- 住所:
- 南松浦郡新上五島町友住郷638-1
- 電話番号:
- 095-846-4248
- アクセス:
- 上五島空港から徒歩で約16分
- 見学時間:
- 9:00~17:00
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五島列島にある上五島は、小さな島にたくさんの教会があることで知られています。その教会は自然に寄り添いながら、信者の厚い思いに支えられているものばかり。今回はそんな上五島の教会の中からレトロな作りで知られる教会を4つご紹介します。
1917年に建造された日本国内では珍しい石造りの教会。戦国時代、五島列島では多くのキリシタンが誕生しました。しかし禁教令によりおおっぴらにキリスト教を信仰することが途絶えてしまい、信仰を保っていた人々は潜伏することに。
しかし1700年代末期に五島列島各地の開墾がはじまり、無人島だった島々に潜伏キリシタンが渡っていきました。こちらの頭ヶ島もそんな島の1つです。
教会からはきれいな海原を見渡すことができます。教会の前にある墓地には頂に十字架をつけた墓石が。いろいろな土地からやってきた潜伏キリシタンの方たちの魂が、いまも故郷につながる海を見つめています。
1800年代末から上五島の教会の中でも中心的な存在になった青砂ヶ浦天主堂。いつごろからこの地域にキリシタンの方がいたかは不明ですが、1878年にははじめの教会が建っていたという話が伝わっています。
現在の教会は1910年建造のもので、レンガを信者が積みあげて作ったものです。
時代を経て美しく輝く木製の円柱が印象的。この円柱によって仕切られた内部には回廊と側廊がある伝統的な作りになっています。
漆喰塗りの壁にはめ込まれたステンドグラス。色鮮やかなガラスが外の光を通して美しい景色を作っています。入口の上部には円形のバラ窓もあり、見どころがたくさん。
2001年には国指定の重要文化財になっています。
海の水面に映る白い壁が印象的な中ノ浦教会。こちらの教会は1925年につくられた木製の教会で、入り口部分の尖塔がかわいらしいですね。
内部の壁も白く、天井の淡いピンクとのコンビネーションが優しい雰囲気。天井近くには五島列島特有の椿が描かれています。こちらは明治時代初頭に激しい迫害にあったこの地域の信者のために、一番美しい教会にしたいという気持ちによるもの。
こちらは敷地内にあるルルド。ルルドとは本来フランス南部にある村の名前で、そこの泉にマリア様が出現されその泉に巡礼すると病気が治るといわれています。そのルルドの泉になぞらえてマリア様の像が置かれたルルドをもっている教会が多くあり、中ノ浦教会のものも有名です。
1916年建造の大曽教会はレンガ造りの重厚な建物。レンガの色や凹凸を使って装飾をしているこちらの教会は、重層屋根構造と呼ばれるスタイルで造られています。
内部は青砂ヶ浦天主堂と同じ木製の円柱をもちいた構造。アーチが美しいリブヴォールト天井やステンドグラスを使った窓は教会らしい印象ですね。
上五島のレトロな教会を4つご紹介しました。どちらも美しい景色の中にとけこむような建物ばかりでしたね。今回ご紹介した教会は現在も信者の方たちの信仰と祈りの場です。観光で訪れるとはいえ、教会の中で大きな声をだしたり、周囲の配慮なしに写真を撮影したりすることは避けるようにしましょう。マナーを守って清らかな気持ちで教会巡りをしてくださいね。
北海道在住の旅行大好きな30代女子です。
旅行では主に世界遺産や絶景スポット巡りをしています(*^_^*)
もちろん、ご当地グルメもはずせないポイントのひとつ♪
その中でもわたしのおススメなトコをアップしていきます☆
長崎県の西に浮かぶ五島列島は、小さいながら多くの独特の文化を持っており、自然は美しく食べ物はおいしい、旅行者にとってはとても魅力的な島です。端から端まで楽しめるよう、五島列島の旅のポイントをご紹介したいと思います。
長崎県の西に浮かぶ五島列島は、小さいながら多くの独特の文化を持っており、自然は美しく食べ物はおいしい、旅行者にとってはとても魅力的な島です。端から端まで楽しめるよう、五島列島の旅のポイントをご紹介したいと思います。