ミャンマー・マンダレーの見どころ観光スポット５選

ミャンマー最後の王朝であるコンバウン朝に建てられた王宮です。敷地は正方形の形をしていて、周りは城壁で囲まれています。1885年にイギリス軍に占領された後は、彼らの軍の施設として利用されました。その後、第二次世界大戦が起こり、日本軍とイギリス軍の戦いにより、建物が焼失。一部は復元されましたが、まだ当時のままの状態を保っているところもあります。

堀に囲まれているため、現在は敷地内に入る場合は、軍の許可がいります。また、中に入れても一部のエリアしか見学できないそうです。でも、堀の外から見ても美しい建物で、周辺は地元の人達の憩いの場になっています。日が沈むころになると、若いカップルなどがデートを楽しんだり、家族連れが子供達と遊んだりする光景を見かけます。

マンダレーエリアにある最大級の寺院です。1784年に、コンバウン朝のボードーパヤー王によって建立されました。この年数をみても、他の寺院と比べて古いことがわかります。この寺院が有名なのは、ただ規模が大きいだけでなく、この寺院の中には、素晴らしい黄金の仏像が展示されているためです。

仏像の高さは4メートル。こちらの像は、元々はブロンズ製でできていました。ところが、それを長い年月を掛けて参拝者らの手によって、金箔が貼られていった結果、今の姿へと変わってきました。自分の体の悪い場所をこの像で触ると、良くなるというジンクスもあるそうです。ちなみに、女性は像の近くに行くことはできませんので注意してくださいね。

ミャンマーの寺院というと、結構派手な装飾がされていることが多いですが、こちらの寺院は赤色と黒色を基調としています。また、チーク材を使った寺院ということで、135年前に建てられている割には比較的保存状態が良いです。元々は、王宮付近に建てられていたそうですが、後に現在の場所に移転したそうです。

中に入ると、ミャンマースタイルの建築工法で造られた彫刻が多数あります。また、立派な仏像も安置されています。この寺院は、日本からだけでなく、海外からも多くの観光客が訪れる人気スポットです。ミャンマーを代表する寺院の一つでもあるので、マンダレーに行ったら、ぜひこちらの寺院も訪れてみましょう。

こちらは、高価なチーク材の見事な彫刻で飾られた木造寺院です。100年以上も前に、裕福な中国人商人が寄付して建てられた寺院だと言われています。ミャンマーでは、有数の木造建築式建物の1つですが、長年雨や風にあたっているため、寺院の外部に掘られた彫刻の状態はあまり良いとはいえませんが、見る価値はあります。

現在、この寺院には実際に僧侶達が生活しています。そのため、敷地内を歩いていると、修行増に出会うこともあります。ちなみにこちらの寺院に入る際ですが、神聖な場所とされていることもあり、靴を脱いで入ることになります。真夏の時期には40度近い気温になるので、真夏の日中の時間は少し避けたほうが良いかもしれません。

王宮の近くにある市場です。観光客向けというより、ローカルの人達向けの市場で、外には色々な果物や野菜、魚、肉、スパイスなど、建物の中に入ると、衣類がたくさん売られています。また、ミャンマーの民族衣装や民族衣装をアレンジした衣服なども売っていて、お土産用に買った後にサイズ直しなどもしてくれます。

また、このゼージョー・マーケットの近くに、ちょっと周辺とは違った雰囲気の大きな時計台があります。これは、1903年にビクトリア女王のダイアモンド式典の際に記念として建てられました。もし、市場へ行きたいけど道に迷った時には、この時計台を目印にして探すといいかもしれません。市場を訪れる観光客達が記念に写真を撮っていくこともあります。

今回は、マンダレーにある歴史的なスポットを中心に紹介してみましたがいかがでしたか？また、マンダレーを訪れたらぜひ立ち寄っていただきたいマーケットも紹介しました。ミャンマーの現在の首都、ネピドーは現在開発が進んだ都市になっているので、歴史の残るマンダレーではまた違った楽しみ方ができると思います。。ぜひ、マンダレーで、ミャンマーの歴史を体感してみませんか？