【佐賀】有明海・鹿島で楽しめる体験4選！大人も子供も泥んこになって遊ぼう！

佐賀県の南部に位置する鹿島市は、日本で最大級の干潟がある有明海に面した風光明媚な土地。その鹿島市の道の駅である「道の駅・鹿島」は、鹿島市役所から国道207号線を南に下って行った場所にあります。

もともとは物産館として1987年にオープンした施設で、その後干潟展望館や農産物直売所を増設していき、1994年に佐賀県内ではじめての道の駅として登録されます。この道の駅・鹿島では、珍しい体験を行うことができるんですよ。

それが「鹿島ガタリンピック」体験。ガタリンピックとは干潟の「ガタ」にオリンピックを組み合わせた造語で、町おこしの一環として1985年から行われているイベントです。この鹿島ガタリンピックの会場が、道の駅・鹿島のすぐそばにあるのです。

「むつかけ」とは、有明海に生息しているものがとくに有名な干潟の上に生息する魚、ムツゴロウを獲るための漁法のこと。この漁法を使えるむつかけ師は数名しかいないそうですが、そのむつかけ師に弟子入りをする体験がむつかけ体験なのです。

むつかけ体験には、ムツゴロウに針をかけるむつかけ漁法のレッスンのほか、干潟を移動するための道具、ガタスキーのレッスンがあります。レッスン料には用具のレンタル料のほか、シャワーなどの施設使用料も含まれていますよ。

棚じぶは20～30メートル沖合に小屋を建て、その小屋の中であらかじめ沈めておいたジブという網にかかった魚をすくう漁法のことです。小屋の中で実際にジブを自分で仕掛け、魚を獲るんですよ。

魚がかかった網を素早く海から上げなくてはならないので、体力と魚を待つ忍耐力が必要です。また魚が取れるかどうかは運次第ですが、時期によってコノシロやウナギ、エツ、ボラなどさまざまな魚が獲れます。

干潟体験コースは、泥んこになって有明海の干潟が体験できるコース。むつかけ体験のガタスキーを使ったものやフリスビーで遊べるガタスビー、乗ったり滑ったりできるボードなどのメニューが用意されています。

ミニガタリンピックは、実際にガタリンピックで行われている3種類の競技を競う体験です。運動会方式で行われる体験で、競技は個人別やチーム別で競います。上位に入賞するとメダルや表彰状が授与される本格的なもので、団体参加の修学旅行や社員研修などに人気があります。

競技はガタスキーを使った「人間むつごろうガタスキー競争」か「むつかけ疑似体験」、「潟上綱引き」「潟フライ競争」の3種目。競技の前には有明海の干潟についての知識が学べる講義もありますよ。

道の駅・鹿島で体験できる干潟体験についてお届けしました。泥まみれになって遊べる体験はなかなかできないもの。大人になると尚更そうではないでしょうか。鹿島市を訪れたら、子どもに帰って楽しんでみてくださいね。