サウジアラビアはアラビア半島にある大きな国です。その国土のほとんどが砂漠で、非常に暑く乾燥した気候となっています。ここではそんなサウジアラビアの気候と服装について紹介しましょう。
サウジアラビアは砂漠の国。猛烈な暑さと乾燥した気候のイメージがありますが、国土の広いサウジアラビアは地域によって差があります。
紅海に面したジッダは一年を通して高温多湿で、季節による気温の変化はありません。最低気温は30℃、最高気温は40℃で、時には地表温度が50℃を超えることもあります。年間を通じて湿度が高く、特に夏場は90%を超すこともあり、たいへん蒸し暑くなります。
ジッダでは一年間で10日ほどしか雨が降らず、降水量が極端に少なくないのが特徴です。ただし、最近は世界的な気候の変化で冬に豪雨に見舞われることもあります。
サウジアラビアの首都リヤドは、アラビア半島のほぼ中央、内陸部にあります。大陸性の乾燥性の気候で、一日の寒暖差が大きいのが特徴です。夏季には日中の気温が45℃を超えることもありますが、その一方で夜は気温が20℃前後と下がり、過ごしやすくなります。
12月~2月の冬季は、平均気温が20℃前後となります。この時期は夜間の気温が10℃近くまで下がることもあり、厚い上着が必要です。
また5月~6月にかえては砂嵐が多く、1カ月のうち20日間も砂嵐で覆われることがあります。降水量は極端に少ないのですが、リヤドでも世界的な気候の変化で冬季に集中豪雨に見舞われることがあります。
サウジアラビアでは、外国人や旅行者でも女性は「アバヤ」という黒衣を身につけることが義務付けられています。アバヤの長さはくるぶしが見えないことが基本。また、「ヒジャブ」というスカーフで頭を覆い、髪の毛が見えないようにします。
アバヤを着ないで街を歩いた場合には、宗教警察に連行される可能性もあるので十分に気を付けてください。アバヤは飛行機が空港に着陸した時点から着用する必要があります。アバヤの下は、Tシャツやジーパンなど好きな服装で構いません。
サウジアラビアの女性は、アバヤの中はおしゃれをしていることが多いようです。また、家の中や女性同士の席の場合は、アバヤを着なくてもいいようです。
男性は特に決まりはありませんが、短パンやランニングシャツなど肌を多く露出した服装は避けたほうがいいでしょう。また、ソープという男性用の民族衣装を着てもいいでしょう。
サウジアラビアは日差しが強いため、サングラスや帽子などがあるといいでしょう。また強い直射日光を避けるため、半袖よりは長袖のほうがおすすめです。朝夕は冷え込むことがあるので、ジャケットやカーディガン、ウィンドブレーカーなどの上着が必要です。
サウジアラビアはなかなか旅行で訪れることができませんが、もしも機会があったらルールを守って楽しい旅にしてください。アバヤやヒジャブは基本的に黒ですが、豪華な刺しゅうが施されているものや、家庭用に色鮮やかなものも売られています。見比べてみるのも楽しいですね。
いろいろな土地の魅力をお伝えできたらと思います。よろしくお願いします!
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