復興を応援しよう!女川・牡鹿半島のミュージアム&グルメスポット5選
3617views- 住所:
- 宮城県石巻市渡波字大森30番地2
- 営業時間:
- 09:30~16:00
- 電話番号:
- 0225-24-2210
- 定休日:
- 火曜日
- アクセス:
- 三陸自動車道石巻河南ICから車で25分、仙石線・石巻線石巻駅からバスで35分
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宮城県の女川・牡鹿半島といえば、2011年の東北大震災で大きな被害があったエリアの一つです。このエリアは、美味しい魚介類がとれる港町として有名です。今回は、そんなエリアでぜひ訪れたいミュージアムとグルメスポットを紹介したいと思います。
牡鹿半島の北西部にある、ミュージアム。今から約400年前、この地からスペイン国王およびローマ教皇のもとへ、外交使節が派遣されました。使節に選ばれたのは家臣支倉常長で、当時仙台藩内で建造された洋式帆船「サン・ファン・バウティスタ」で太平洋を渡りました。そして、7年後の1620年に、仙台へと戻ってきました。
このミュージアムには、彼らの歴史や功績をたたえる展示がされているほか、「サン・ファン・バウティスタ」の復元船、また、展望室やドッグ棟、野外広場、隣接して石巻市サン・ファン・バウティスタパークもあります。
震災の際に、復元船とドッグ棟が大きな被害を受けましたが、現在は修復して一般公開しています。
女川海で獲れた新鮮な魚介類を思う存分楽しめるレストランです。震災後、以前あったロケーションから新しいロケーションに移転し、現在も同じ経営者によってオープンしています。
お店の名前は、店主の先祖が女川町の「小乗浜」で代々漁師をしていたことから由来しているそうです。そのため、このお店で使われる魚介類は、鮮度が良いとの評判があります。
メニューには、多くの魚介類を扱った料理がありますが、うどんやラーメンといった麺料理もあります。おすすめは、特選海鮮丼と特選イクラ丼、そして、うに半丼。どれも、地元で獲れた魚介類がたくさん入っています。また、少し変わったメニューとして、メカブそばやクジラ刺身定食、また、単品料理には、ツブ刺やあら汁もあります。
カキの生産地として知られる石巻市。このスポットでは、そんな生産地だからこそ、毎朝水揚げされる新鮮で安全なカキがリーズナブルな価格でいただけます。しかも、美味しい!メニューも豊富で、焼き牡蠣や酒蒸し牡蠣は6個1000円から、牡蠣ごはんは800円です。他にもドリンクやアルコール類も豊富にそろえています。
1994年にオープンした、「マリンバル女川 おさかな市場 」。震災までは別の場所で運営していましたが、その後、現在の場所に移転して営業を開始しました。経営者は代々、水産関係の仕事をしていた家系で、魚を売ることを通じて社会に貢献できればという思いで、震災後の大変な中、再営業を決めたそうです。
このエリアではいろいろな魚が獲れます。その中でもおすすめは、ウニ、サンマ、シラス、そして毛ガニです。また、少し珍しいホヤもあります。ホヤは、東北地方でよく食べられる貝のようなもので、別名「海のパイナップル」とも呼ばれます。他にも、新鮮な魚介類の販売だけでなく、食事ができるスペースも設けられています。
魚介類が豊富に獲れるエリアだからこそ、美味しい蒲鉾のお店もあります。ご紹介するお店は蒲鉾本舗髙政。このお店では、新鮮で高品質の魚を仕入れ、熟練の職人たちの手によってすり身し、蒲鉾が作られます。代表となるかまぼこは「吉次」と「石持」という2種類の笹かまぼこです。それぞれの特徴として「吉次」にはそれほど焼き目を付けず上品な味わい、「石持」はしっかりと焼き目を付けて香ばしく、素材のうま味を感じられるようになっています。
2種類の笹かまぼこのほかにも、揚げかまぼこ、見た目がお寿司のようなデザインの御膳かまぼこ、一口サイズのプチかまごこなどの販売もしています。商品は店舗のほか、オンラインでも購入できます。
また、この場所は工場も併設しているため、希望者は工場見学、そして実際にかまぼこの手焼体験もできますよ。
いかがでしたか?今回は、宮城県の女川・牡鹿半島のおすすめスポットをいくつか紹介してみました。まだまだ街全体が完全に復興したわけではなく、今なお、修復作業は続いています。観光客が多く訪れることで、地元の人たちの生活を助けることができるかもしれません。みなさんも、今回紹介したスポットへぜひでかけてみませんか?
在住歴16年目を迎えたアメリカ在住ライター。今まで訪れた国は25カ国以上。まだまだ行きたい国が沢山!趣味はもちろん旅行!外国語や海外の文化や歴史を学ぶことが好きです!よろしくお願いします。