イクラやキャビアが好き？ならばアルメニアの首都エレヴァンの市場に行ってみよう！

アルメニアは西アジアの一部であり、歴史的な背景からヨーロッパに属すると言われることもあります。周囲にはイランやトルコ、アゼルバイジャン、グルジアがあり、元々はソ連の一部分だった国です。そのため、それらの国独特の建築が目につきます。広場にドドーンとクリスマスツリーがあるように、アルメニアはキリスト教の国。ちなみにアルメニアは世界で初めてキリスト教を国教とした国としても有名です。

アルメニアは世界で最も古い文化を持っている国の一つとしても知られており、古い建築物も多く現存しています。。ちなみにエレヴァンの郊外にあるこのスルブ・ガヤネ教会は世界遺産に登録されている、貴重な建築です。

アルメニアのキリスト教建築は非常に独自性が高く、その特徴は教会の壁面を飾るレリーフの模様や文字などからも見て取れます。ちなみに、アルメニア語で使われるアルメニア文字は他のどの文字とも異なる字形をしており、どうやって作られたのかもよく分かっていないそうです。アルメニアは歴史好きな人や古い建築が好きな人にとって、かなり興味深い国だと思います。

こちらがエレヴァンの市場。左側はアルメニア語で右側はロシア語。おそらく市場と書いてあると思うのですが、どっちも読めませんね〜！

この市場、屋内と屋外があって、屋外はこんな感じで路上に店が出てるんです。これは鳥を生きたまま売っている、れっきとした鳥屋さん。お好みで、絞めて羽を取った状態にしてくれたり捌いてくれます。

鳥以外にも牛肉や豚肉も売ってます。しかし、これまたビックリ！

こちらは豚足ならぬ牛足！いや〜売り方が豪快ですね！！

そしてこちらは魚屋さん！水槽には鱒、ナマズなどの淡水魚がいました。アルメニアは内陸にある国なので海がなく、基本的に食卓に上がる魚といったら淡水魚なんです。

結構生きてる魚を取り扱ってます。水槽に入っていない魚もついさっきまで水の中にいたのか、ピチピチ生きてました！

そしてオススメなのがこちらのイクラとキャビア！黒いキャビアはチョウザメの卵です。しかし色に関して言うと、黒以外にも茶色やグレーなど様々な色があるそうです。肝心の味は、もちろん激ウマです！

通常我々が口にできるキャビアは外国に輸出するため(保存のため)に塩分が多く、本来のキャビアの美味しさが塩に負けちゃっているらしいのですが、現地で消費されるものは輸出者とは異なり保存を考えなくていいので、本来のキャビアの美味しさが味わえます！価格の方はちょっと(かなり？)高いのが玉に瑕ですが、それでも外国で売られている輸入物のキャビアよりはるかに安いです。

これがキャビアのお母さん、チョウザメです。大きくなると種類によっては体長3〜4m、体重300kgになるそうです。

でもこちらの鱒の卵は安くて美味しいです。鱒の卵はサケの卵よりやや小ぶりですが、美味しさは同レベルなんですよ！日本人としてはご飯が欲しくなるところですが、こちらではもっぱらパンと一緒に食べます。でもそれはそれで美味しいので是非試してみてほしいです！

いかがでしたか？アルメニアはまだあまり日本では知られていませんが、世界遺産もありますし魅力がたくさんある国。特にアルメニアの歴史と食は格別です。まずはエレヴァンの市場で美味しいイクラやキャビアを食べてみたり、アルメニアの人々の暮らしに触れてみませんか？