でしたが、ブルガリア帝国の進出で安全なこの街の修道院が大主教座になりました。その後、セルビア正教会が独立したことにともなって総主教座という最高位に着くことになったのだそう。
教会内にはたくさんのフレスコ画が描かれています。天井近くの半円形の部分に描かれているのは生神女就寝祭のイコン。
位の高い修道院なだけに室内の装飾もきらびやかなものばかりです。こちらの修道院は3つの教会が連なってできていて、一番古いものは真ん中の建物。2006年には全体の修繕がおこなわれ、それまで知られていなかったフレスコ画2つが見つかったのだとか。
先ほどのペヤの街から15キロメートルほどの位置にある修道院。こちらは1327年から8年の歳月をかけてつくられた施設です。建造物の完成から内部の装飾が完成するまでにさらに15年かかったという、てまひまをかけてつくられた修道院。
教会の中にはたくさんのフレスコ画があることでも有名です。フレスコ画で描かれた肖像画は実に1000あるといわれています。また新約聖書の重要な物語のほとんどが描かれているのだそう。
こちらの石棺は創立者であるセルビア王ステファン・ウロシュ3世デチャンスキのもので、彼の遺骸には病気を治す力があると信じられています。今もその力で癒してもらおうと訪れる人も多いのだそう。石棺は毎週木曜日にふたを開ける儀式が行われています。
コソボ南部にあるプリズレンの街にはリェヴィシャの生神女教会があります。14世紀に建造された美しいセルビア正教会ですが、2004年のコソボ暴動の際に焼打ちにあうという残念な出来事も。しかし今でもその外観は保たれていて、多くの観光客が訪れます。
首都プリシュティナから約10キロメートル東に行ったところにあるのが、グラチャニツァ修道院。創立者のセルビア王ステファン・ウロシュ2世ミルティンの娘が、ビザンツ帝国に嫁いだことからビザンツ様式を取り入れた建造物になっています。こちらの教会のフレスコ画には聖書や聖人だけでなく、セルビア王家の家系も描かれているのだそう。
コソボの世界遺産「コソボの中世建造物群」をご紹介しました。今回ご紹介したほかにもたくさんの魅力的な建造物がありますので、ぜひ長期旅行の時にゆっくりと訪れてみてくださいね。
北海道在住の旅行大好きな30代女子です。
旅行では主に世界遺産や絶景スポット巡りをしています(*^_^*)
もちろん、ご当地グルメもはずせないポイントのひとつ♪
その中でもわたしのおススメなトコをアップしていきます☆
コソボ共和国はバルカン半島の内陸にある国です。髙い山々に囲まれた盆地に首都があり、風光明媚な国として知られています。本記事ではそんなコソボ共和国の気候や訪れる際の服装について紹介しましょう。
コソボ共和国はバルカン半島の内陸にある国です。髙い山々に囲まれた盆地に首都があり、風光明媚な国として知られています。本記事ではそんなコソボ共和国の気候や訪れる際の服装について紹介しましょう。